ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

WO LONG

3月 6th, 2023 by PureJyam

以前、気になっているみたいなことを書いた「WO LONG」だが、結局買ったw
先月の終わりに最終体験版とかいう奴が出て、序盤が遊べてセーブデータを製品版に引き継げるというので去年の最初の体験版に引き続きやってみたわけだ。すると結構面白かった。前回の体験版はスキルとかが既に付与された状態だったが、今回は完全に最初からできるので、徐々に操作に慣れてゆくという形が取れたのがよかったのかもしれない。
ただ、前回の体験版への意見を踏まえて若干戦闘時のタイミング等が緩く調整されたという話もあるので、そっちの要因も大きいのだろう。前回の戦闘はかなりシビアに感じたのだよね。

「仁王」のチームが作っているということなので、まぁシステム的にはほぼ仁王である。ただ戦闘に化勁と氣勢という「SEKIRO」でいうところのはじきと体幹のようなシステムが導入されたのが大きな違い。単純な攻撃だけではあまりダメージを与えられないので、ちゃんと化勁をして敵の氣勢をそがなければならない。この化勁するタイミングが調整されたっぽいのだが、そうはいっても難しいことに変わりはない。

面白いっちゃあ面白いのだが、ちょっと化勁に重きを置きすぎた感がなきにしもあらずといった感じ。今作でもいろいろな武器が使えるわけだが、武器による攻撃の面白さが化勁によって失われているのだよね。どう攻撃するかというより相手の攻撃に合わせて化勁することのほうが重要なので、攻撃自体の価値がとても低い。そしてどんな武器種でも化勁のタイミングは同じなので、武器を変える意味が薄いのである。
そう考えると「SEKIRO」が武器固定であったことの意味について今更ながらに納得する。さすがは宮崎さんである。

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トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン

3月 4th, 2023 by PureJyam

「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」 1980
原作、脚本・監督ともにウィリアム・ピーター・ブラッディ。あの「エクソシスト」の原作者である。出演はステイシー・キーチ、スコット・ウィルソン。他に「エクソシスト」で神父役をしていたジェイソン・ミラーも出ている。
ベトナム戦争末期、精神に異常をきたした兵士が多発、軍は人里離れた古城を収容所として彼らを収容していた。ある日、そこに新任の精神科医が着任する。収容者のひとりである元宇宙飛行士のカットショウは、やたらと精神科医に絡み始めるが・・・。
原題は「The Ninth Configuration」直訳すると「第9の形状?」といった感じだが、どこかからの引用なのかなんらかの暗喩なのか全くわからなかった。ちなみに原作本の邦題は「センター18」で、これは収容所の名称なのでわかりやすい。映画の邦題である「トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン」は全く違うが日本で勝手に付けられたわけではないようだ。ウィリアム・ピーター・ブラッディはこのタイトルの小説を以前に書いていて、原作はそれを改稿、改題したものなのである。で、映画が最初に公開されたときに全く客が入らなかったため、その後の再上映時に原作の旧タイトルである「トゥインクル~」が使われたらしい。
とにかく分類に困る映画である。カルト映画としか形容できない。前半、精神病棟のいかれた連中のいかれた日常が描かれるので、そのまま反戦を戯画化した感じの映画なのかと思ったのだが、そもそも軍がなんらかの実験的治療を行っている施設ということで、徐々に微妙な匂わせ描写がちらほら出てくることに気づく。
もしかして主人公の精神科医がやがて患者側に取り込まれて、狂気と正常の区別ができなくなってくるような展開か?という風にも見ていたが、やられた。
ネタバレは避けるが、なるほどそっちに行くかという展開にちょっと衝撃を受けた。
感情の薄そうな精神科医と土壇場で月に行くことを拒んで収容されたカットショウとのやりとりがよい。これは二人の友情の物語でもあるのだ。

