ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ボルサリーノ

5月 16th, 2022 by PureJyam

別々に書こうと思ったが、やはりこの2作は一緒でないとね、ということで今回は2本。

「ボルサリーノ」 1970
フランスの2大俳優ジャン・ポール・ベルモンドとアラン・ドロンの唯一の共演作。1930年代のマルセイユで出会った2人のチンピラが裏世界でのし上がっていく様を描くギャング映画だ。
ブルーレイは絶版になっているらしく中古で買った。しかもあまり安くなっていない。デジタル・リマスターと謳っているわりに画質はよくなくて、DVDと言われてもわからないくらい。山田康雄、野沢那智の黄金コンビでの吹き替えが収録されているのが唯一の救いだ。やはり山田ベルモンドと野沢ドロンは素晴らしい。それと名曲中の名曲の軽快なテーマ曲がたまらない。
確か最初のテレビ放映時に見ている。とはいえ内容はほぼ記憶にない。ただこのときはじめてベルモンドを見て、ファンになったのだった。
ギャング映画だがどちらかというと雰囲気は明るい。ベルモンドのキャラがいい感じに緊張をほぐしている感じ。ドロンだけだとどうしても画面が暗いんだよね。2人の共演というだけで絵にはなるが、ストーリーはいまひとつで、のし上がっていく過程が雑。ボスを殺ればそれでOKってわけじゃないでしょとツッコミたくなる。そのわりにどうでもよいことに尺を割いていて、バランスが悪く全体としても長い。それとやはりラストは蛇足っぽいなぁ。わたしがベルモンド贔屓だからかもしれんけどね。
一説によると、撮影途中で仲たがいしたためああいうことになったとか・・・

「ボルサリーノ2」 1974
前作の純粋なる続編。恐らく前作の数日後から始まるのだが、テーマ曲が象徴する前作の軽快な雰囲気から一転して、基本的にずっと暗い。マルセイユを狙うイタリア系マフィアとの血で血を洗う抗争を描いていて、銃撃戦も多い。ただラストだけは前作とうって変わってドロンの満面の笑みで終わるところが面白い。
興行的にはあまりパッとしなかったらしいが、個人的にはきらいじゃない。ベルモンドが出ていないのは仕方ないが、ドロンの冷徹な雰囲気にマッチしたストーリーではある。
あと、わたしが好きなのは、ドロンの子分のフェルナンドの存在。髪の薄いちょっと顔の長い男なのだけど、前作の冒頭からずっとドロンのそばにいる。前作ではセリフもほとんどなくて影が薄いが、今作では精神病院に幽閉されたドロンを救い出したりと、少しだけ活躍の場があるのだ。敵に捕まり錘を付けられて海に捨てられてもしぶとく脱出し、ドロンを救おうとするところがとても印象深い。もちろんベルモンドの代わりとなるような立ち位置では全然ないのだけど、そのいかにも子分然とした風貌がなかなかにいい味を出している。
こちらはブルーレイが普通に出ているが、廉価版でもないのに吹き替えは付いてない。ただテレビ放映時も吹き替えは野沢さんではなかったようなので、収録する価値もないと判断されたのかもしれない。

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デンジャラス・プリズン

5月 14th, 2022 by PureJyam

シン・ウルトラマン」が公開され、ネットの評判を見る限り、出来は悪くはなさそうである。ちょっと見てみたい気もしてきたが、こういう場合大抵見に行けないパターンが多いので、まぁブルーレイが出たら買おうかな。

「デンジャラス・プリズン」 2017
監督も役者も全く聞いたことがない。いわゆるB級バイオレンスアクションといった映画。
麻薬取引現場でのトラブルで刑務所に送られた元ボクサーで運び屋のブラッドリーは、取引相手の組織に妊娠中の奥さんを人質に取られ、刑務所の特別監房にいる男を殺すように命じられる。そのため彼は奥さんと子供のため、絶望的な戦いを始めることになる。
133分と長い尺だが、本番のアクションが始まるのは大体半分くらいのところからである。前半は主人公がリストラされ、運び屋になって刑務所に送られるところまでを描写している。この手の映画だとそのあたりはそこそこ端折って早々にアクションパートに入ってしまうパターンが多いが、そこをわりと丁寧に描くことで、主人公の家族への思いを印象付けている。それによって後半の過激な暴力もまぁ仕方ないよねと思わせる効果がある気がする。
アクションはそこそこ過激であり、相手の腕をへし折るのも文字通りへし折ってしまったり、頭を踏み潰したりと痛々しい。主演のヴィンス・ヴォーンはコメディ系の人らしいが、スキンヘッドで強面だが、目に優しさと強い意志が感じられる主人公によく合っている。
面白いが、やはり前半はもうちょい短くしてもよかった気がしないでもない。
特典のインタビューを見ていたら、この監督の前作が「トマホーク ガンマンvs食人族」というタイトルということで、なんだかとても気になる。

