ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

冷食捜査官

6月 11th, 2023 by PureJyam

久しくコミックネタをやってなかったので、まとめてみた。前回2021年8月以降のものだが、ここのところ以前からの継続が多くて新規が少なかったので期間は長いが数は多くない。単体で扱ったやつは除いてある。

「冷食捜査官」 とり・みき
食料統制が行われ、食べ物は全て合成物になってしまった未来。天然の冷凍食品は闇で取引される禁制品になっていた。というSF的設定で描かれるギャグマンガである。ストーリー自体はシリアスなのに、不条理ギャグで煙に巻く感じがいかにもとり・みきという感じ。電子媒体にはなかったので、ネットで古本を探してGET。

「BOOGIE WOOGIE WALTZ」「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」 大友克洋
大友克洋大全集のラインナップ。タイトルが同じ旧版があるが、全集版の方は発表順に収録されてゆくようで、「BOOGIE WOOGIE WALTZ」はほぼ変わらないものの「ハイウェイスター」と「さよならにっぽん」は、旧版の「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」「ショートピース」「GOODWEATHER」の収録作品がごっちゃになっている。
それにしても初期の大友克洋は今と全然絵柄が違っていて、コマ割りも大胆不敵なところがとても好きである。そして内容がどれも暗いというね。

「何もなかった」 松本ひで吉
「川尻こだまのただれた生活」系のTwitterまんがをまとめたやつ。話題になった「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の番外みたいな感じ。最近結婚したらしく、旦那のネタもちらほら挟んでくる。

「わくとこまこ」 青木俊直
「ひそねとまそたん」のキャラクター原案をやっていた青木氏のまんが。百合系の恋愛物。この人の描く女の子の絵がほんと好みなのだよねぇ。

「メカニカル バディ ユニバース」 加藤拓弐
戦場で拾った赤ん坊を育てることになった戦闘用アンドロイドのお話を軸に、元はTwitterに上げていた短編をまとめたもの。登場人物の異なるエピソードが微妙にクロスしてゆく感じが好き。まぁ書いているときは作者も関連させる気はなかったのかもしれないけどね。

「ぼっち・ざ・ろっく!」 はまじあき
無料だったので、1巻だけダウンロードしてみたやつ。これをアニメ化してなんであんなに面白くなるのか不思議でしょうがない。もっとも「けいおん!」を読んだときもそう思ったのだけどね。

「アフターゴッド」 江野朱美
神と呼ばれる存在により荒廃した日本で神に対抗しようとする勢力との戦いを描くというシリアスな設定で絵柄もシリアスなのだが、ちょいちょい挟まれるギャグマンガチックな要素で、妙な雰囲気を醸し出している。

「ルリドラゴン」 眞藤雅興
ある日突然角が生えた女子高生のお話。周囲の反応が、ニキビでも出来た程度でしかない緩さがよい。

「ビバリウムで朝食を」 道満晴明
小学生3人組の周囲を不可思議なアイテムや動物そして怪しい人物が取り囲む。いかにも道満っぽい感じがもうなんともね。

以下はとうとう連載終了した面々。
「New Game!」 得能正太郎
2014年に1巻を買っているので足掛け9年の連載。この人の描く女の子の圧倒的なかわいさだけでもすごいが、青葉の成長物語としてのストーリーもよかった。

「亜人ちゃんは語りたい」 ペトス
主要登場人物の吸血鬼、雪女までは普通に思いつくが、もう一人をデュラハンにするというのはなかなかの着想。彼女の存在によって物語に深みが出ていたような気がする。ネタぎれか打ち切りか、終わり方はなんとも微妙なフェードアウト。

「あそびあそばせ」 涼川りん
初期は3人組の物語として面白かったが、途中からやたらと登場人物が増えてきて、かつ誰が誰だかよくわからなくなってあまり面白さを感じなくなってしまったのが残念。

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鉄コン筋クリートその2

6月 10th, 2023 by PureJyam

アニメ「鉄コン筋クリート」の背景画集を買う。元は2006年に出版されたものだが、再刷ということではなく、奥付を見る限り2023年の4月に第一刷となっているので、再発行ということになるのだろうか。20周年には3年早いので、どうしてこんな中途半端なタイミングで発売されたのかはよくわからない。