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トゥルー・グリット

3月 2nd, 2023 by PureJyam

「トゥルー・グリット」 2010
監督、脚本ともにコーエン兄弟。出演は以前見たやはりコーエン兄弟の「ビッグ・リボウスキ」にも出ていたジェフ・ブリッジスとマット・デイモン、ヘイリー・スタインフェルド。
父を殺した犯人を追うため、14歳のマティは連邦保安官のコグバーンを雇う。同じ男を追っているテキサスレンジャーのラビーフも合流し、3人はわずかな手がかりを追って旅立つのだが・・・。
という西部劇である。かつてジョン・ウェインが主演した「勇気ある追跡」のリメイクだ。そちらはタイトルは聞いたことあるものの見たことはないので、旧作との比較はできない。旧作の原題も「トゥルー・グリット」で、訳すと「真の勇気」といったところか。邦題も悪くはない。今作は原題をそのまま持ってきている。
ジェフ・ブリッジス演じるコグバーンがとてもよい。腕は確かだが、元悪党で大酒飲み大口ばかり叩いていて、しまいには雇い主であるマティに愛想をつかされる。もっともタイトルからわかる通り、彼は真の勇気を持つ男なのだ。
彼を雇うことになるマティは14歳という年齢に似合わない行動力と知力を兼ね備えていて、当時同年齢のヘイリー・スタインフェルドはその強い意志を持つ少女をうまく演じている。
それにしてもコーエン兄弟作品はシリアス物が安定して面白い。旧作も名作として名高いので、ちょっと見てみたい気がしている。

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ゲーム雑感その19

2月 28th, 2023 by PureJyam

ELDEN RING」が発売されて1周年である。いやはやなんとも早いことか。で、それに合わせて公式からDLCの予告が出た。ただ、あくまで現在開発中であるということと、上のイメージ画像が一枚だけのほんと単なるお知らせの域を出ない感じ。タイトルが「Shadow of the Erdtree」ということで、訳すと多分「黄金樹の影」。イメージ画像に本編ではあまり深ぼりされなかったミケラと思しき人物が描かれていいることから、恐らくミケラを題材にしたものになるのであろう。とはいえ今の時点で他に情報が出てないことを考えると、実際にプレイできるのは早くて今年後半か。悪くすると2周年に合わせてみたいなタイミングだろうか。まぁフロムソフトウェアはなんといっても「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」が控えているので、それのあとになる可能性は高いかもしれない。

こないだまでやっていた「FARCRY5」は一応メインストーリーが終わったので、今度はその続編にあたる「FARCRY New Dawn」をぼちぼちやっている。「FARCRY5」の方はまだサブクエストとか全然進んでいなかったりもするのだが、このゲームはある程度進行するとメインストーリーを強制的に消化させられる悪名高いシステムがあって、サブクエをこなしてからメインをゆっくり終わらせるというようなことができなかったのである。別にメインが終わってからサブクエをやればよいということなのかもしれないが、個人的にメインストーリーが終わってしまうとそれ以上はやる気が起きないので、続編の方にシフトしたわけだ。こっちもやることは大差がないが、強制的にメインをやらされるシステムではなくなっているので、5よりはまし。

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イカリエ-XB1

2月 26th, 2023 by PureJyam

「イカリエ-XB1」 1963
共産国時代のチェコスロバキア製SFである。監督も出演者も全く知らないし、他の監督作や出演作もわからない。まぁ共産圏の古い映画ということで、そもそも日本語での情報がないのである。原作はスタニスワフ・レムの「マゼラン星雲」ということらしいが、それも読んだことはない。
2163年、新たなる生命を求めてアルファ・ケンタウリに旅立った宇宙船イカリエXB-1号の波乱の旅を描く。
派手なドンパチがあるわけでなく、宇宙人が出てくるわけでもない非常に地味でオーソドックスな宇宙SFだ。ただまぁ制作年代を考えると悪くはない。
モノクロということもあって特撮のチープさがあまり目立たないのが幸いしているかもしれない。宇宙船内の通路などは特によい雰囲気で描写されている。
旅の途中で発見した漂流宇宙船が、20世紀に発射されたもので核爆弾を積んでいるみたいな設定は、資本主義国への皮肉を含んでいるのだろうか。

