ヴァン・ヘルシング

「ヴァン・ヘルシング 」 2004
スティーヴン・ソマーズ監督、ヒュー・ジャックマン主演のファンタジーアクション。
バチカン直属のモンスターハンターであるヴァン・ヘルシングは秘密裡に各地のモンスターを退治していたが、ある日ドラキュラ伯爵の討伐を命じられる。
ジキル博士とハイド氏、狼男、フランケンシュタイン、ドラキュラとヨーロッパの有名モンスターが勢揃いという大判振る舞い。モンスターというか、どちらかというと日本で言う妖怪?に近い感じか。
とにかくド派手なアクションとCGによるモンスターの造形でたたみかけてくるエンタメのためのエンタメみたいな映画。監督のスティーヴン・ソマーズは「ハムナプトラ」と「ハムナプトラ2」を撮っていて、雰囲気はなんとなく似ている。まぁどちらも特に深い内容があるわけでもなく、とにかく観客を楽しませるための仕掛けが満載という感じだしねぇ。
テレビ放映されているようなのだが、そのときは見ていない今回が初見である。ただタイトルの「ヴァン・ヘルシング」は記憶にあったので、何かで予告とかを見たことあるのかもしれない。ただ今作はメディアミックスでアニメとかゲームとかもあるようなので、そっち関連で知った可能性もなくはない。
古くからあるドラキュラや狼男と小説のネタであるフランケンシュタインやジキル&ハイドが同じ立ち位置で登場しているのは何か違和感があるのだけど、向こうの人はどういう風に見ているのだろう。日本では唐笠お化けとトイレの花子さんが一緒に出てきているようなもので、特に違和感はないのかな。
20年前の作品のわりにCGは頑張っているが、CGの身体に生身の顔を合成しているとこが若干気になる。
当時まだ30代のヒュー・ジャックマンが何ともかっこよい。モンスター相手に無双するということもなく、普通に苦戦して3枚目的なところを見せるところがより魅力を増している。ただそのあたりの見せ方は「ハムナプトラ」でもあったので、監督の嗜好がそういう感じなのかも。
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