9月 23rd, 2024 by PureJyam
「ザ・ウォーカー」 2010
アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ兄弟監督、デンゼル・ワシントン主演、他にゲイリー・オールドマンも出演するSFアクション。
以前見た「フロム・ヘル」と同じ監督である。というか「フロム・ヘル」がわりとよかったので、同監督の他作品も見て見たくなったので買ったのだけどね。
近未来、最終戦争後の荒れ果てた地を西を目指して歩き続けるイーライ。しかしイーライが大切に運ぶ一冊の本は途中の町のボスがずっと探し続けていたものだった。
原題は「The Book of Eli」で、作中の一番の重要な品である主人公の持つ本のことだが、邦題はまぁ「イーライの本」じゃさすがに何の映画だかわからないので、作中で旅する人を指す「ザ・ウォーカー」にしたのだろう。もっともこっちでもなんだかわからないけど、「歩く人」の方がイメージはしやすいかも。
世界設定はよくあるやつだし、主人公もよくわからないけどやたらと強いというよくある感じ。銃だけでなくマチェーテみたいなのを振り回すところがかっこよい。
監督は、「フロム・ヘル」では19世紀末のロンドンの雰囲気をいい感じに描写していたが、今作でも荒廃した世界をセンスよく描いている。全体的に彩度を落とした雰囲気がなかなかにおしゃれだし、アクションシーンの見せ方もうまい。
キーとなるイーライの本のアイディアもまぁ面白かった。町のボス役のゲイリー・オールドマンもいい味だしている。ただやはりありきたりすぎるのが残念なんだよなぁ。
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9月 21st, 2024 by PureJyam
1作目と3作目はブルーレイが出ているのに、なぜか2作目だけ出ていないのでDVDを買った。
「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」 2005
以前見た「マーダー・ライド・ショー」シリーズの2作目。監督はロブ・ゾンビ、主演はシェリ・ムーン・ゾンビ、ビル・モーズリー、シド・ヘイグ。順番を間違えて3作目の「スリー・フロム・ヘル」の方を先に見てしまっていたが、まぁ気にするほどのストーリーの連続性はないので問題はなさそう。
3作目を見たときに1作目に比べて大分普通の映画になっていて、16年間の経験のせいかとも思ったのだが、既に2作目で普通の映画になっている。まぁ内容は普通ではないのだけど、1作目と比べると2年で随分変わったものだ。
邦題がクソ長いが、原題は前半部分の「The Devil’s Rejects」だけである。後ろに余計な「マーダー・ライド・ショー2」を付けるくらいならいっそ前半はいらないし、原題尊重したいというのなら前半だけでいいだろと思うし、何を考えたらこうなるのかさっぱりわからない。
3作目で脱獄する殺人一家の兄妹たちが、捕まるまでのお話になる。ただ今作ではまだピエロ役のシド・ヘイグが健在で、やはりこの人がいるのといないのとでは大分印象が変わる。そう考えると3作目を作る必要があったのかどうかという疑問も浮かばなくもないが、あっちはあっちでまぁまぁ面白かったのでよしとしましょうか。
兄妹とピエロは無慈悲な殺人を行う狩る側の立場なはずなのだが、今作では警察側の保安官が闇落ちするという意外な展開で、狩られる側に回ってしまう構図が面白い。ラストはまるでアメリカンニューシネマみたいなシチュエーションで、なんか感動的に終わるのだが、いや、お前ら罪のない人たちにさんざんひどいことしてきた凶悪犯だよねとつっこみたくなる。
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9月 19th, 2024 by PureJyam
ブルーレイが出ているのを見かけて買おうかどうしようか迷っていたら、はからずもケーブルテレビでの放映があったので、そっちで録画してしまった。
「リバー、流れないでよ」 2023
ヨーロッパ企画による長編映画第二弾である。前作「ドロステのはてで僕ら」から引き続き監督は山口惇太、脚本上田誠、主演は藤谷理子となっている。
京都・貴船にある旅館の従業員のミコトは、いつもと同じように働いている最中、どうやら時間が繰り返しているのではないかという違和感を憶える。そしてそれは彼女だけではなかった。
