10月 18th, 2022 by PureJyam
「バーン・アフター・リーディング」 2008
直訳すると「読後償却すべし」ということで、スパイ物をパロったコメディ。監督、脚本はコーエン兄弟。「ファーゴ」で署長をしていた、フランシス・マクドーマンドと、「オー・ブラザー」の囚人のジョージ・クルーニー、それとブラッド・ピッドとジョン・マルコビッチというわりと錚々たる面子が出演している。
アルコール問題でCIAを放り出されたジョン・マルコビッチが書いた自伝のデータを国家機密と勘違いしたジムの従業員フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピッドが、騒動を繰り広げる。
美容整形をしたいが保険が適用されずに金に困っている頭悪そうなおばさん役のフランシス・マクドーマンドがまぁうまい。さらに頭軽そうなブラッド・ピッドとのコンビが抜群。出会い系サイトで手当たり次第女を漁るジョージ・クルーニーも「オー・ブラザー」よりはいい。
コメディだが、普通に死人が出るとこはまさにコーエン兄弟だなぁという感じ。ただ突き抜けた面白さはない。コーエン兄弟はシリアスなんだけどコメディ風みたいな方が面白くて、コメディそのものになってしまうと、逆にあまり面白さを感じなくなっちゃうんだよねぇ。
ジョン・マルコビッチは今まで出演作を見たことはないのだけど、「マルコビッチの穴」という映画の存在は知っていたので、どんな役者なのだろうと思っていたが、確かに癖のありそうな雰囲気で、ちょっと「マルコビッチの穴」も見てみたくなった。
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10月 15th, 2022 by PureJyam
秋のアニメもおおむね出そろったので、その感想。
夏の「リコリス・リコイル」ほどのインパクトのあるやつはなくて、どれもそこそこ面白そうという感じ。もしかすると全部途中離脱する可能性も捨てきれない。
「ポプテピピック」
まさかの2期。相変わらず好き放題やっている感じ。1期とは全く様相を変えてくるかとも思ったが、基本パターンは踏襲していて、声優を変えての再放送も同じ。まぁそこは話題になったので、味をしめたのかね。実験アニメ的な部分もあって面白い。
「チェンソーマン」
期待のアニメ化ということで、一番の話題作ですな。さすがに失敗できない作品なので、かなり力が入ってる。原作の1話だけをかなり前に読んでいて、多分連載始まった当初くらい?いつ何で読んだのかも憶えてはいないが、顔がチェンソーになるとこがインパクトがあったので、ストーリーは記憶にあった。アニメもほぼ原作通りっぽい。地上波にもかかわらず、「サイバーパンク エッジランナーズ」ばりのグロ描写満載で、途中から規制入らないか心配になるくらい。
スピード感もあり、いまのところ面白い。
「うる星やつら」
こちらも話題作といえは話題作。まさかの30年ぶりの再アニメ化である。前作は原作のアニメ化というよりもほぼ押井守のうる星やつらになってしまっていて、それはそれで大好きなのだが、今作は普通に原作準拠のようだ。
キャラクターデザインは前作の後期を思わせる感じで、悪くない。声優も一新されているが、全く違和感を感じさせないのはさすがというべきか。
押井臭がなくなって、毒気が抜かれてる感がなくもないが、まぁ普通のSFギャグアニメとしてつまらなくはなさそう。
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10月 14th, 2022 by PureJyam
こないだ「Pixel 6a」が出たばかりだなぁと思ったが、「Pixel 7」が登場した。まぁ旧機種となった「Pixel 6」の機能を落とし廉価版として「Pixel 7」後も併売するという位置づけなのだろうから、タイミング的には妥当なのか。
CPUはGoogleTensor G2にグレードアップしているらしいが、もはやスマホのCPUをこれ以上進化させてどうしようというのかよくわからない。
GoogleもAppleも結局その能力をカメラ性能に全振りしているような印象だが、これがいったいいつまて続くのか。写真のクオリティアップもはや限界に近いのではないのかね。どんなにAIで補正をかけても光学系は結局ミラーレスには遠く及ばないわけで、ある線まで来たらもうどうしようもないということになるんじゃなかろうか。それともいずれスマホで撮ってもミラーレスで撮っても肉眼では判別できないというところまで行ってしまうのだろうか。
