2月 14th, 2023 by PureJyam
かなり古い映画。ブルーレイはなかったのでDVD。ジャケットはカラーだが、モノクロ作品である。
「アスファルト・ジャングル」 1950
宝石店強盗犯を描くフィルム・ノワール。監督はジョン・ヒューストン。主演はスターリング・ヘイドン。知らん人だなぁと思ったのだが、「博士の異常な愛情」で基地で銃を乱射して孤軍奮闘する軍人役の人だった。まぁ顔を見ても思い出せなかったですがね。
出所したドックは、ノミ屋のコビーに宝石店強盗を持ちかける。二人は仲間を集め、計画は実行に移されるが・・・
前に見た「仁義」が大きく影響を受けた作品ということで見てみた。主人公が出所後に宝石店強盗を計画し実行に移す、というプロットはよく似ているが、本作の方は宝石強盗自体はわりとあっさり気味の描写で、どちらかというと実行後のメンバーの運命を描くことにより比重を置いている。
特に実行犯である主犯のドック、金庫破りのルイ、運転手のガス、用心棒のディックが、それぞれの思い、若さへの憧憬や望郷や家族や友情へのこだわりの中で終焉していゆく様が印象的。
ジョン・ヒューストンはほんとにうまい。ちょっと別作品も見てみたくなった。まぁ途中離脱した「ガジノ・ロワイヤル」の監督にも名前を連ねてはいるが、あれはどういう立ち位置だったのだろうか。
まだ売れる前のマリリン・モンローが端役で出ているが、なかなかにかわいい。
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2月 11th, 2023 by PureJyam
Pixel3aを買ってから約2年半。特に壊れることもなくピンピンしてるのだけど、買い替えた。機種に不満があったわけでもないが、回線の集約のおまけみたいな感じである。
今まで、ガラケーから移行したDOCOMO回線と昔から使っているデータのみのIIJMIOのMVNO回線の2本立てだったわけだが、よく考えるともはやDOCOMO回線はいらなくね?ということになった。一応DOCOMO回線を確保しておきたいというのと、キャリアメールアドレスを温存したいという理由もあって使っていたが、もはやDOCOMOにこだわる必要もないしキャリアメールも使い道がなくなってしまったし、どう考えても必要ないかなという結論である。
せめて月々1480円で3G使えれば、逆にIIJMIOをやめてもよかったのだが、1Gではどうしようもない。ということで、IIJMIOにMNPを図ったわけだ。
IIJMIOも以前なら複数SIMがわりと安価にできたのだが、2年前に出た新プランではそれもできなくなったので、DOCOMOからのMNP回線を新規に契約し、以前の回線は解約ということにした。これで2回線が1回線になり、月々は990円ポッキリで済むことになる。
で、このときIIJMIOへのMNP特価で、XPERIA10Ⅳが24,800円ということになっていたので、ついつい買ってしまった。普通は5万くらいするので、やはり半額は魅力だよね。
これで、おサイフケータイ+通話用のXPERIA XZ1 Compactとデータ通信用のPixel3aは、どちらもお役御免になる。XZ1 Compactは、おサイフケータイ用に持ち歩くということで、小さい機種にしていたのだが、ここのところ在宅での仕事がメインになってしまった関係で、そもそも持ち歩く機会も減ってしまい、今後も当面は増えそうにないので、もう大きさにこだわる必要もないなということになった。あと音楽プレーヤーとしての役割もあったが、新機種もXPERIAなのでそれも問題ない。
これで昔ガラケー1台で済ましていたとき以来の1台体制だ。いったい何年ぶりだろうか。
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2月 9th, 2023 by PureJyam
去年は2月10日に配信されたNintendoDirectは、今年は今日2月9日でした。メインは「ピクミン4」でしたね。ピクミンは3の体験版をやっただけで、まぁ面白いことは面白かったですが、とりたてて新作をやりたいという気にまではなりませんでした。
「ゼルダの伝説 ディアーズオブキングダム」は既に5月に発売が決まっているので、新しいPVのみ。あとは待つしかありません。最初はパッケージ版を買おうかとも思っていたのですが、どう考えてもカタログチケットを使った方がかなり安上がりなので、そっちで行こうかと思っています。もう一本は「ゼノブレイド2」か「ファイアーエムブレム風化雪月」かなぁ。
