ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

サイバーパンク エッジランナーズ

9月 20th, 2022 by PureJyam

NETFLIXで配信が始まったと聞いて見たかったやつ。
以前やった「サイバーパンク2077」というゲームの世界観を元にアニメ化したもの。制作はあのTRIGGERで、監督は「キルラキル」の今石洋之。
いやぁもうすごいとしか感想が出てこない。まさにサイバーパンク2077の世界そのままで、かつまさにTRIGGERのアニメとして成立しているという奇跡のようなコラボ。
血と脳漿の飛び散る近未来の退廃都市ナイトシティの学生であるデイビッドは、事故で母親を亡くし途方に暮れるが、母の遺品の中に高性能の軍用サイバーウェアを見つけたことをきっかけに、血で血を洗うエッジランナーの世界に飲み込まれてゆくことになる。
そもそものサイバーパンク2077の世界が、巨大企業からストリートギャングまでの様々な勢力の入り乱れる殺伐とした世界なので、アニメの方も到底地上波では放映できないような血みどろのぐちゃぐちゃな表現を平然としてくる。もはやゲームよりも殺伐としているかもしれない。
ストーリーはゲームとは全く違うものなので、別にゲームをしていなくても問題なく楽しめるが、ゲームに出てきた、アラサカ、ミリテク、リパードク、アフターライフと言った聞きなれた言葉が出てくるだけでわくわくするので、やはりあらかじめゲームをしてからの方が3倍くらいは楽しめる。
ただ、やはりナイトシティで名をあげる男いや女もだがの常として、あまりハッピーな終わりが待っていないのは悲しい。
ちなみに上の写真の男がデイビッドで、目の色が変な女はヒロイン(個人的感想)のレベッカ。

Posted in お気に入り, アニメ | No Comments »

警部

9月 18th, 2022 by PureJyam

最初に買った「ジャン・ポール・ベルモンド傑作選」の最後の一本。

「警部」1979
やたらと地味な邦題。原題は「Flic ou Voyou」で、直訳すると「警官か悪党か」ということになり、こちらの方が内容そのままの表現ではある。
監督は以前見た「プロフェッショナル」と同じ人。
ベルモンドは警部ではあるが、正体を隠したまま地方の警察の警官と犯罪組織の繋がりを探る特命刑事みたいな感じ。やってることはメチャクチャで、犯罪組織や汚職警官相手なら撃ち殺すのを躊躇しないし、事務所に爆弾仕掛けるは、店に放火するはで、原題通り警官なのか悪党なのかもはやわからない。終盤の展開にいたっては、もはや法律とか完全無視という感じで、組織のボスに同情したくなる。
もっともどちらかというとコメディタッチで、描写が軽いのであまり深刻な事態にならないとこが、まぁエンタメ作品としてはいいんじゃないだろうか。
面白くないわけではないが、こういう映画ってアメリカ映画にはありがちだけど、それに比べるとなんというかからっとした雰囲気がなくて、なんとも微妙。

Posted in 映画 | No Comments »

TOKYO GAME SHOW 2022

9月 16th, 2022 by PureJyam

今年も東京ゲームショウの季節がやってきた。去年は、オンライン開催のみということだったが、今年は久しぶりにリアルに戻ったらしい。
サイトを見ると今年もVRコンテンツがあるようなのだが、対応機種がMeta Quest2しか記載されてなかったのであきらめた・・・
最近こんなんばっかになってきたな。もはや初代は忘れられた機種となり果てたようだ。

VRといえば、PSVR2の実機が展示されているらしい。ちゃんと遊べるようになっているとのことなので、ハードとしては完成しているのであろう。ただいまだに発売日も価格も未定のままなのだけどね。まぁ、本体のPS5の普及が今一つなので、ここで専用のPSVR2を出して大丈夫なのかという懸念があるといえばある。
しかし、発売されたら多分買うだろうなぁ。わたしはまだVRを捨てきれないのだよね。ハードもかなり進化しているみたいなので、予想としては6万~7万くらいかね。

TGSに合わせて新作発表とかいろいろあったが、個人的には「ゼルダの伝説」の新作の発売日が来年の5月12日に決まったのが一番のニュースか。正式名称も「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」というのが明らかになったが、なんかちょっと安っぽいというかゼルダっぽくないというか、なんか微妙にしっくりこない。
しかし、まだ半年以上先なのだよねー。多分あっという間のなだろうけど。

