ミーン・ストリート
「ミーン・ストリート」 1973
監督はマーティン・スコセッシ。主演はハーヴェイ・カイテルとロバート・デ・ニーロ。
喧嘩や博打に明け暮れるニューヨークのイタリア系移民の若者たちの日常を描く。
羽振りのよい金貸しの叔父の手伝いをしつつ遊び回るチャーリーは、多額の借金を抱えながらも何も考えていない子供の頃からの友人であるジョニー・ボーイを見捨てられずにいた。しかし、ジョニーはある日一線を越えてしまう。
見る前は漠然とギャング映画だと思っていたが、そういうわけでもなかった。もしかすると将来ギャングになってしまうかもしれないが、今はまだそうではない若者たちの映画で、まぁ見方によっては青春映画とも言えるかもしれない。監督のマーティン・スコセッシもイタリア系ということで、舞台も彼の育ったリトル・イタリーであり、半自伝的映画であるとも言われている。
ただまぁ何と言っても後に「タクシー・ドライバー」を生み出したマーティン・スコセッシ&ロバート・デ・ニーロコンビの初タッグ作品であることの方がより注目される点だろう。
今作でもロバート・デ・ニーロの演技は素晴らしく、そのあまりのクズさにこいつ早く殺されないかなぁと思っていた。主演のハーヴェイ・カイテルは、完全にデ・ニーロに食われてしまっていて、ある意味不憫。演技がどうこうというよりキャラとして弱いのだよね。
ハーヴェイ・カイテルは「タクシー・ドライバー」にも出演していて、そこではデ・ニーロに殺されるポン引きの役をやっているようだ。「タクシー・ドライバー」を見たのもかなり昔のことなので、あまり記憶にないのだけどね。
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