ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

アンストッパブル

2月 28th, 2024 by PureJyam

「アンストッパブル」 2010
サブウェイ123 激突」と「デジャヴ」に続きトニー・スコット監督作品。これまたデンゼル・ワシントンとのコンビである。さらに「スタートレック」新シリーズのクリス・パインが加わったアクション映画だ。トニー・スコット監督の遺作でもある。
無人のまま動き出した貨物列車には、危険物が満載されていた。加速し続ける列車を止めることができるのか。というわりとありがちなシチュエーションに見えるが、2001年に実際に起きた事故をベースにしている。当然細かな部分はかなり脚色されているが、本筋はほぼ現実に起こったことをなぞっているようだ。
暴走列車は映画の最初で走り出し、その最後で止まるまでずっと走りっぱなしである。関係者が列車を停止させるために奔走する様を中心に描いていて、こういう系の映画にありがちな妙な人間関係の描写とか社会への問題提起とかがないのがよい。もちろん最終的に列車を止める主演の2人の家族とか現場を知らない鉄道会社の上役とかの描写はあるものの、さほど比重は置かれていない。またあくまで無人の貨物列車だというのがよい。乗客がいる列車だとハラハラ感は増すが、どうしても乗客の描写が入ってしまい、視点がぶれるんだよね。
あらゆる手段が失敗する中、たまたま居合わせた機関士と車掌が命がけで行動を起こすというベタベタのベタな展開だが、エンタメアクション映画はこういうのでいいんだよと強く思う。
監督はCGを極力使わず実際の列車を走らせて撮影するとことにこだわったというが、やはりそれによって現実感が増している感はある。本物を使う方がやっぱりリアリティが上だよねと言いたいところだが、まぁ10年以上前の作品でもあるし、現在の技術であれば同じ絵をCGで完璧に再現できるんじゃなかろうかという気もしないでもない。

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サイコ

2月 26th, 2024 by PureJyam

ヒッチコックマスターピースコレクションという、14枚組のセットを大分前に買ったのだけど、全然見ないまま放置していたことを思い出したので、ようやく見始める。まぁ北米版ということもあり、14枚組にしてはかなり安かったのだよね。北米版なのに日本語吹き替えも入っているというなかなかのお買い得だった。

「サイコ」 1960
まずは、この説明する必要もないくらいの有名な作品。主演はアンソニー・パーキンス。もちろんサイコスリラーである。
会社の金を横領し彼氏の元へ向かうマリオンは、途中モーテルに1泊することになる。そしてシャワーを浴びる彼女に近づく影があった。
かなり昔にテレビで見た記憶がある。当時その結末に相当の衝撃を受けたのか、そことシャワーシーンしか記憶になくて、その他のストーリーや登場人物を完全に忘れていた。見始めて、これって「サイコ」であってる?と何度かパッケージを見直したくらい。
それにしても結末を知って見てもサスペンスのハラハラ感が衰えることもなく、やはり巨匠の演出はうまいね。アンソニー・パーキンスの演技も素晴らしい。
ただ前半と後半でストーリーが分割されているような印象が強いのだよね。前半のシチュエーションがないと後半の展開に繋がらないというのは確かにあるのだけど、ちょっと主軸がぶれてしまっている感は拭えないかなぁ。もっとも前半の逃走劇がシャワーシーンを境に後半の猟奇殺人へと唐突に切り替わるという意外性を狙ったという見方もできなくもないか。やはり純粋に初見でないとうまく感想がまとまらないね。

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ELDEN RING DLC

2月 22nd, 2024 by PureJyam

昨日はNintendoDirectのすぐ後に、エルデンリングのDLCのPV公開があった。ニンダイの方は元々期待してなくて、こっちが本命だったわけだが、いやぁ久々に興奮したね。いつも思うけど、フロムソフトウェアはPVの作り方がうまい。
DLCの情報が出てから丸1年。全く情報が出ていなくて、いつになるのか心待ちにしていたのだが、結局2周年を大分過ぎた6/21発売ということだ。PV公開後すぐにという話もあったが、そういうわけでもなかったのが残念といえば残念だが、あと4か月、楽しみに待つといたしましょうか。

