ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ファンダンゴ

10月 28th, 2024 by PureJyam

「ファンダンゴ」 1985
監督はケヴィン・レイノルズ。主演がケビン・コスナーの青春コメディ。
後に「グーニーズ」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を製作することになるスティーヴン・スピルバーグ設立の制作会社アンブリン・エンターテインメントの初作品でもある。ただし今作にスピルバーグは関わってはいないようだ。
大学の卒業記念パーティのあと、思い出の地であるメキシコ国境を目指してドライブに繰り出す5人組のしっちゃかめっちゃかな旅を描く。
ケビン・コスナーは、今作の2年後に「アンタッチャブル」でエリオット・ネスを演じて注目を浴び有名になるが、今作が初主演だった因縁なのか、監督のケヴィン・レイノルズと共に、このあとも一緒に「ロビン・フッド」とか「ウォーターワールド」を撮っている。
大学生版スタンド・バイ・ミーみたいな感じのロードムービーだが、ノスタルジックな雰囲気はなくタイトルの「ファンダンゴ」が意味する不良学生の馬鹿騒ぎにしか見えない。ただ、舞台が1970年代初頭のベトナム戦争がまだ行われていた頃で、5人のうち3人は卒業後軍に行くことになっているという事情があることを考えると、この旅の意味も単純ではなくそれぞれが複雑な思いを抱きつつ、反発したり共感したりしながら旅を続けるというところで、青春映画としてよく描かれているように思えた。
単なるお調子者というだけでもないケビン・コスナーのキャラもよいが、5人の中で一人だけがずっと酔って寝たままなのを常に背負って移動する牧師志望の無口な髭面の大男のキャラが滅茶好き。

Posted in 映画

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