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ゲーム

5月 12th, 2022 by PureJyam

「エルデンリング」が終わったので、「Horizon Forbidden West」に戻ろうと思ったのだが、「エルデンリング」で燃え尽きてしまって、いまひとつゲームをやる気分にならない。困ったものである。だがまぁそのせいで、ここのところ順調にブルーレイの未見が減ってきていてるとも言えるわけで、それはそれで嬉しい限りだ。

「ゲーム」 1997
監督は「ファイトクラブ」「ドラゴン・タトゥーの女」のデヴィッド・フィンチャー。主演はマイケル・ダグラスのサスペンス。
マイケルは48歳の誕生日プレゼントとして、弟のショーン・ペンから、CRSという会社が主催するあるゲームへの招待を受ける。しかしその会社を訪れた直後から彼の周囲で不審な出来事が起こり始めた・・・
というこの映画のキモは、自分が巻き込まれた状況がゲームなのかゲームをダシにした陰謀なのかがわからなくなってくるマイケル・ダグラスの混乱とその以外な真相なわけだが、見ている側としてはある意味どっちでもよくて、それがゲームだったとしても陰謀だったとしても結局なるほどねという感想しか浮かばないので、あまり意外性がない。観客が思ってもみなかったような結末にはなってないわけで。AなのかBなのかで、実はAでしたと言われてもねぇ。そこはCでしたというオチを付けないと意外には思わない。実は最後にもうひとひねりあるんじゃないかと期待したのだけど、それもなかったので、さらにフーンという感じ。ドラマとしてはマイケル・ダグラスが混乱してゆく過程は面白いのだけどね。
ただ、個人的な要因として、かなり前にテレビ放映されたときに少しだけ見ていて。まぁ全部を通して見たのではなく、たまたまチャンネルを合わせた後半のあるシーンのみ見ただけなのだが、ただそれはラスト近くのある意味ネタバレを微妙に含んでいる重要なシーンっぽかったので、そのことを記憶していたせいで、意外性が薄れてしまった可能性は否定できない。
付属の冊子に上映当時の雑誌の記事が載っていて、そこに評論家の批評もあるのだけど、割と辛口であまり褒めてない。こんなん載せていいのかって感じで逆に面白かった。

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パプリカ その2

5月 10th, 2022 by PureJyam

「パプリカ」 2006
いわずとしれた今敏監督の代表作。12年前、監督が亡くなったときの追悼としてケーブルテレビで放映されたときに見て以来である。
他人の夢に入ることのできるDCミニという画期的機械の試作品を使って心理治療を行っているパプリカこと研究員の千葉敦子は、DCミニが盗まれたことで、その行方を追うが・・
原作は筒井康隆だが、読んだことはない。前回見たときは若干説明不足かなみたいにも書いたが、今回は初見ではないからかもしれないが、ストーリーとしてはさほど複雑ではないので、説明自体はそんなに必要ないのかなという感じだった。ただ、犯人側の心理はいまひとつわかりにくい。
パーフェクトブルー」のような不気味さはなく、夢と現実が混ざり合ってゆくイメージがより具体的な描かれていることもあって、どちらかというとコミカルな雰囲気でもある。
前回は多分SD画質で見たからか、もっと高画質で見たいということも書いているが、確かに高画質での夢の描写はよりインパクトがあって素晴らしい。
それにしても平沢進の音楽が映像にマッチしすぎていて、ほんと鳥肌たつわ。
北米版を買ったのだが、強制的に英語字幕が入るわけでもなく、特典で日本語のメイキングも入っていてとてもよかった。