さて今回はAppleWatchに対抗すべく、「Pixel Watch」というスマートウォッチを出してきた。個人的には文字盤が円形というところがとてもよい。わたしは四角い文字盤の腕時計が大嫌いなのだよね。あんな醜いものを身に着けたくない。せめてもバンドと同じ細さにしてくれれば、それはそれでかっこよいのだが、Apple Watchの不格好さはもう見るに堪えない。
個人的にはスマートウォッチのスマートな機能はあまり必要ないので、ただ円形文字盤でデザインを変えられるだけのデジタル時計を安く出してくれないかな。まぁ需要がないか・・・
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10月 12th, 2022 by PureJyam
MetaQuestの新製品が出るようですねぇ。しかしお値段22万6千円と、名前に恥じぬプロ仕様です。まぁQuest2の後継機というわけでもなく、どうやらVRだけではなくMRにも対応しているビジネス向けのものらしいですがね。
マイクロソフトの出しているHoloLensと同じような位置づけでしょうか。
表情トラッキングや視線トラッキングもできるし、コントローラーにもSnapdragonとカメラを3つも積んでいるという高級機なわけですが、需要あるのかねぇ。
メタバースとかあちこちでいろいろぶち上げていて、盛り上げたいのでしょうが、やはりこの手のデバイスがもうちょっとお手軽価格で出てこないことには、はやらないでしょうね。
期待のPSVR2も、来年の早い時期には登場するようなことが言われてますが、いっこうに価格の話が出てきません。実機の試遊も行われていて、他の情報は出てきているものの、肝心の値段がわからないことにはねぇ。もっとも、本体のPS5の普及が進んでいないこの状況で、そもそも日本で売れるんでしょうか。これもまた転売ヤーの餌食にされるのか・・
数年前に、PSVRを買ったときも結構手こずりましたが、今回も手に入れるのは大変なんだろうな。
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10月 10th, 2022 by PureJyam
ほんとはケーブルテレビで録画した「カジノロワイヤル」の1967年版を見たのだけど、あまりのつまらなさに途中でギブアップしてしまったため、急遽ルパン三世を見る。
前作の「ルパン三世 次元大介の墓標」は、安かったので北米版のブルーレイを買ったのだけど、2,3作目となる「血煙の石川五ェ門」と「峰不二子の嘘」は北米版でも全然安くなってなかったので、こちらもケーブルテレビ録画版である。
「ルパン三世 血煙の石川五ェ門」 2017
前作と同じ、小池健監督、高橋悠也脚本となっている。次元に続き今作では五ェ門が主人公。作品時系列で、1stシリーズ5話「十三代五ェ門登場」の直後くらいらしい。強敵の殺し屋に居合を封じられたことで打ちひしがれた五ェ門が苦悩の末立ち直るというストーリー。前作のようなひねりはなく、どストレートな感じ。スタッフが同じなので、前作と同じように1stシリーズ前半のハードボイルドな雰囲気を醸している。ただまぁ感想も前作と同じで、ちょっと真面目すぎるかなぁ。特に銭形が妙にシリアスすぎる。後半にある五ェ門のヤクザ50人斬りのシーンは圧巻。
「ルパン三世 峰不二子の嘘」 2019
シリーズ3作目もスタッフは続投。そして主人公は峰不二子だ。しかしあまり不二子の魅力を表現しきれていない感じ。子供をつれて逃げるというシチュエーションであるため、アクションもお色気も中途半端感が否めない。不二子を主人公にするなら、2ndシリーズの「死の翼アルバトロス」くらいの物を見せてくれないとねぇ。
4作目につなげられるような設定を残しているが、今のところ予定があるとか作っているよとかいう話はないようだ。
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10月 8th, 2022 by PureJyam
「ウェンデーズ」のチリが好きなのである。かなり昔、勤務先の近所にあって、そこで食べてから好物のひとつになった。しかし、その後勤務地も変わり、やがて「ウェンデーズ」自体も日本から撤退してしまったため、長らく食べる機会に恵まれなかったのだ。
他でチリらしきものを売っている店は知らない。メキシコ料理店とかそういう系のお店を探せば多分いくらでもあるのだろうが、そこまでして食べに行くというものでもないしねぇ。
わたしは、あまり食にこだわるほうではないので、おいしい物を食べるためなら労力を惜しまないといったことは全くないのである。
とはいえ以前にもソーセージエッグマフィンを食べたくなって自前で作ったこともあるように、自分で作るという手間は厭わないので、レシピを探して作ってみた。
チリは、日本ではチリコンカンとかチリコンカルネとかチリコンカーンとかいろいろな読み方をされているが、アメリカでは広く食べられているもので、レシピも多い。