Posted in ゲーム, 日々雑記 | No Comments »

ネットワークHDD

9月 13th, 2022 by PureJyam

Mac miniにWindowsを入れて以降、使用するPCは完全にMac mini中心になり、大体8割以上はそっちを使っている。
メインPCは特段の理由がない限り立ち上げもしなくなってしまった。ただ、ゲームとかをしたい場合はMac miniが非力すぎるためメインPCでやらざるをえないので、そういうときだけは使うという感じ。

こんな風に2台のPCを切り替えて使っていると、どうしてもファイルを共有したくなることが度々ある。とりあえずUSBメモリーやらクラウドストレージやらでやり取りしていたものの、やはり不便なので、ネットワークHDDというのを導入してみた。
本当だったらNASを構築して本格的に運用するのが一番いいとは思うのだけど、いざやろうとすると、RAIDにしなきゃなぁとか容量も十分用意したいよねとか考え始めてしまい、構築費用が跳ね上がってしまうのだよね。
まぁ最低限のファイルの共有さえできればよいので、今回はNASを見送り、単にネットワークに接続できる外付けHDDを買った。
以前使っていたWifiルーターにはUSB機器の共有機能があって、そこにUSBメモリーでもさしておけば単純な共有はできたのだけど、今使っているルーターにはそれがないのだよね。それがあれば安上がりに済んだのだけどしょうがない。

1Tと2Tで値段がほぼ変わらなかったので、2Tの方を買ったが、はっきり言ってそんなに容量は必要なくて、完全にオーバースペックである。256GぐらいのSSDを共有するくらいが丁度よかったのだけど、そういう製品は見つけられなかった。まぁ需要はなさそうだしね。

Posted in パソコン, 小物 | No Comments »

Insta360 X3

9月 10th, 2022 by PureJyam

iPhone14の発表があったので、何か書こうと思ったのだけど、今回は特筆すべきことが何もなかったのでやめた。まぁ去年もiPhone関しては何もなかったのだけど、iPad mini6があったので、書くことがあったわけで、それすらなくなった今年は本当に何もなくなった。多分これからも大した話題は出てこないだろう。

で、Insta360 X3である。こないだ、Insta360 ONE RSという1インチセンサーを使ったやつが出たので、そっちが後継機だとばかり思っていたのだけど、違ったようだ。あくまで、あっちはアクションカメラ系のRSシリーズ360度オプションという位置づけらしい。
ただ、名前からONEが抜けてX3になったが、その意図はよくわからない。単に製品ラインの整理なのかなんなのか。
センサーは1/2インチになったらしいが、前機種では特に何も記されていなかったので、どの程度大きくなったのかは不明。動画のサイズは5760×2880の30fpsということで変わらないが、静止画については、6080×3040から11968×5984とかなりよくなった。
それと本体に2.29インチのでかめのディスプレイがついた。X2では丸っこい小さいディスプレイだったが、それと比べるとかなりの大きさ。タッチ可能なので、操作性はよさそうだ。

まぁ細かな機能アップはいろいろありそうだが、価格はX2と同じくらい。RSで2倍になったので、さすがに無理かと思っていたのだが、買い替えるにはぎりぎりのところか。
ただ、RSのときも書いたけど、まだ出番があまり期待できないので、当面様子見かね。そうこうしているとそのうちX4とかでそうだけど。

Posted in 小物, 映像制作, 物欲 | No Comments »

バルタザールどこへ行く

9月 8th, 2022 by PureJyam

「バルタザールどこへ行く」 1966
監督はロバート・ブレッソン、フランス・スウェーデン合作である。どんな映画か全くわからぬまま買ってしまう。まぁタイトル買いである。ただ、新品で買うにはちょっとリスクを感じる値段だったので、中古で買った。
原題は「バルタザールが行き当たりばったり」ということで、もし直訳だったら買ってなかっただろう。この邦題は素晴らしい。
主人公はロバである。ロバの名前がバルタザールであり、パッケージの少女マリーが名づけ親だ。彼女も主人公の一人ではある。
マリーが幼い頃一頭のロバをバルタザールと名づけ可愛がっていた。やがてバルタザールはいろいろな人たちの手から手へと渡るが、どこへ行っても過酷に労役させられる境遇が変わることはなかった。そして成長したマリーも含め彼を使役する人間たちもまた、愚かな選択を繰り返すのだった。
セリフは少なく、登場人物の関係や状況もわかりにくいが、バルタザールの目を通して運命に翻弄される人々を淡々と描写している感じは悪くない。
常に不安そうな目をしているマリー役のアンヌ・ヴィアゼムスキーがとても美しい。後年ジャン・リュック・ゴダールと結婚している。