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DUNE 砂の惑星

5月 8th, 2022 by PureJyam

「DUNE 砂の惑星」 2021
かつてデビッド・リンチ監督により映画されていて、それは確かテレビ放映時に見ているはずなのだが、その内容は全く記憶にない。原作も知ってはいるが読んだことはなく、ほぼ白紙の状態での鑑賞である。
多分そこそこ金はかかっている壮大なSF大作なのだろうが、印象はひどく地味だ。
はるか未来、人間はその版図を広げ、銀河帝国を築いている。星々は貴族によって支配されており、その中のひとつ惑星アラキスは貴重な資源スパイスが採取可能な砂の惑星だった。長くその地を支配していたハルコネン家に代わり、皇帝の命により支配を任じられたアトレイデス家は否応もなくそこに移ってくるのだが・・
人間による帝国なので宇宙人は出てこない。ロボット技術は発展しなかったようで、機械的、有機的な人口生命は出てこない。メイン舞台は砂の惑星なので、宇宙もほぼ出てこない。きらびやかな未来都市もなく、貨物船のような宇宙船は出るものの、高速で戦闘するような戦闘機も出てこない。戦いはあるが、光線銃的なものはなく、剣を振るう。剣もライトセーバーのような科学的なものではなく、普通の剣だ。まぁようするに、いわゆるSF的要素が非常に少ない映画なのだ。
ストーリーはまぁわかりやすいし、キャラクターの描写も悪くない。つまらなくはないのだが、続編ありきで長い原作の一部のみしか描かれていないので、中途半端感はどうしようもない感じ。
リンチ版は興行的にあまり芳しくはなかったが、リンチ独特のセンスで描かれていおり、それはそれでカルト的人気が今でもあるようだ。
今作は全体的にそつなくまとまってはいるものの、SF的なセンスオブワンダーが全く感じられないのが残念。監督は「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。この人絵作りのセンスはとてもいいしうまい監督だとは思うのだけど、癖がないというか雰囲気がまっとうすぎるのだよね。
そういえば、主役のティモシー・シャラメという俳優さんは、「フレンチ・ディスパッチ」で学生運動のリーダーをやっていた人と同じだった。相変わらず全く気が付きませんでしたけど。

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ミラーマスク

5月 6th, 2022 by PureJyam

「ミラーマスク」 2006
個人的には監督も脚本も役者も全く知らないダークファンタジー。もっともわたしが知っていようがいまいが、作品の面白さには関係ないのだけどね。元は劇場公開用ではなく、DVD用Vシネマ的な感じのものらしい。アメリカでも限定的な公開で、日本では劇場未公開なのだけど、こうしてブルーレイが発売されているというのは、それなりに評価されているからなのだろうか。
父がサーカスの座長、母はそのスター。そして娘のヘレナもジャグリングで舞台に立っている。そんな生活に不満なヘレナは母と喧嘩してしまうが、その日母は病に倒れてしまう。そしてその手術が行われる日、ヘレナは不可思議な世界に迷いこんでしまう。という「不思議の国のアリス」っぽい物語。
異世界のイメージはなかなか面白いが、低予算のためか2000年代に入ってからの制作にもかかわらず1980年代の映画かと思うような微妙な合成なのが残念。
ストーリーはさほど悪くないと思うが、現実側と異世界側があまりリンクしてなくて、主人公がサーカスの娘である設定が生かされてない感じ。ただ異世界で相棒になる男のキャラの扱いは悪くないし、ラストもよい。
世界構築のセンスはよいし、決してつまらなくはないのだけど、なんか物足りなさを感じてしまうのだよね。

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フレンチ・ディスパッチ

5月 4th, 2022 by PureJyam

ゴールデンウイーク中にできるだけブルーレイを消化したいところ。

「フレンチ・ディスパッチ」 2021
ウェス・アンダーソン監督の新作。存在を全く気付かず、ネットでたまたま上映されているのを知った。で、ブルーレイの発売を待って早速買ってしまう。
フランスの架空の町で発行されている架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集長が急死し、最終号となった雑誌の内容をオムニバスで描く。
町の紹介、囚人の天才画家の描く絵の話、学生運動の話、料理の話と、個々のエピソードに関連はなく、それぞれの記事を書く編集者が語り部となる。
まぁなんというか、もうまさにウェス・アンダーソンだよねという映画。監督得意の左右対称レイアウトがさらに強調され、アニメや演劇を取り込んだ軽妙な語り口がほんと好き。
囚人画家のモデルになる女看守がどうもどっかで見たことあるなと思ったら、「DEATH STRANDING」で主人公を助ける役で登場した人だった。というか、そもそもこないだ見た「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」でボンドの恋人役も同じだったんだよね。このレア・セドゥという女優さんの顔は結構好きなタイプなのだけど、髪型とかで雰囲気が全然変わってしまってさすが女優という感じ。ただ今までも「グランド・ブダペスト・ホテル」や「イングロリアス・バスターズ」とかにも出ていたのに、全く気付いていなったわけで、単に自分の認識力が低いだけだという気がしないでもない。

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DualSenseワイヤレスコントローラーその2

5月 2nd, 2022 by PureJyam

「エルデンリング」の2キャラ目は、53時間をかけてクリア。レベルも121と、1週目よりもかなり軽く終わった。これで全トロフィーをコンプリート。さすがにもう当面はやらなくてもいいかな。

で、コントローラーの調子がよくなかった件だけど、結局分解掃除することした。掃除というか、分解した上でアナログスティックのスイッチの接点に、接点復活スプレーというのを吹きかけてみた。ネットでいろいろ検索してみたところ、その接点復活スプレーを分解せずにスティックの隙間から吹きかけているような動画も見たが、それだと肝心な接点に全く届かず意味がないという。
上の分解写真でもわかるように、スティックの下半分のカップ状になった部分の中にスイッチがあるわけなので、確かにその上からスプレーしても意味はなさそうだ。かつ、スプレーの溶液が他の基盤にかかると腐食させてしまうこともあるらしく、極力スイッチの接点のみにかけるようにしないといけないらしい。