時間物SFには定評のある上田誠の脚本は本作でも冴えていて、2分間をループし続けるという設定なのだが、意識は継続しているという、シュタインズ・ゲートで言うと全員が岡部倫太郎のようにリーディング・シュタイナーを使えるような感じになっている。なので、話をしている最中にループしてしまうとお互いに場所は初期位置に戻るが、話の内容は憶えているのである。この設定がほんと秀逸で、これがあるために大体90分くらいの本編中このループを30回以上繰り返すのだが、ループしているにもかかわらず、全く先の展開が読めないのだ。普通、ループ物は主人公のみがループを認識していて、それを脱するために奮闘するみたいな展開が多いのだが、全員が認識することで、ループしているにもかかわらず話自体は連続している奇妙な状況を生み出しているのが素晴らしく面白い。伏線の張り方から登場人物の設定まで、とにかく脚本がうますぎる。
「ドロステのはてで僕らは」のときは、全編1カットという離れ業をやっていたが、今作ではループする2分間についてのみ1カットで撮られている。ただそれを毎回1カットで撮っているわけで、解説によるとその毎回を2分きっかりに演技を終わらせる必要があって大変だったということだが、まぁ大変だよね。
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9月 16th, 2024 by PureJyam
とうとう38巻が発売。2年前の37巻発売時は4年ぶりだったが、今回は2年だったのでひとまず安堵である。冨樫先生の腰はどうやらまだあまり回復していないようなので、もう出してくれるだけでもありがたいという気持ちではあるものの、こちらもそれほど未来があるわけでもないので、あとは祈るだけだ。
前巻のときにも書いたが、新刊がでるとそれを読む前にそれまでのストーリーをおさらいしておく必要があって、今回も33巻あたりから読み直し始めたのはいいが、前巻からさらに2年経ったことで、もはや小さな字が読めないのである。
いつもはマンガはKindleで買っていて、iPadで読んでいるからあまり気にならないのだが、Hunter×Hunterは数少ない紙媒体購入の一つなのだよね。しかもジャンプコミックスは、そもそも小さいので、余計に読めない。
そこでついにKindle版も買いました。
読み直しの33巻から最新刊までの6巻分だけだが、もうどうしようもないので買うしかなかったのだ。上の写真の通り、やはり11インチはでかい。読むのも全然問題ないので、もっと早く買えばよかったと思うくらい。
多分次巻も紙とKindleで買うだろうな。Kindleだけにすればよいのかもしれないが、38巻まで紙媒体を買っているので、もはや引くに引けないのよね。
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9月 13th, 2024 by PureJyam
かねてより噂のあったPlayStation5 Proがとうとう発表されたわけだが、大方の予想を上回る119,980円(税込)という価格だったため、かなりの不評を呼んでいる。
直前に現行PS5の値上げがあってノーマルが約8万になったということで、Proはまぁ10万くらいか?と目されていたわけだが、まかさの12万じゃあねぇ。しかもProとか言いながらディスクドライブが付いていないデジタルエディションなので、そこにディスクドライブを付けるとさらに+11,980円というわけだ。もはや誰が買うんだというツッコミの嵐である。
ここまで来るとゲーミングPCとどっちがよいかという比較になってくるのだろうが、PCは予算次第で安くも高くもなるので、一概には比べられないわけで、まぁそうなると何に使うのかという個人的な理由にもよるよねとしか言えない
PS5もPS5Proもスペックから見れば恐らく妥当な価格設定ではあるのだろうけど、結局PS5のゲームしかできないという縛りがあるので、それを考えるとどうなんだろう。
グラフィックやフレームレートにこだわるような層は既にゲーミングPCとかを所持しているだろうし、Proをどういう人間が買うのかいまひとつ想像できないんだよね。SONYもProが売れるとは思ってないんじゃないのかね。だからこそのこの価格付けという気がしないでもない。
大体ゲーム機は今まで、何年か経つと値下がりするというのが恒例だった。数が出れば量産効果とか技術の進歩で生産コストは下がるものだったからだ。それがPS5は今までにも値上げしてきていて今回のノーマルの値上げと高額なProの発売で、ゲーム機というものの存在意義そのものも危うくなったような気がする。
前にも書いたが、あとは任天堂がどう出るか次第だよね。やはりゲーム機というのは、高くても5万くらいが妥当なせんだよなぁ。もっともそれは貧乏人の考えであって、そもそもProのターゲットは10万程度ははした金という富裕層なのだろうけどね。
