ハリー・ポッターと賢者の石
「ハリー・ポッターと賢者の石」 2001
監督はクリス・コロンバス。主演はダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント。2011年の「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」まで10年に渡って8作品が制作された超ヒットシリーズである。ちなみにこのブルーレイは全作入りの8枚組のものである。
2004年に金曜ロードショーで地上波初放送されているが、多分このときに一度見ている。ただ20年前に見ただけとは思えないくらいシーンに記憶があるので、そのあと何度かテレビ放映がされた中でもっと最近のやつを見ていたのかもしれない。
父母を亡くし伯父の家で虐げられて暮らしていたハリー・ポッターの元にある日、一通の手紙が届く。それはホグワーツ魔法魔術学校からの入学許可証であった。
冒頭の魔法の国にいざなわれるワクワク感が素晴らしい。作り込まれたホグワーツの装飾、多彩の同級生や教師、魔法生物、魔法の杖に魔法の箒。よくぞここまで映像化できたものだと感心する。この手の映画は妙に安っぽくなってしまうことが多々あるが、そんなことは微塵も感じさせないのだよね。まぁ当時既にベストセラーであった原作の映画化ということで、かなり力が入っていたに違いない。
監督のクリス・コロンバスは、「グレムリン」や「グーニーズ」の脚本を担当し、「ホームアローン」の監督も務めているので、この手のファミリー向け作品にはうってつけだったのだろう。ほんと良い仕事している。
ストーリーもベストセラーの原作に忠実なだけあって変に薄っぺらくないのがよいね。ただ、逆に内容が豊富すぎて150分でも尺が足りないと感じさせる。ハリーのホグワーツ生活がかなり駆け足気味な描写になってしまっているのが惜しい。アニメなら1クールかけてもいいくらい。
ただやはりゲームをやる前に一度見ておくべきだったなといまさらながらに思った。
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