とはいえ、買う方としてはありがたい。この「鉄コン筋クリート」の町の描写がほんとに好きなのだ。ブルーレイを見たのが2014年なので、ほぼ10年前だった。もうそんな前だったっけという感想しかない。クロとシロという二人の少年のうちシロを演じている蒼井優がすごかったという印象だが、やはり何と言っても町の描写が素晴らしい。微妙にノスタルジックな昭和っぽさと雑多な無国籍さが同居している雰囲気が最高である。

美術監督は木村真二という人で、古くは「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」の背景にも参加しているらしいが、最近では「ドロヘドロ」の美術監督をやっていた。言われてみると確かに「ドロヘドロ」の町の雰囲気は「鉄コン筋クリート」っぽさがあるかもしれない。ただ、「ドロヘドロ」では「鉄コン筋クリート」と違い町自体の描写はそんなになかった気がする。「鉄コン筋クリート」は町そのものに焦点があたっているという側面もあって、町の描写がかなり多かった。

個人的にどういう町に惹かれるのかあまり客観的に分析したことはないのだが、やはり整然とした街並みよりは、狭い路地が入り組んだ感じがより好みではあるのだな。

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Apple Vision Pro

6月 6th, 2023 by PureJyam

Appleの開発者向け発表会であるWWDC23が開催された。開発者向けということもあり毎年大体新OSの発表が行われるが、今年はiOS17とiPadOS17である。
そうはいってももはや大した中身はない。AIを利用したいろいろな新機能があるらしいが、そもそもここ数年注目するようなすごいものは出てきてないので、まぁ推して知るべしという感じ。
で、新OSが出るたびに話題になるのは、どの機種が切り捨てられるかという点。今回はiPhone8とiPhoneXがだめだった。iPhone8って最近じゃなかったっけと思ったが、2017年発売ということでもう6年前なのだからしょうがないといえばしょうがない。
で、自分に関係あるiPadOS17の方はというと、最初iPadPro第一世代が対象外という風に聞いて、ついにわたしのiPadProもだめかぁと落胆したのだが、わたしのiPadProは11インチでの第一世代であって、iPadProという機種全体でいうと、第三世代らしいのだな。なので、少なくとも今回は大丈夫だった。よかった。

さて、今回のWWDCでは、久しぶりの新ハードの発表もあった。上の写真の「Vision Pro」である。前回Quest3の話をしたばかりなのに、とうとうAppleもVRゴーグル参入かよと思ったが、こっちはどうやらMRゴーグルらしい。ようするに以前Microsoftが出していたHoloLensと同系統のもの。ただ、第一印象としては外観がかなりVRゴーグルっぽい気がする。HoloLensはもうちょいメガネっぽかった。
いろいろな記事を見るとHoloLensでは透過型でそこに仮想の映像を重ねて投影する形式だったものが、こっちはカメラで撮った外部の映像と仮想の映像を合成してVRのように見せる方式のようだ。しかも外側にもディスプレイがあって、被っている人間の目の映像を映してあたかも透過しているように見せられるのだとか。
HloLensが出たのが2016年で、そこからの技術的進歩といえば進歩のような気もするが、結局のところHoloLensも鳴かず飛ばずで終わってしまっているわけで、果たしてこのVision Proはどこまで受け入れられるのか。もっとも、いまのところ日本円で50万という高級機なので、そもそも買える人間もあまりいなさそうだけどね。

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徒然なるまま その48

6月 3rd, 2023 by PureJyam

ブログの更新頻度が落ちているのは、ネタが尽きてきいるからである。一時期順調に消化していた積みブルーレイに全く手をつけられないのが一番大きい。どうして手をつけられないのかは、前に書いた通り「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」のせいだ。プレイ時間は既に130時間を超えている。結構はまった「ポケットモンスター バイオレット」でさえ100時間程度だったので、まだプレイ途中でこの時間はやばい。もっとも「ELDEN RING」は220時間だったので、それを超えるかはかなり微妙。物語もそろそろ終盤に差し掛かっていると思われるので、多分あと30時間くらいで終わる可能性は高い。