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9月 10th, 2024 by PureJyam
毎年大体秋にやってるアップルイベントだが、今年ももちろんあって、iPhone16等々が発表された。9/20から発売らしい。
まぁここ最近のアップルらしく驚くような新機能はなく、普通にアップグレードされただけだけどね。ぱっと見カメラの位置が変わっていて、今までは斜めに配置されていたものが、縦並びになってまるでAndroid端末のようだ。それとカメラコントロールというボタンが新しく追加されたらしい。単に押すだけのボタンでなく、タッチ操作でスライドも可能なようで、横持ちにしてカメラを撮るときに簡単にズームなんかができるようになっている。
それとレンズが縦並びになったことで、今まではiPhone15Proとかのハイエンド機でしかできなかった3D撮影もできるようになったらしい。いまさら3D撮影にこだわったのは、多分AppleVisionが発売されたからだろう。AppleVision用のコンテンツがiPhoneで簡単に撮れますよと言いたいわけだ。そのためにレンズ配置まで変更したということかね。
今回の発表ではそろそろiPad miniの新型が来るという予想もされていたのだが、それは含まれていなかった。現iPad miniが出たのは2021年で、もう3年も経っているので、そろそろ出てもおかしくはないのだけどねぇ。前回はiPhone13と一緒に発表されたのだが、iPad miniの方に全部話題を持ってかれてしまったので、今回は同時発表にしなかったという邪推もできるが、噂では10月くらいに発売があるのではとも言われているので、気になるところ。まぁ多分買うことはないけどね。
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9月 7th, 2024 by PureJyam
「キャノンボール 」 1981
前に見た「トランザム7000」と同じ、ハル・ニーダム監督、バート・レイノルズ主演のアクションコメディ。
アメリカ大陸横断レースであるキャノンボールに参加するのは、とんでもない連中ばかりだった。
主演はバート・レイノルズだが、オールスターキャストという感じでいろんな役者が出演している。個人的にわかる範囲でもロジャー・ムーア、ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ、サミー・ディヴィスJr、ディーン・マーチン、ファラ・フォーセット、ピーター・フォンダ等々。まぁピーター・フォンダは単なるカメオ出演だけどね。
ただ、そのせいかどうしてもそれぞれの役者の出演時間を確保するために、シーンの細切れ感が強く、肝心のレースの描写が少ないのが残念。
アクションシーンは一見多彩だが、ほとんどが役者の紹介シーンに関わるもので、ストーリー上の必然性がないものも多い。ただ、キャラクター中心のコメディ映画として見る分には面白い。
当時、まだ007現役だったロジャー・ムーアが役名そのままで007パロディをやっているのが、なんかすごい。ジャッキー・チェンとマイケル・ホイのコンビは何故か日本人という設定らしい。
今作は吹き替えもオールスターという感じで、広川太一郎、富田耕生、石丸博也、内海賢二、羽佐間道夫、小原乃梨子等々有名声優が担当していてやはり吹き替えで見るのがオススメ。
特にロジャー・ムーアとマイケル・ホイの吹き替えをやっている広川太一郎の演じ分けがすごいのと、「トランザム7000」の保安官役が絶品だった富田耕生が今作でもバート・レイノルズの相棒役でいい味を出しているのがよい。
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9月 5th, 2024 by PureJyam
注文していたPSVR2をPCに接続できるアダプターが届いた。写真で見るとちょっと大きいような感じもするが、実物はわりと小さくてぎりぎり手のひらに収まるくらいだ。
なので、久しぶりにPSVR2を引っ張り出してまずはPS5に繋げてみる。せっかく買ったので、ゲーム以外でも使えないだろうかと考えて、ブルーレイを再生してみた。まぁPS5本体に再生機能があるのでPSVR2を繋げてからPS5にブルーレイを入れればそれで再生開始。このくらいであれば手間はない。
とりあえずお試しにということで、短めのガルパン最終章4話を見る。
やはり没入感は高いし、感覚的な画面サイズも大きいので、観賞用の機器としては悪くない。しかしだ、どうしても顔面に装着している煩わしさが気持ち悪い。1時間ない程度のガルパンなら許容範囲だが、2時間これを付けているというのはなんとも厳しいかなぁ。