Posted in 映画 | No Comments »

デス・プルーフ

9月 6th, 2022 by PureJyam

Amazonにはなかったので、楽天で見つけた新品を買おうとして注文したら、結局なくて店からキャンセルされてしまった。しょうがないので、中古で購入。

「デス・プルーフ」 2007
以前見た「プラネット・テラー」と共に「グラインドハウス」に収録されている完成品映画。こちらはクエンティン・タランティーノが監督した方のやつ。
デス・プルーフ(耐死仕様)に改造された車で、元スタントマンのサイコパス役のカート・ラッセルが獲物となる女の子を狙う話。2組の女の子がターゲットとなり、1組目はスラッシャー映画風、2組目はカーアクション風に描かれる。
見どころは後半のカーアクション。CGなどは使わず実車を使った本格的なもの。スタントウーマン役の女の子がボンネットの上に乗せられたままチェイスするシーンで、どう見ても本人がやってるようにしか見えないと思っていたら、本物のスタントウーマンが役を演じていた。
バニシング・ポイント」や「ダーティ・メリー クレイジー・ラリー」をリスペクトしていて、出てくる車が同じだったりする。他にもいろいろ小ネタが仕込まれているらしいが、よほどのマニアでない限りわかりそうにない。
カート・ラッセルがいかにも怪しげな雰囲気の元スタントマンを怪演している。
カーアクションはすごいのだけど、そこに至るまでのガールズトークが長くてだれる。もっとも「意味のない話を延々と続ける」というのはタランティーノの特徴の一つらしいのだが、今まで見た中でそんなのあったけ?としか言いようがない。

Posted in 映画 | No Comments »

ホビット

9月 4th, 2022 by PureJyam

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作とその前日譚である「ホビット」3部作をワンパッケージにした6枚組のセットをかなり前に、多分Amazonのセールで安かったので買ったもの。
「ロード・オブ・ザ・リング」の方はかなり以前に見ているので、とりあえず今回は初見の「ホビット」シリーズを見る。「ロード・オブ・ザ・リング」も久しぶりに見たい気もしているので、そのうち見るかもしれない。

「ホビット 思いがけない冒険」 2012
原作はトールキンの「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚である「ホビットの冒険」で、監督も「ロード・オブ・ザ・リング」からそのまま続投のピーター・ジャクソンである。前日譚というか、こっちの方が先にあって、これの続編として「ロード・オブ・ザ・リング」が書かれた。
竜に王国を奪われたドワーフたちが、ホビットのビルボ・バギンズと魔法使いガンダルフと共に、その奪還に赴くというお話。その行程の途中でビルボは例の指輪を手に入れてしまうことになる。
3部作の最初ということもあり「ロード・オブ・ザ・リング」と同様、旅に出る理由や背景、登場人物の紹介がメインの回。ビルボが指輪を手に入れることになった顛末も描かれる。

「ホビット 竜に奪われた王国」 2013
1作目を受けて、竜の元にたどり着くまでの回。「ロード・オブ・ザ・リング」と比べると3部作に分けるバランスがあまりよくないように思える。原作自体のボリュームが少なく、当初は2部作にする予定だったらしいので、そのあたりの影響もあるのかもしれない。
前作ではゴブリンに、今作ではエルフにという、似たような囚われシチュエーションが使われていて、くどい。そこを多少端折っても竜との決着はこの回でつけてもらいたかった。