さて、唐突に「Meta Quest3」が発表されて、今年の秋頃に発売予定らしい。本体がかなり薄くなっているようなので、かぶったときのバランスの悪さも多少は解消されているのだろうか。
もっとも「PlayStation VR2」を購入したもののあまり使っていない身としては、さらに新しいものに手を出す気は毛頭ないのではあるが・・・。

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大和屋竺ダイナマイト傑作選

5月 30th, 2023 by PureJyam

以前見た「殺しの烙印」や「裏切りの季節」の脚本を書いた大和屋竺のシナリオ集である。1994年初版ということで、もう30年も前のものだ。なので、残念ながら古本である。その古本ですらなかなか見つからず、定価5500円のところAmazonでは2万超の値段で出ている始末だ。で、時折検索していたところ、たまたま4000円台で出ているの発見し買ってしまった。

写真ではかなりきれいに見えるが、実はカバーはオリジナルに似せて私が作ったものだ。買ったものはとにかくカバーの状態がひどくていまにも切れて分解しそうなほどだった。幸い中身はきれいで汚れも書き込みもなかったのはよかったのだけどね。
オリジナルをスキャナーで読み取ってそのまま印刷しようと思ったのだが、いざ取り込んでみるとやはり粗が目立つので、極力似たようなフォントを探して活字部分を再現してみた。並べてみると微妙に違うのだが、単体で見る分にはわからない。ただ、インクジェット用の光沢用紙は質感はよいのだけど、表面が固いため折ったところが皺になってしまうのが欠点。とはいえ印刷用紙以外を使ってしまうと今度はインクの乗りが悪かったり滲んだりしてしまうので、そこはもう妥協である。

さて、中身だが、個人的にどうしても読みたかったのは、ルパン三世1stシリーズの2話「魔術師と呼ばれた男」のシナリオである。以前にも書いたが、このエピソードはルパン三世の中で一番好きなものなのだ。読んでみるとこのシナリオはかなり長い。アニメの一話は実質22,3分しかないのだが、感覚的に倍くらいの分量ある感じだ。解説によると演出の大隅正秋が長めに書かせた上で内容を圧縮したりそぎ落としたりして時間内に収めたらしい。
本編では冒頭パイカルが寝ているところをマシンガンでハチの巣にされ、犯人が去ったあとぎょろりと目を開けるとそこにサブタイトルが入るというかなり短いシーンなのだが、シナリオではパイカルは犯人たちを追い詰めて得意技で殺すところまで書かれている。つまりパイカルが何者であるかというのを冒頭で描写しているわけだ。本編ではあえてそこを切ってある意味パイカルという人間の不気味さを強調する形にしているのが面白い。
まぁ映画はそもそも切って切って極限まで切ってこそのものだと思うので、シナリオ全体のどこを切ってどこを生かすかの取捨選択こそが演出のセンスそのものなのだな。

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空調座布団

5月 27th, 2023 by PureJyam

アップにしすぎてなんだかよくわからないファンの写真になってしまっているが、ようするに椅子に置くクッションである。ただ、電動ファンが付いていて座面を冷やしてくれる。
何年か前に登場して、とんでも商品かと思っていたら今では割と市民権を得ている空調服というファン付のジャケットと同じメーカーの物だ。

ここのところ一日中椅子に座っている日々が続いているのだが、あったかくなってくるにしたがって、臀部の汗が許容範囲を超えてきているのだよね。椅子を買ったのが2020年の秋だったので、その翌年の夏から既に問題点として認識していた。まぁようするに2年越しの懸案だったわけだ。
最初、メッシュの風通しのよいクッションを敷くことでなんとかなるかなと思ったのだが、それが全く効果なかった。それが1年目で、2年目の去年の夏、何か別の良いものはないかなと探してみたところ、こいつがよさげだったので、買おうとしたら売り切れていたのだ。恐らく買おうとしていたのが、7月くらいだったせいだろう。こういう季節物は早めに買わないといけないんだよね。ということで、今年は早期に購入を図りようやくゲットすることができた。