「メトロイドプライムリマスタード」が唐突に発表されて、既にダウンロード販売も開始されています。これは以前Wii版でやったことがあって、かなりはまった記憶があります。なので、気にはなるんですが、Wii版はWiiのコントローラーあってこその面白さだった気もするので、通常のコントローラーだとどうなんでしょう。WiiのコントローラーはFPSとかTPSに非常にマッチしていたので、Switchにもオプションで出してくれないもんでしょうかね。まぁジョイコン使えって話なのでしょうけど。
Switchでは今までにもいろんなハードのゲームができるようになってましたが、今回ついにゲームボーイとゲームボーイアドバンスのゲームが追加されましたね。もっともゲームボーイアドバンスの方はNintendoOnlineの追加パックが必要ですけどね。
歓迎する人も多いようですが、個人的にはゲームボーイ系は最近すぎてあまり思い入れもないので、ふーんという感想しか出ません。特にやりたいゲームもないのですよね。
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2月 7th, 2023 by PureJyam
発表されてからずっと期待されていた話題作「ホグワーツ・レガシー」がとうとう発売された。通常のパッケージ版は2/10発売なのだが、デラックス版は72時間のアーリーアクセスが可能ということで、既にプレイされているのだ。個人的にはそこまでハリーポッターに思い入れがあるわけでもないし、かつ公開されていた映像を見る限り微妙なクソゲー臭が漂っていたため、少し様子を見てからにしようと思っていたのだが、巷の評判はかなりよいようだ。もっともデッラックス版を買うような人たちはそもそもハリーポッターの大ファンだったりする人が多いようなので、作りこまれたホグワーツの世界を歩くだけでも満足みたいな感想もあって、ゲームとしての評価はもうちょっとしないとはっきりしてこないかもしれない。ただ、がっかりという声は全く見かけないので、いずれやってみたい。
今のところ「ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク」への復帰はまだ果たせず、ちまちま「FARCRY5」やSteamのセールで買った細かいゲームをやっていたりするのだが、今月から来月にかけて出る新作も気にはなっている。
一つは、2/17発売、EAとコーエーテクモの「WILD HEARTS」。これはまぁどっからどう見ても「モンスターハンター」のパクリじゃねーのみたいな雰囲気が漂ってはいるのだが、からくりというギミックを使って戦うところがちょっと面白そう。個人的には本家のモンハンにはまれなかったので、こっちはどうだろうかという興味もある。
もう一つは、3/3発売、おなじくコーエーテクモの「WO LONG」。これはまさに三国志版「仁王」という感じの死にゲーで、大分前に体験版が配信されていた。やってみた感じ面白かったことは面白かったのだが、戦闘の感覚が仁王やフロムゲーよりもちょっと掴みづらくて難しい気がした。こっちは今月の終わりにまた体験版が出るので、それ次第かなぁ。
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2月 5th, 2023 by PureJyam
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 1999
監督はバリー・ソネンフェルド。主演はウィル・スミスとケヴィン・クライン。以前からタイトルと内容がスチームパンク風の西部劇であることは知っていた。
南北戦争直後、合衆国政府を明け渡せという脅迫状を受け取った大統領は、陸軍のウエスト大尉と連邦保安官のゴードンに犯人を追うように指示する。
どうやら「0088/ワイルド・ウエスト」というテレビシリーズがあり、その映画版という位置づけらしく、登場人物の名前とかは流用されている。ただテレビシリーズ側にスチームパンク要素があったかどうかは定かでない。