「ホビット 決戦ゆくえ」 2014
前回で保留にされた竜との決着と、莫大なる黄金を手にして魅入られるドワーフvs人間、エルフの対立、そしてオーク軍の乱入よる混戦とその結末を描く。
竜がらみとオークがらみで山場が2つに分裂してしまいとりとめがない。どう考えても竜のくだりは前作に収めるべきだったろう。そちらに尺をとられたせいか、全体を通してのクライマックスである決戦の描写が薄くなってしまっている気がする。
エンディングがそのまま「ロード・オブ・ザ・リング」の冒頭に繋がる趣向は、べたではあるが面白い。

まぁブルーレイで見る限りは、作品の区切りは単にディスクの入れ替えタイミングにすぎないので、どこで区切られていてもさほど影響はないのだが、全体的なバランスの悪さは否めない。
そもそももともとの物語がドワーフたちが竜に復讐しにいくというスケールとしてはちっちゃいものを「ロード・オブ・ザ・リング」と同じような感じで描こうとしているとこに無理があるような気がする。いっそ1本にしてもっと軽く描いたほうがよかったのではなかろうか。
とはいえ、面白くないわけでは全然なくて、少なくとも退屈はしない。一時期ギレルモ・デル・トロが監督するという話があったようだが、それはそれで見たかった。

Posted in 映画 | No Comments »

ディスコ エリジウム

8月 31st, 2022 by PureJyam

以前、多分ネットの記事かなんかで読んで気になっていたゲームが発売されたので、買ってみた。RPGではあるが、敵と戦う系ではなく、警官となって街の人から話を聞きつつ殺人事件を解決するという捜査系のゲームだ。
画面は斜め見降ろし型で、主人公を操作してマップ上を移動し話を聞く。もちろんアイテムを拾ったり、店で売買したりもできる。こう書くといかにも普通のRPGっぽい感じなのだが、とんでもない。このゲームは、とにかくぶっ飛んだゲームなのだ。
舞台は異世界である。街並みやそこに住む人間は現実の世界と変わりないのだが、歴史や文化等々は現実とは全く違っている。主人公は記憶喪失になった刑事で、そういう世界の成り立ち自体も忘れているので、立場的にはプレーヤーと同じで何も知らない。ちょっとしたことでも他人に聞いて知識を得てゆくことになる。

表示されるテキスト量が膨大で、かつ異世界の歴史や人種、思想などの専門用語が混じっているので、わりと読むのが大変。ただかなりちゃんと翻訳され、わかりにくいところには訳注なども入るため、全然頭に入らないということはない。ローカライズはかなり大変だったろうということだけはわかる。

RPGということで、主人公はスキルを持っていて、経験値を貯めることでスキルアップが可能なのだが、このスキルが曲者で、スキルがそれぞれ人格を持っていて、ちょくちょく会話に割り込んでくるのだ。そしてそのスキルの高低によって会話の選択肢が変化する。なので、スキルの割り振りでストーリーの進行自体も変わってきてしまうらしい。

まぁとにかく癖の強いゲームなので、人を選ぶだろうなぁという感じ。個人的にはめちゃ面白いので、買って正解だったのだけどね。

Posted in お気に入り, ゲーム | No Comments »

豚と軍艦

8月 27th, 2022 by PureJyam

「豚と軍艦」 1961
監督は今村昌平。主演は長門裕之である。昭和30年代の横須賀を舞台に、若いチンピラとその恋人の希望と絶望の相転移を描く。
パッケージの裏の惹句に「重喜劇」という表現があって、これを喜劇と呼ぶか?と思ったが、今村昌平監督自身が自らの作風をそう呼んでいたらしい。
まぁ確かにストーリーは寓話的であり登場人物たちの行動も喜劇的だが、いわゆるコメディとして表現されているわけではないので「重喜劇」という表現は、妥当なのかもしれない。
米軍に依存しながら生きる貧しい基地の街の人間は痛々しいが、当時の日本を象徴的に描いていると言える。
長門裕之はまだ若く、いかにも軽いチンピラ役が似合っている。その生きざまはのちのアメリカンニューシネマを彷彿とさせるが、ラストの扱いはそういう方向性ではない。個人的な趣味で言えば、ラストの何シーンか前の便所のところで終わってほしかったところだが、余計なお世話だろう。
DVDのパッケージ写真がめちゃかっこいいし、タイトルも好みである。

Posted in 映画 | No Comments »

« Previous Entries Next Entries »