一応、ウェンデーズのチリを再現するというレシピをまねて作ってみることに。見つけたやつは牛ひき肉を使えとかワインを入れろとか、ちょっと面倒な部分もあったので、適度に手に入れやすいものに変えた。
基本的にはみじん切りにした野菜類とひき肉を炒めて、そこに煮た豆(キドニービーンズ)とホールトマト缶と水とコンソメを入れて煮詰めるだけだ。スパイスは、チリパウダーとクミン、その他適当である。味はその2つで大体決定されるので、あとはまぁ好みだろう。
結果としては、悪くない。そこそこ再現できているし、うまい。
さほど手間はかからないので、気が向いたら今後も作っていくことにしましょうかね。
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10月 4th, 2022 by PureJyam
どうにもUSBケーブルが増えてきてしまって収拾がつかなくなってきた。しかしいくつか捨てようと思ったのだが、どれが捨ててよくてどれが残しておいたほうがよいのかが、全く判断できなかったのだ。しょうがないので、USBケーブルの種類をチェックしてくれる機器を買ってみた。
一番本数が多いのが、片側がType-Aで片側がmicroBというやつ。次に片側がminiBのやつで、最近買ったものはほぼ片側がType-C。両側がType-Cというのも1,2本あった。
今あるスマホとiPad ProはType-C対応なので、もはやminiBとかmicroBとかいうのは捨ててしまいたいのだが、まだmicroBの機器もあるんだよね。
そこで、ケーブルチェッカーでチェックして、充電しかできないやつとか抵抗値が大きすぎて怪しいやつなどをあぶり出して、そいつらを処分というわけだ。見た目ではさっぱりわからないからねぇ。
色分けするとか小さく表記するとかいろいろやり方はありそうなものだが、ほんと困ったものだ。
最近買ったType-Cのやつも、3.1だとか3.2だとかさらにGEN1だGEN2だと、なんだか種類が多いのだが、それも全く判別できないので、チェックした上で、種類をタグで貼り付けてすぐわかるようにした。
USBも今度はUSB4バージョン2が出るとか言っていて、もうほんとにわけがわからないよ状態なのだが、ついに標準化団体が、規格名と販売時の名前を分けることにしたらしい。
今後は、製品名としてUSB10GbpsとかUSB40Gbpsとかいう表記になって、USB4バージョン2とかいうのは表に出さないようにしてねと、メーカーに要請していくそうだ。
まぁそりゃそうだよねという感想しか浮かばないが、結局のところ当面は古い表記と新しい表記が入り混じってさらに混迷の度を深めるという気がしないでもないw
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9月 29th, 2022 by PureJyam
半年ほど前にソーセージエッグマフィンを作ってみたというようなネタを書きましたが、まぁその後何度か作っています。しかし、なんということでしょう。肝心要のソーセージが店から消えてしまったのです。最初はたまたま切らしているだけかなと思っていたのですが、半年経ったいまでも復活していません。
この皮なしソーセージの味がまさにソーセージエッグマフィンのソーセージとほぼ同じなので、これがないと作る意味がないのですよねぇ。
コストコには別メーカーの同じタイプのやつがあるらしいのですが、近場にコストコがないので、どうしようもない。通販でコストコの商品を転売しているようなところもあるみたいですが、値段がかなり高いです。もっともコストコも年会費を取られるので、それを考えるとぼったくりというほどではないようなんですけどね。
ただ世の中には、ソーセージエッグマフィンのファンはそこそこいて、再現レシピなんかを公開している人もいます。しかし多くはソーセージは市販のものを使うというのが多く、しかもコストコのやつを使う。
で、たまたま見つけたYoutube動画でソーセージも自作するのがあったので、マネして試しに作ってみました。が、やはりどうも味が違う。あの特徴的なソーセージの味を全然再現できてなかったのです。残念・・・。
市販のやつには、多分のなにかのスパイスが入っていると思われるのですが、それがなんだかわからないんですよねー。再現レシピをうたっている動画ではスパイスは使ってませんでしたし。
どこかにいいレシピが転がってないかなぁ。
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9月 26th, 2022 by PureJyam