分解自体は、さほど難しくはない。分解している動画もいろいろ上がっているので、それを見ながらやれば簡単だ。一番の難所は上の写真のスティックが付いた基盤を裏返すためにそこに接続されているフラットケーブルを端子から外すところ。小さい上に4か所もあり、切れてしまわないかひやひやした。
終わったら再度組み立て直して、動作チェック。全てのスイッチがちゃんと動くことを確認して終了というわけだ。

少しの間使ってみたが、勝手に入力される現象は起こらなくなっていた。多分成功であろう。もっとももうしばらく使ってみないとまだ何とも言えないが、これで治ってくれれば一安心だ。

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リオの男

4月 30th, 2022 by PureJyam

以前、ジャン・ポール・ベルモンド傑作選のハードアクション編を買ったが、さらに傑作選2が発売されたので、買ってしまう。
これは「リオの男」「カトマンズの男」「アマゾンの男」の3本入りで、ド・ブロカ大活劇編と題されているやつ。若きベルモンドとフィリップ・ド・ブロカ監督と組んだ冒険アクションパックである。今回はその中から1本。

「リオの男」 1964
前から見たかったのだが、ブルーレイが多分絶版で全然売ってなくて買えなかった。今回ようやく視聴。
休暇でパリに戻った空軍兵士のベルモンドは恋人のアニエスに会いに行くが、彼女は考古学者の父の残したアマゾンの秘宝のカギを巡る陰謀に巻き込まれ、彼の目の前で何者かに拉致されてしまう。必死に彼女を追うベルモンドは、ブラジルのリオにまでたどり着く・・
とにかく最初から最後までベルモンドが飛び回る映画である。以前見た「恐怖に襲われた街」とかでも体当たりのアクションを見せてくれていたが、さらに若いときの作品ということもあり、まぁよく走ること。何も考えずに楽しめるまさにエンタメ映画だ。
ただ、後年の作品のようなガチムチな筋肉マンという感じでなく、いまひとつ頼りないひょろっとした色男というタイプなので、格闘になるとやられっぱなしで逃げの一手というのが逆に面白い。
あの手この手で拉致られた恋人にしつこく追いすがるところは、「インディ・ジョーンズ」を思わせるが、どうやらスピルバーグは、この作品から影響をうけているらしい。
山田康雄の吹き替えで見ると、軽い口調がほとんどルパン三世で、なんとも懐かしく思えた。恋人のアニエスがなんとも粗放で大胆でわがままな性格で、彼女に翻弄されるところもルパンぽい感じ。
この恋人の名前が、字幕や解説ではアニエスなのだが、吹き替えではなぜかアグネスになっていて意味がわからない。テレビで初放映された1973年ごろ、そういう名前のアイドルが大人気だったらしいが、無関係と思いたい。
なお、演じていたのは、フランソワーズ・ドルレアックという女優さんで、カトリーヌ・ドヌーヴのお姉さんだとか。

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処女ゲバゲバ

4月 27th, 2022 by PureJyam

「処女ゲバゲバ」 1969
以前、大和屋竺監督の「裏切りの季節」をみたが、今作は脚本のみで監督はピンク映画の巨匠と言われた若松孝二。モノクロ作品だが、一部カラーの部分もある。
それにしてもひどいタイトルである。ただそれは今の感覚で見るとであって、当時としては斬新なものだったのかもしれない。解説によると命名は大島渚らしい。
組織の女と駆け落ちしようとして捕まり、女と共にどことも知れぬ荒野に連れてこられた男。女は裸で十字架に貼り付けられ、男は殺される前に他の女を抱かせてやると言われてテントで始めるが、途中で相手を絞め殺し脱走を図る。しかし・・
まぁ濡れ場と裸の出てくるピンク映画なのだが、どちらかというとエロを隠れ蓑にした前衛映画といったところか。セリフは舞台劇のようだし、場所も見渡す限りの荒野で、セットは十字架のみということで、ほとんど演劇のようだ。
今ではピンク映画というジャンルそのものがほぼなくなってしまっているが、昔は場末の汚い映画館でよくわからないタイトルのピンク映画が上映されていたのものだ。そして中にはこういう尖った作品も作られていた。
いろいろ解釈はできる内容で、風刺物と言えばそうなのかもしれないが、面白いかと言われるとそれほどでもない。
ロケ地がとても日本とは思えない見渡す限りの荒野で、どうやら御殿場の自衛隊の演習場近辺らしいのだが、50年経った今でもこんな感じなのだろうか?

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