そのスチームパンクな世界観とメカはとてもよい。というかまぁそれだけである。ストーリーが壊滅的に面白くないし、ハチャメチャコメディなのにギャグがことごとく滑っている。ウィル・スミスはまぁいつものウィル・スミスなのでよいのだが、相棒役が地味すぎてどうにもコメディ向きな感じがしない。寒いギャグに尺を割くので演出のテンポも悪い。
この監督は他にいったい何を撮っているのだろうとWikipediaを見たら、「メン・イン・ブラック」と同じ人で驚愕。いったい今作はどこをどう間違ってしまったのだろう。魔が差したとしか思えない。
世間の評価も同じようで、1999年のゴールデンラズベリー賞を最低作品賞以下5部門で受賞している。とにかく脚本がくそ以外のなにものでもない。
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2月 2nd, 2023 by PureJyam
70年代の邦画は久しぶりな気がする。ブルーレイは出てないので、DVD。
「アフリカの光」 1975
神代辰巳監督。主演は萩原健一と田中邦衛。
北国の漁港にふらりとやってきた青年と中年の二人組は、マグロ漁船に乗ってアフリカに行くことを夢見ていた。
さて、昔は映画館で見た映画を逐一記録していたのだが、その記録によると40年以上前に映画館で見ている。しかし全く記憶にないのだ。名画座の二本立てで、もう一本の方はわりと憶えているのに、こっちは微塵も憶えていないという。
ショーケンは常にヘラヘラとして人畜無害のような雰囲気を漂わせているが、駅の待合室の高校生をいきなり殴り回るなど、完全にヤバイ奴。田中邦衛は最初から最後まで田中邦衛。
二人の関係も、なぜアフリカを目指すのかも全く不明なまま、閉鎖的な港町での生活が描かれる。まぁいかにも神代監督という感じの昭和エレジー。
殴り合ったり罵倒したりしつつもいつも一緒の二人の関係がなんとも面白い。今見ると見方によっては恋人のようにも見えてしまうが、昔はこういう男の友情を描く話は結構あった気がする。
ケバイ化粧をしてすぐに男と寝る薄幸そうな桃井かおりは相変わらずかわいい。
地元の船員たちと揉めていたり、ヤクザの下働きをしたりと状況は結構ヤバイにもかかわらず、ぎりぎりドラマチックな展開にならずに淡々としている雰囲気が好き。
もしかして、アメリカンニューシネマ的な終わり方なのだろうかと思っていたが、そういうわけではなかった。
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1月 31st, 2023 by PureJyam
かなり以前に「FARCRY3」をやったのだが、それが結構面白くてはまった。ただブログを探したがその記事がなくて、いつくらいのことだったかのか全く定かでない。確かPS3だったので7,8年前だっただろうか。その後「FARCRY4」をSteamのセールで買ったのが2016年頃。ただ、「FARCRY4」はなんか全然面白くなくて、序盤でやめてしまった。
ゲームシステム等々は3と同じはずなのに、何故か全くはまらなかったのだよね。多分マップがどこまで行っても森林地帯で、それがネックになったような気がする。
で、「FARCRY5」である。発売は2018年で、その後PS4とかでセールになるたびに買おうかどうしようか迷っていたのだが、今回晴れてPSプレミアムのフリーゲームに追加されたので、やってみた。
まぁこのシリーズは大体やることは同じで、オープンワールドに点在する敵の拠点を潰していって自分の勢力を広げていく感じ。
今回の敵は、カルトの集団で、アメリカのモンタナ州の一部を占領してしまっている。主人公は新人保安官で、カルトの教祖を逮捕しに行ったら返り討ちにあって仲間を囚われてしまっているという状況である。今作の舞台は普通にアメリカの町なので、マップは森林だけでないので安心。
ゲームシステムはシリーズ共通だし、やることも大体同じ。ただ個人的にはこういうのが好きなので、面白い。オープンワールドゲームの典型みたいなゲームだわな。
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1月 29th, 2023 by PureJyam
「クリムゾン・ピーク」 2015
漠然とかなり前の作品かと思っていたら、結構新しかった。監督はギレルモ・デル・トロ。主演はミア・ワシコウスカ。「アリス・イン・ワンダーランド」でアリス役をやっていた人だった。