前回の発表では、タイトルが「Shadow of The Erdetree」ということで、ミケラに関するストーリーになるということくらいしかわからなかったが、今回のPV公開とそれに合わせて公開された宮崎氏のインタビューによってかなりの情報が明らかになっている。
舞台は影の地と呼ばれるところで、そこに向かったミケラの足跡を追うというお話になるらしい。過去や未来というわけではなく、モーグウィン王朝のミケラの繭のところから転送される新マップになるんだとか。価格が4,400円ということもあって、かなりボリュームのあるDLCになりそう。「サイバーパンク2077」のDLCよりも高いのだから、やはりそれ相応のやりごたえは期待したいところ。

ただ、本編にはもう1年以上というか2年近く触っていないので、DLCが来る少し前にはもう一度最初からやり直しておかないと、まともに戦えない気がする。ゲームの戦闘って継続的にやってこそなんとかなるものなので、しばらくやらないとメタメタになっちゃうんだよね。

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Nintendo Direct 2024.02.21

2月 21st, 2024 by PureJyam

来る来ると言われていたNintendo Directがようやく配信。まぁあまり期待してないと前にも書いたが、今回はソフトメーカーラインナップということで、サードパーティ製品の紹介がメイン。
何か目新しいものが出るかなぁとも思ったが、結局細かなものばかりで、さほど食指が動かなかった。

気になっているのは、ATLUSの「ユニコーンオーバーロード」というシミュレーション。3/8発売ということで、もうすぐ出るのだよね。体験版の配信が始まるということなので、試してみて面白かったら買おうかなぁ。サードパーティ物にはカタログチケットが使えないので、買うしかないのだけどね。

昔PC-6001用に買った「オホーツクに消ゆ」がリメイクされてるのが懐かしかった。お話は全く憶えていないが、たったの2時間でクリアしてしまい、なんか釈然としなかった記憶だけがある。面白くなかったわけじゃないのだけど、当時としてはせっかく買ったのに2時間しか遊べなくてなんか損した気分だったのだよね。今回フルボイス化されていて、時代の流れを感じる。

「ガンダムブレーカー4」とか「パワフルプロ野球2024」とか多分話題になりそうなのものはあったのだけど、個人的にはほぼほぼ興味ないのでねぇ。
一番気になったのは、「MOTHER3」が、NintendoSwitchOnlineのゲームボーイアドバンスソフトとして追加されたことかな。「MOTHER」シリーズはファミコンで1と2をやっているので、3もやってみたい気はしている。ただ、NintendoSwitchOnlineの拡張パックは解約してしまったので、これをやるためだけに追加投資は考えにくいのだなぁ。

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Sora

2月 18th, 2024 by PureJyam

テキスト生成のChatGPTでAI界隈に嵐を巻き起こしたOpenAIが、今度は動画生成で世界を震撼させている。テキストで指示することで、最長1分の動画を生成できるらしいのだが、生成された動画がすごすぎてもはや意味がわからない。
与えるテキスト次第で、実写っぽいものからCGアニメーション風のものまで、様々な動画が生成可能であり、特に人間や犬、猫などの表現は並みのCGでは太刀打ちできないほどのリアリティを持っている。

カメラが固定されていて、その中で何かが動くシーンみたいな物であれば、まぁAIでできそうだという気もするのだが、上の動画に含まれる生成動画を見ると、高速で移動する電車の中から外の風景を撮っているというていの動画があって、移動しているにもかかわらず外に見える家々が全く破綻せずに描写されてる。しかも遠景と近景の見え方の違いも再現できているのだ。生成の原理が全くわからない。かつこの動画では窓に映る乗客の描写までも同時に行っている。もしCGでこのシーンを作成しようとしたらかなりの労力がかかるだろう。それをテキストによる指示だけで生成してしまえるというのは、ある意味恐ろしい。