この手のやつはいろいろ類似品が出ていて、そっちの方はそこそこ安いのだけど、やはりこういうのは本家を買っとかないと安物買いの銭失いに繋がりかねないので、まぁまぁ高い本家のやつを買った。
構造は単純で、前部に付いているファンから座面に風を送っているだけである。しかし座面から風がびゅんびゅん吹き出してくるといったことはなく、ほのかに漂う程度だ。けれどそれが結構効果的。これがないときは汗でズボンの尻がびっちょり濡れていたほどだったのが、導入後は全く乾いている。素晴らしい。

ファンはハイとローを切り替えスイッチで切り替えられるのだが、ハイにすると爆音が轟くため、通常はローで運用している。ローのときはファンの音はほとんど気にならない程度なのだよね。まぁそれで効果は十分あるので問題ない。

ただ、風の通り道を確保するためか座面のクッション部がわりと固めで、ちょっとつらい。しょうがないので、前に使っていたメッシュのクッションをその上に置いてみたのだが、それでもちゃんと効果があったので、当面これでいくことにする。

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SONY ZV-1 Ⅱ

5月 24th, 2023 by PureJyam

ZV1を発売したのは2020年の6月だったので、丁度3年前である。SONYのVlogカメラの後継機種が来月発売らしい。このZVシリーズはZV-E10というのが2021年に出ていて、これが後継機なのかと思っていたのだが、そういうわけではなかったようだ。まぁZV-1はレンズ固定で、ZV-E10はレンズ交換だったので、やはり系統自体が異なっているということなのだろう。ZV-E10側も4月頃にZV-E1という機種が出ているわけだしね。

ZV-1のときに、レンズが24㎜始まりというのはVlogカメラとしてどうなの?みたいなことを書いたが、新機種ではやっと18㎜始まりになった。その分望遠側が70㎜から50㎜になってしまっていて、まぁトレードオフということなのかね。しかし自撮り中心の使い方であれば、こっちの方が使い勝手はよいだろうとは思う。

それにしてもコンデジはもう完全に終わってしまっている感じだねぇ。SONYの高級コンデジであるRX100シリーズも、2019年に出たRX100M7を最後に音沙汰がなくなってしまった。
価格COMのサイトを見る限り、コンデジの売れ筋1位は2018年発売のPowerShotになっていて、もうどこのメーカーも力を入れている感じがしない。安価なコンデジはスマホにとって代られてしまって、もうカメラ自体が趣味人が買うものという位置づけなのだね。ある意味昔に戻った感じなのかな。

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徒然なるまま その47

5月 22nd, 2023 by PureJyam

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」はやばい。前作の「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もオープンワールドゲームとしてかなりの完成度だったが、今回はさらにやばい。
地上マップは基本的に前作と同じである。まぁ前作のエンディングの数年後の設定でありかつ舞台も同じハイラルなわけで、細部の違いはあるものの広さは同じということになる。
で、今作では空島が登場する。空に島が存在すること自体は「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」でも扱われていたので新要素というわけでもないが、スカイウォードソードでは空と陸は完全に別マップとして存在し、空から陸は見えないし、陸からも空は見えなかった。
しかし、今作においては空島と陸は完全に同一空間上に存在していて、空島から下を見るとハイラル全土が見えるのである。かつそれぞれをシームレスに移動できるのだ。マップが立体構造化されているわけである。前作も見えるところにはどこまででも行けるという凄さがあったが、今作ではそれがさらに空にまで拡張している。さらにこっちは別マップ扱いにはなるものの地底にも世界が広がっており、まだ全容は掴めていないものの、地上と同程度の広さがあるっぽい。つまりあまりにも広すぎて寄り道が面白すぎるのである。始めるとやめ時がわからないほど面白い。
ブログの更新頻度が微妙に落ちているのもこのせいなわけで、ほんと困ったものだ。

こないだ壊れた「SRS-WS1」は結局割れた部分に金属のあてぎをして、その上からテープでぐるぐる巻きにするという見てくれもへったくれもない感じで補修し、引き続き使っている。まぁ家でしか使わないので、多少のみっともなさは諦めるしかないよね。やはりよい新機種が今のところ見当たらないので、当面このままだろう。