PCへの接続は結構めんどくさい。PS5であればUSBケーブルを一本させばよいだけだが、PCの場合、そのUSBケーブルをまずアダプターに刺し、アダプターのケーブルをPCに刺す。そしてPCのグラフィックボードからディスプレイポートケーブルでアダプターに繋げるのだ。極めつけはアダプターに電源が必要なので、ACアダプターを付けなければならない。これがうざい。あと、PC側で無料のPSVR2アプリをSteam経由でインストールしておく必要もある。
繋がってしまえば、普通にSteamVRから使える。以前MetaQuestをPCに繋げたこともあるが、やはりそれよりも画面は鮮明だし何と言ってもMetaQuestよりも軽いのがよい。
ただ、PCにVRゲームがほとんど入ってないので、ゲームをしようとすると買わなきゃならないのだけどね。
まぁ使うかどうかはさておき、使い道が増えたというのは喜ばしいことではある。
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9月 2nd, 2024 by PureJyam
「ケルベロス-地獄の番犬」1991
監督は押井守。主演は千葉繁である。今作の4年前に公開された「紅い眼鏡/The Red Spectacles」の冒頭の脱出後、本編で帰国する前の話という位置付け。
かつて首都警警備部特機隊ケルベロスで都々目紅一の部下であった乾は、彼を追って台湾に入国する。そこで出会った少女と共に都々目を探すことになるが・・・。
冒頭と終盤こそプロテクトギアの出番があるものの、本編のほとんどは台湾の風景を繋げただけのものになっている。まぁ諸般の事情があった末に、監督が趣味に走ったということらしいが、結局のところ自主製作映画みたいな感じのものが出来上がってしまっている。
アニメでは、素晴らしく計算されたレイアウトで画面を構成している押井守監督も実写となるとなんとも微妙になってしまうのは不思議である。
話の筋からして本当なら元ケルベロスの大男と小柄な謎めいた少女のロードムービー的なものになって、二人のやりとりこそが要になるところなのだが、そういったものはほぼほぼなく、単に台湾ロケでよい絵が撮れたからとりあえず繋いでみたというようなシーンが続くだけだ。それが求めた表現であったのかもしれないが、あまり伝わってこない。ただ雰囲気的には1960年代から1970年代のピンク映画に擬態した殺し屋映画からエロ要素を抜き取ったような感じと言えなくもない。
少なくとも前作の「紅い眼鏡」は癖が強かったもののいかにも押井監督が撮った映画という風にはなっていたのに比べると大分方向性は変わった気がする。
公開当時かなりの酷評だったらしいが、でしょうねとしかいいようがない。
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8月 31st, 2024 by PureJyam
発売されてからもうずいぶん経つが、ようやく購入。まぁセールで3,000円を切っていたので、ここらが買い時であろうということだ。「エルデンリングDLC」は終ってはいないものの、とりあえず置いておいて次に予定しているゲームは、Switchの「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」なのだが、発売が9/26ということで、まだ1か月ほど先だ。それまでの繋ぎには丁度いいかなぁというところ。
そもそも評判は悪くなかったが、やってみた感じかなり面白い。ハリーポッター自体は2作目までしか見てないのであまり知識はないのだが、ホグワーツの作り込みは細かく映画で見たような場所がよく再現されているし、クエストも豊富で魔法学校の生徒として生活している感もよく出ている。
オープンワールドではあるが、エリアはそこまで広くないように見えるが、まだ序盤で行ってないところも多いので、だんだん広がっていくのかもしれない。
最近やったオープンワールドのゲームの中ではメインストーリーがちゃんとしていて面白い。どこまで最近と見なすかというのもあるが、「エルデンリング」はストーリーは雰囲気だし、その前の「ドラゴンズドグマ2」はなんとも中途半端だったからね。さらにさかのぼると「サイバーパンク2077 DLC」は悪くなかったか。「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ キングダム」はまぁ別格。
ただ、全体のボリュームがどうなるかはいまのところまだわからないので、終わったときにどう思うのかというところが気になるけどね。
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