今のところ、一般公開はされていないようなのだが、いずれサービスとして公開される可能性もある。もしこんなのが世に放たれたら、動画の世界は一変してしまうんじゃなかろうか。

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ゲーム雑感その26

2月 16th, 2024 by PureJyam

今週くらいに、NINTENDO DIRECTが配信されるという噂があったのだけど、特に何もなかった。そもそもSwitchに関しては、もはやあまり期待できる新作がないので、配信されたからどうということもないのだけどね。ただ、「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」をカタログチケットで交換したため、もう一本分が残っているため、5月までに何かと引き換えないといけないんだよねぇ。さすがに無駄にはできないのだけど、やりたいゲームが見当たらない。「ゼノブレイド2」にでもしておこうかなぁ。

PS5の方は新作がいろいろ出てくるので、やりたいのがたくさんあるのだが、それはそれでどれをやろうか迷うところ。
現状、買うかどうしようか迷っているのが「ドラゴンズドグマ2
ゲームカタログに、前作の「ドラゴンズドグマ」があったので、ダウンロードしてやってみたが、まぁまぁ面白そうなのだよね。もっともこっちは10年以上前のゲームなので、古臭さは否めないわけで、それを考えると最新の技術で作られている「ドラゴンズドグマ2」はより期待できるだろうと踏んでいるわけだ。ただ、発売日に買うほどの魅力はないんだよねー。少し様子見してからでもいかなぁとは思っている。

「エルデンリング」のDLCが出てくればすぐにでも飛びつくんだけど、こっちはこっちで全然情報が出てこないので、結局今年の後半くらいなのかなぁという感じ。

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僕の村は戦場だった

2月 14th, 2024 by PureJyam

「僕の村は戦場だった」 1962
アンドレイ・タルコフスキー監督の長編第一作。前に見た「惑星ソラリス」「ストーカー」ともにSFであったが、これはまぁタイトルからも分かる通り戦争映画である。第二次世界大戦中の独ソ戦を描くが、戦闘シーンがあるわけではない。既に絶版で、中古で買ったのだが安くはなかった。リマスターされているわけでもないようで、フィルムの傷がかなり気になる。
父は戦死、村を焼かれ、母も妹も失い天涯孤独となった少年イワンは、ドイツ軍への憎しみをはらすため、パルチザンとして危険な偵察任務に赴く。
全てのシーンがまるで絵画のように美しい。しかし描かれるのは戦災孤児イワンの悲劇である。直接的な戦闘シーンはなく、砲撃の着弾や銃声のみがそこが戦場であることを示している。全般的に暗い場面が多いが、イワンの回想や彼の慕う大尉と看護師との束の間の逢瀬のシーンだけが明るい。
原題は「Иваново детство」で、直訳すると”イワンの幼年時代”。邦題は内容からのものだろうが、かなりよい。原題に則して付けるとすれば多分「イワン」とかになるかな。ただそれだと原作小説のタイトルと同じなのだけどね。
回りの大人たちが皆イワンのことを思っているのがよい。ただ彼を学校へ送ろうとするが、本人はそれを受け入れようとはしない。全てを奪われたイワンにとって、戦場で皆の役に立つということだけが、憎しみを癒してくれるからなのだろう。
水辺を走るイワンを後方斜め上から追うラストシーンがあまりにもよすぎる。