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ドント・ブリーズ

2月 25th, 2023 by PureJyam

気になっていたので、ブルーレイが出たときにすぐ買ったような気がするが、そのまま今まで放置していたという・・・

「ドント・ブリーズ」 2016
監督はフエデ・アルパレス、主演はスティーブン・ラングのサスペンススリラー。とはいえ、どちらも知らない人。
監督は2013年に「死霊のはらわた」のリメイクを撮っているようだが、残念ながらそっちは未見。
元軍人だが戦場で盲目となった老人の家に強盗に入った3人組の若者が返り討ちに合うというストーリー。聴覚に優れた盲目の相手なので、暗闇の中ではこちら側からは相手が見えないが、相手からは息をしただけで居場所を特定されてしまうから、息するなという意味を含んだタイトルである。
要約してしまうとなんか単純な話に聞こえるが、実際はもうちょっと込み入っている。侵入者側の視点に立てば、圧倒的な力の敵からどうやって逃げられるかをはらはらしつつ見るパターンになるし、逆に盲目の老人視点で見ると、突然押し入ってきた正体不明の暴漢をどう撃退するかを見るパターンにもなるわけで、演出次第でどっちにも転がる映画なのだ。
この映画がどっち系なのかというと、侵入者側の若者たちの日常を描くことで、完全な悪党ではないよみたいなメッセージを発しているので、基本的には前者っぽい演出なのだが、敵側がジェイソンのようではなく、元軍人ではあるが盲目でかつ娘を事故でなくしたばかりのひとりの老人として描かれているので、強盗に入ったこいつらがどう撃退されるかを見るみたいな後者の視点でも見られるような作りなのである。
さらに、老人が単なる弱者かというと、そんなわけでもないような仕掛があって、いったいどういう風に着地させるのかというメタ的なところでも楽しめるようになっている。
なかなか秀逸な脚本である。

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PlayStation VR2 その3

2月 23rd, 2023 by PureJyam

というわけで、こちらが発売日に無事届いたPSVR2となります。せっかく当たったけど、どうしようかと一瞬迷いはしたものの、結局買ってしまったわけです。
ただ、Amazonでもヨドバシでも普通に買えるみたいなので、別に急がず少し様子を見てからでもよかったかもしれません。

隣はPSVR1ですが、なんといっても2の方はケーブルがUSB1本で済んでいるところが、大きな違い。PSVR1の方はこのほかにコントロールボックスみたいなやつも必要なので、配線するのも一苦労でした。持った感じ重さ自体はさほど変わらず。有線でバッテリーを積んでいないので、軽いのがよいですね。Questは、被ると重さで全体が前に傾いてしまうほどですから。やはりヘッドセットにバッテリーを積むのは厳しい。CPUやメモリを載せたスタンドアロン型であっても、バッテリーだけは外だしにして、体に装着するようにするとかした方がよいように思います。

PSVR1とのさらなる違いは、コントローラーがまともなものになったことでしょうか。そもそもPSmoveを2本使うとかいう仕様には無理がありました。今回のやつはQuestのコントローラーと同じような形状になり、ボタンの配置もほぼ同じです。そしてちゃんとPS5のハプティクスフィードバックにも対応しているようです。

で、実際使ってみてどうだったかというと、やはり画質がかなりよい。片目あたりの解像度がPSVR1の4倍になっていることや視線トラッキングによって見ているとこだけを高精細に描画するという機能で描画リソースを最適化していることもあって、とにかくきれいです。オブジェクトを手に取って間近で見てもテクスチャがぼやけないのは素晴らしい。

一番感動したのは、初期設定でプレイエリアをセットするのですが、Questでは、ビデオスルーされた映像を見て自分でコントローラーでエリアをなぞる形式に対し、PSVR2ではビデオスルーされた映像を見まわすだけで、勝手に周囲を認識してエリアを自動設定してくれるとこです。この認識していく過程がもうSFのようでほんとすごい、思わずおおっと声がででしまいました。

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スペシャリスト

2月 20th, 2023 by PureJyam

「スペシャリスト」 1969
セルジオ・コルブッチ監督のマカロニウェスタン。またしょうもない邦題を付けたなと思ったら、原題も同じだった。このタイトルはいまひとつよくわからない。主人公が銃のスペシャリストであることからつけられているようだが、だいたいのウェスタンの登場人物は銃のスペシャリストなんじゃないのかと突っ込みたくなる。
銀行の金を盗んでどこかに隠した罪を着せられ町の住民にリンチされた兄の復讐のため、銃のスペシャリストと呼ばれる弟が町に帰ってきた。彼は事件の真相を追うが・・・。
主演はジョニー・アリディという、どうやらフランスの歌手らしいが、俳優としてもいろいろな映画に出ている人。ちょっと陰のあるいい男だが、体格が貧弱に見えてしまっていてあまり強そうに見えないのが残念。セルジオ・コルブッチ監督は暗いのと明るいのどっちも撮る人だが、今作はさほど明るいわけではないが暗すぎるわけでもない感じ。あらすじだけ見ると暗そうなのだが、パッケージの左側の保安官と右側の山賊?の頭のキャラが暗くなりすぎるのを抑えているといった風。特に保安官はなかなかいい味を出している。若いロン・パールマンをちょっといい男にしたような風貌がよい。
隠された金の行方は、ああなるほどねぇという感じで、全体の流れとして不自然な展開ではなかったのがよかった。それと単なる賑やかし要員と思われた若いヒッピーのようなやつらの使い方も悪くない。
特筆すべきは、ラストの対決である。ネタバレになるので詳細は控えるが、これほどシュールな光景を描いたシーンは自由奔放なマカロニウェスタンといえどもそうそうないだろう。