「ディスコ イリジウム」は、かなり面白かった。良質な翻訳物の異世界推理小説を読んだあとのような感覚。濃密に語られる街の歴史や思想対立が単なる装飾ではなく、結末と密接に関わっているという複雑なストーリーがとてもよかった。
夏アニメ「リコリスリコイル」は最終回を迎えましたが、こっちもなかなかよかった。演出が神がかってた。ただまぁ組織と世界の描写が若干雑なのが惜しい。もっともそこは主人公たちを存在させるためだけの仕掛けにすぎないので、ステレオタイプにならざるを得なかったのであろうとは思うけどね。
「メイドインアビス」は今週最終回があるが、こっちはこっちで安定の面白さという感じ。基本原作通りにやりつつも構成を工夫してアニメとしての面白さを際立たせていた。
「RWBY」は見てないw
「DEATH LOOP」が定額サービスに入ったのでやってみたが、これはかなり面白そう。ちょっと前のセールにあったので、買おうと思っていたのだけど、定額サービスに入るという情報を耳にしたので、思いとどまった。定額サービスはいいサービスだが、今後どのゲームを買うかという判断が難しくなりそう。どうしてもやりたいものについては当然買うが、ちょっと迷う感じの物については、ワンチャン定額サービス化されるのを待つという選択肢もあるわけで、難しい。しかもどれがサービス化されるかどうかはわからないというのがね。
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9月 23rd, 2022 by PureJyam
「ホビット」3部作を見たときに、こっちも見るかもしれないとか書いたが、まぁやはり見るしかないよねということで鑑賞。最近AmazonPrimeで新作ドラマも配信され始めているが、そっちはまだ見ていない。まぁ多分見ると思うけど。
「ロード・オブ・ザ・リング」 2001
もう20年以上経っているとは驚きである。大分前に多分ケーブルテレビで見てはいるが、細部はほぼ忘れていた。「ホビット」と同じくピーター・ジャクソン監督。
3部作の開始であり、ホビットのフロドの長い旅の始まりを描く。その後のファンタジーに多大なる影響を与えた原作は、その名前だけはかなり前から知ってはいたが読んだことはない。
当然CGも多く使われているのだろうが、ニュージーランドでロケをしたという中つ国の壮大な実写の風景がすごい。風景の中に人がいるだけで、もうファンタジーの世界になってしまっているのだ。初見のときはそこにやたらと感動した。
以前、撮影風景の動画を見たことがあるが、背の低いホビットと魔法使いのガンダルフが一緒にいる場面を、目の錯覚を利用して撮影していたのに驚いた。よく出てくるエイムズ部屋という錯覚のシステムと同様のことを撮影時に行って、まるでホビットが本当に背が低いように見せているのだ。今だったら全部CGでやっちゃいそうだけど。そういうアナログな手法を使っていたのは面白い。
「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 2002
「ホビット」シリーズを見たときは、3部作に分ける構成が今一つしっくりこなかったが、本編の方はいい感じにまとまっている。もっともそれは原作自体が3巻に分割されているためという理由もあるかもしれない。
9人で始まった旅は、本来の指輪を捨てるという目的のフロド組と、サウロンとの戦いに挑むアラゴルン組に分裂し、この2作目からはそれらを多視点で描くという形になる。またフロドたちには1作目では存在が匂わされてただけのゴラムが登場し同行するようになったことで、ある種の緊張感が付加された感じだ。彼が指輪に対して言う「いとしいしと」という日本語訳は、名訳であると思う。
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 2003
3部作のトリを飾る作品として、劇場公開版でさえ3時間越えの201分という大作である。ブルーレイにはエクステンデッド版という未公開シーンを付加した特別版があるが、そっちだと4時間半くらいある。
フロドの旅の終わりと、サウロンとの戦いの顛末が描かれるクライマックスであり、最初から最後まで目が離せない。2003年のアカデミー賞の11部門を受賞している。1作目、2作目でも少し受賞はしているが、まぁ3部作通しての評価ということだろう。それだけこの3部作がすごかったということだ。
エクステンデッド版も見てみたいが、高いやつしか売ってないんだよね。と思ったら、以前ケーブルテレビで録画していたやつがあることを今回見てから発見した。
またいずれ見てみようかなとは思うのだけど、いかんせん長いのがね。
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