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地獄の饗宴

2月 12th, 2024 by PureJyam

「地獄の饗宴」 1961
岡本喜八監督。主演は、三橋達也、団令子。昭和のクライムアクション。
小悪党の三橋が偶然拾ったフィルムに写っていたのはかつての上官だった。三橋は恐喝のネタになると踏んで元上官を訪れるが彼は事故で死んでいた。
タイトルは「じごくのきょうえん」かと思っていたら「じごくのうたげ」だった。まぁどちらにしてもあまり内容とあってない感は否めない。
どう見ても悪党に見えない三橋達也がよい。軽妙洒脱な雰囲気がアメリカンハードボイルドの主人公っぽいのだよね。「ロング・グッドバイ」のエリオット・グールドを彷彿とさせる感じ。邦画でこういう雰囲気の悪党を主人公にした映画はあんまり見たことないので、かなり新鮮だった。
確かに後の「探偵物語」の松田優作や、「傷だらけの天使」の萩原健一もそんな感じはあるのだけど、彼らにはなんか破滅的な匂いがあるのだよね。それに比べると三橋達也はそもそも優し気な顔立ちもあって微塵も暗さがないところがよい。
ただ、犯罪者が主人公になるとどうしてもハッピーエンドには向かわないわけで、やっぱりそうなるかぁ的な幕切れは致し方ないところか。

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TIME/タイム

2月 10th, 2024 by PureJyam

「TIME/タイム」 2011
監督はアンドリュー・ニコル。主演はジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・サイフリッド。近未来SFサスペンスである。
遺伝子操作により、25歳以上に加齢しなくなった人間。その代わり余命の時間が通貨として流通するようになり、貧富の差は寿命の差になった。スラムに住むウィルは、ある日富裕層の男から100年分の時間を譲り受ける。
時間が通貨として流通するというアイディアは秀逸。広げればいくらでも面白い展開になりそうなのだが、結局単なる逃亡劇にしかなってなくて、なんかもったいない。つまらないわけではないのだけど、アイディアが生かされている感じじゃないのだよね。
特典映像の一つが、インタビュー映像なのだが、普通はスタッフ、キャストに対するインタビューがほとんどなのに、この映画では映画の登場人物に対して、映画の世界の中でインタビューするという形になっていて、本編を補完するようなものになっているのが興味深い。
ストーリーに合わないので、本編に組み込むわけにもいかないだろうが、本編見る前にこっちを先に見た方が世界観が分かりやすいような気がする。
巷では吹き替え版では見るなとか散々な言われようだが、まぁ確かに字幕版で見る方がいろいろと惑わされなくてすむかもしれない。

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JM

2月 8th, 2024 by PureJyam

中古で買ったのだが、発売時期がかなり古いせいか通常のDVDケースではなく、CDサイズのケースに入っていた。今ではもう見かけないが、昔はこのサイズのやつもたまにあったのだよね。

「JM」 1995
監督はロバート・ロンゴ、出演はキアヌ・リーヴス、北野武。サイバーパンクSFである。
「ニューロマンサー」でサイバーパンクを一躍世に広めたウィリアム・ギブソンの短編「記憶屋ジョニー」をギブソン自らが脚本にしている。
脳内に埋め込まれた素子にデータを記憶させて運ぶ記憶屋であることろのキアヌ・リーヴスは、とある仕事で記憶したデータを狙うヤクザたちに追われることになる。
舞台となるのが近未来の2021年で、キアヌが記憶できる容量が160Gしかないというのが、今見るともはやネタでしかないのだけど、当時としては25年も先の未来で、160Gなんて途方もない大きさだったわけなのでしょうがないところか。
ウィリアム・ギブソンが脚本を書いているので、SFとしてのストーリーはまぁまぁ面白い。ただ、全体的に作りが安っぽくてどうにもB級臭が漂っている。
監督のロバート・ロンゴという人はアーティストで、これが初監督作品だったらしいが、Wikipedia見る限りこの映画しか撮っていないのだよね。何のアーティストなのかもよくわからないが、ところどころで面白いデザインを見せてはいるものの、全体的にチープなのだよねぇ。この4年後には公開されるキアヌの「マトリックス」と比べると、SF的センスに差がありすぎる感じ。
北野武は既に映画監督として名が売れている頃だが、ハリウッド映画としては初出演らしい。自分の映画ではおなじみのヤクザの組長役ではあるが、なんというかあまりはまっていない印象。

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