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リトル ノア 楽園の後継者

2月 18th, 2023 by PureJyam

昔、「リトル ノア」というソシャゲがあって、サービス当初だけ少しやっていたことがある。リアルタイムストラテジーゲームだったような記憶があるものの、そんなに長くやりこんだわけでもないので、詳細はあまり記憶にない。ただ、キャラクターデザインがとてもよかったことだけは憶えている。アートディレクターはニーアオートマタやファイナルファンタジーにも関わった吉田明彦氏。この人の絵はほんとよいのだよね。
で、その「リトル ノア」の世界観とキャラを引き継いで、全くの別ゲーである「リトル ノア 楽園の後継者」というのが去年リリースされた。評価も悪くなく気になっていたので、去年の暮れのSwitchのセールで買ったわけだ。それをなんで今頃ネタにしているかというと、そのときちょっとだけやってそのまま放置していたのを、思い出してやり始めたら結構はまってしまったからだ。

いわゆるローグライトなゲームである。最近はよりローグに近いゲームをローグライク、ローグっぽいやつをローグライトと使い分けるケースが多いようだ。
ランダムに生成されるステージをアイテムを取りつつ進んでいき、死んだらまたやり直し。というのがローグっぽいところ。このゲームの特徴は、アストラルと呼ばれる仲間を引き連れることができて、基本的に攻撃はこのアストラルが行う。アストラルは通常攻撃用に5体セットできて、攻撃ボタンを押すとセットされた順番に攻撃する。そしてそれぞれが違う攻撃方法を持っているため、攻撃ボタンを連打するだけで、いわゆるコンボ攻撃ができるのだ。アストラルは40種類以上いて、かつその並べる順番によってもコンボが変化するため、なかなか奥深い。
それとアストラルは初期の3人を除いて道中でランダムで出現するため、今回いい感じに編成できたとしても次回もそれと同じにということはできないのが、悩ましい。なので、ついついやり続けてしまうのである。
動きの慣性がちょっと強めなので、慣れるまで難しいが、いや面白い。

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シン・仮面ライダー

2月 16th, 2023 by PureJyam

シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」ときて、ついに「シン・仮面ライダー」である。監督は待望の庵野秀明。ウルトラマンの監督は樋口真嗣に譲ったものの、今回は晴れて監督に返り咲きだ。とはいえ、ゴジラの方も監督名義は樋口で、庵野秀明は総監督という位置づけだったことを思うと、シンシリーズでの初監督ということなのだろうか。

3/18公開ということで、本予告も公開されているが、なんとも抑えた演出である。シンメトリーを多用したレイアウトがとてもよい。また悲しげなピアノの旋律からの激しい打楽器が緊張感を高めている。今のところストーリーは不明で、予告からもほぼ何も読み取れない。ライダーが二人出てくるのは、1号と2号なのか。常にライダーといる女の役割は何なのか。うーんやはりこれは見にいくしかないかなぁ。
ゴジラとウルトラマンは結局気になりすぎて見に行ってしまっているわけで、今回ももしかすると行ってしまうかもしれない。

とはいえ、仮面ライダー自体は、世代的にわりとジャストミートではあるのだが、実際見たのはライダー2号が登場してからである。なので、藤岡弘の1号には全く馴染みがなかったりする。また、その後のV3も見ていないので、個人的には仮面ライダーは一文字隼人のイメージしかない。
あと、その当時同時期にやっていた「人造人間キカイダー」の方が好きだったので、仮面ライダーにはあまり思い入れがないんだよね。「シン・キカイダー」とか作ってくれないかな。

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