先日増設したメモリは、当初48G状態で使っていたものの、なんか原因不明のブルースクリーンが発生するようになったため、元あった16G分を外し、現在は増設分の32Gのみで使っている。やはり混在は難しかったらしい。全く持って残念である。

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ガンズ&ゴールド

5月 17th, 2023 by PureJyam

「ガンズ&ゴールド」 2014
オーストラリア製のクライムサスペンス。主演はユアン・マクレガーとブレントン・スウェイツ。監督はジュリアス・エイヴァリーという人。Wikipediaの日本語版に項目がないので、他にどういう作品を撮っているかすら不明。
かつて強盗で名をはせたマクレガーは、刑務所で若いちんぴらのスウェイツに目を付け、脱獄を手伝わせる。刑務所を出たマクレガーは組織のボスから金塊強奪の仕事を請け負い、スウェイツと共にとりかかるが・・。
原題は「Son of a Gun」で銃の息子?と思ったらどうやら英語のスラングで、ろくでなしとか、くそったれとかいう意味らしい。邦題はそのへんのニュアンスはガン無視したようだ。
激しいアクションがメインになりそうなストーリーだが、ちょっとしたカーチェイスがあるくらいでさほど派手なものはない。強奪した金塊をめぐる丁々発止もあまり知的な展開はなく、意外性も弱い。
マクレガーとスウェイツの父と息子を思わせる関係性を描きたかったのかもという気はするがはっきりとした描写がないのでわからない。ただタイトルに含まれるSonはその辺りを匂わせているのじゃなかろうか。
序盤の刑務所シーンはそこそこ長い割りにマクレガーがどうしてスウェイツに眼を付けたのかとかそういう重要なことが全く描かれていないので、最後までもやもやする。
それと有名な凶悪強盗犯であるユアン・マクレガーが、いい男すぎて全く悪人に見えないのが痛い。演技がどうこうというのではなく、もっと強面な役者がやった方がよかったんじゃないかとは思う。
面白くないわけではないが、褒めるところはあまりない。
ヒロイン役のアリシア・ヴィキャンデルがどこかでみたことあるなぁと思ったら、大分以前に見た「コードネームU.N.C.L.E」に出てた人だった。

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THE BATMAN

5月 14th, 2023 by PureJyam

「THE BATMAN -ザ・バットマン-」 2022
監督はマット・リーヴス、主演はロバート・パティンソン。クリストファー・ノーラン監督のダークナイト3部作に続く新バットマンシリーズのバットバースの1作目という位置づけである。
いつものゴッサムシティ。ある日市長を皮切りに市の重要人物が惨殺される事件が相次いだ。そして犯行現場にはいつもバットマン宛のなぞなぞが残されていた。バットマンはゴードン警部補とともにその謎を追う。
前シリーズに比べるとかなり暗く陰鬱なイメージが強い。時系列的にかなり初期のお話らしく、バットマンは正義の味方として認知されておらず勝手に悪人と戦うコスプレ男みたいな扱いだ。事件自体も派手なものではなくサイコパスによる連続殺人事件で、全体的にバットマンによる探偵物みたいな雰囲気。アクションシーンも格闘と銃撃が中心であり、「ダークナイトライジング」であったようなど派手なものはない。ただ見せ方のセンスがよくスタイリッシュではある。後半の取ってつけたようなパニック展開はいまひとつだったが・・・。
前作のバットマンの中の人は、できる若き実業家風であったが、新バットマンのロバート・パティンソンは、世の中に背を向けて引きこもる神経質そうな若い富豪という風で、かなりイメージが変わっているが、これはこれで悪くない。リドラー、ペンギン等のおなじみの悪役たちも変なメイクをしてるわけでなく、普通の人間として登場するので、バットマンが出てくる以外は普通のクライムサスペンスみたいな映画になっているのが逆に面白い。
また使用楽曲で、ニルヴァーナの「Something In The Way」を多用しているが、この曲はほんと映画にあっていて素晴らしい。
ノーラン監督のダークナイト3部作は、結局2作目の「ダークナイト」以外はたいしたことがなかったが、今度のシリーズはどうなるだろう。今作の雰囲気を2作目以降も持続できればいい感じなのではという気はする。

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