20世紀はじめの頃のアメリカで作家志望の社長令嬢イーディスは、イギリスからやってきたトーマスと出会い恋に落ちる。彼女父の死後結婚した二人は、トーマスの故郷の城へと移りすむことになったのだが・・・
見た目はいかにもな城を舞台にしたゴシックホラーではあるが、内面はどちらかというと「シャイニング」のようなモダンホラーに近いような気がする。
監督の美的センスは相変わらずものすごくて、城や衣装や小物へのこだわりが見てとれる。度々見せる絵画のようなカットがとても美しい。
「パンズ・ラビリンス」でもあったが、血の流れるシーンの容赦のない描写が幽霊よりもホラーだ。
見方によっては一人の娘の成長の物語とも見れるのは「アリス・イン・ワンダーランド」と同じ女優が演じているせいか。しかしそう考えるとこの配役は偶然なのか意図的なのか。実はこの映画は裏アリスなのでは?というのはあまりにも考えすぎか。
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1月 27th, 2023 by PureJyam
「マルコビッチの穴」 1999
去年見た「バーン・アフター・リーディング」に出ていたジョン・マルコビッチがそのままタイトルにもなっている「マルコビッチの穴」が気になりすぎたので買った。
監督はスパイクス・ジョーンズ。主演はジョン・キューザック、キャメロン・ディアスそしてジョン・マルコビッチ。
売れない人形使いのグレイグは7と1/2階にある会社に就職するが、ある日そこで奇妙な穴を見つける。その穴は、ジョン・マルコビッチの頭の中に繋がっていた。
タイトルもあらすじも随分前から知ってはいたものの、どんな映画なのかは詳しく知らなかった。他人の頭の中に繋がる穴という発想もすごいが、それがジョン・マルコビッチという実在する俳優の頭だというところが、ぶっ飛んでいる。これは最初からマルコビッチだったのか、映画化するときに配役が決まってからマルコビッチに変えたのか、どっちなのだろう。ただまぁこれが別な俳優だったらさほどのインパクトもなかったような気もするので、恐らく最初からマルコビッチを想定していた気もする。その場合、最初にこの脚本を見せられたマルコビッチの感想を聞いてみたい。
ブルーレイのパッケージではコメディという風になっているが、どちらかというと不条理SF劇なのであって、別にコメディとして作られているわけではないような気がしないでもない。穴が見つかるまでの前半部がちょっと退屈なのだが、マルコビッチが登場してからの展開があまりにも先が予想できなさすぎて面白い。とにかく脚本が秀逸。もちろんマルコビッチもすごい。
多分プロが吹き替えているだろうけど、主人公の人形使いの人形の動きがすごくて、目を見張る。
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1月 25th, 2023 by PureJyam
「ビヨンド」 1981
ルチオ・フルチ監督のスプラッターゾンビホラー。原題は、”そして、あなたは恐怖の中で生きることになる・・・” みたいな長ったらしいもので、「ビヨンド」は英語版のタイトルである。舞台はアメリカなのだが、イタリア映画なのでみんなイタリア語を話しているのがなんとも奇妙。
女が叔父から相続したルイジアナの廃ホテルは、地獄の門の上に建てられたものだった。ホテルの再オープン準備に奔走する彼女の周囲で不審死が頻発しはじめる。という感じの地獄の門をめぐる因縁話だが、わかるようでわからない微妙に曖昧な筋立てである。もっともホラーなので、完全に理屈で説明がついてしまっては逆に面白くないわけで、このくらいの曖昧さあった方がよいのかもしれない。「エイボンの書」という本が重要アイテムとして登場するが、これはどうやらクトゥルフ神話に出てくるものらしい。
ホラーではあるが、まぁ怖くはない。ルチオ・フルチお得意の残虐シーンはてんこ盛りで、特に顔面攻撃にこだわりを見せる。とはいえ、なんといっても40年以上前の作品なので、特殊メイクの技術もさほどではないので、チープに見えてしまうのは残念なところ。
ただ決してつまらなくはないし、怖がらせてくれるシーンも多い。特に長い橋の上に立つ女と犬のカットはかなり印象的。
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