ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ウエスタン

10月 15th, 2024 by PureJyam

「ウエスタン」 1968
セルジオ・レオーネ監督。出演は、チャールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダ、 クラウディア・カルディナーレ、ジェイソン・ロバーズ。
「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」などのマカロニウェスタンで名をはせたセルジオ・レオーネが監督だが、今作はハリウッド製のれっきとした西部劇である。
原題の「Once Upon a Time in the West」に相応しい古き良き西部劇といった体であり、マカロニウェスタンのような血生臭い粗野なイメージはない。公開時の邦題は「ウエスタン」だが、リバイバル時は、原題と同じく「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト」が使われている。
主要登場人物を演ずる役者たちがみんなはまっていて、とても魅力的。チャールズ・ブロンソンは謎めいた凄腕のガンマン。ヘンリー・フォンダは珍しく生粋の悪役。クラウディア・カルディナーレは元娼婦で結婚式の当日に夫を殺された未亡人。ジェイソン・ロバーズはなんとも食えない山賊の親玉。それぞれがそれぞれの思惑を抱えながら交錯していくのが、とてもよい。またブロンソンの目的やそもそもクラウディア・カルディナーレの夫は何故殺されたのかという謎を散りばめつつ進行するストーリーにも惹かれる。166分という長尺ながら全く飽きることはない。
冒頭3人の男が駅で列車を待つのだが、このシーケンスだけでもうなんか見入ってしまった。ここだけ妙にマカロニウェスタンっぽさがあるのだよね。
ジェイソン・ロバーズ演じる山賊のシャイアンがメチャ好き。特にクラウディア・カルディナーレとの会話のシーンがとてもよい。主要登場人物ではあるものの、たとえこの人物がいなかったとしてもストーリーは大きく変わらないのだろうとは思うのだが、いないと映画全体の雰囲気自体は変わってしまだろう。トリックスター的な位置づけと言ってもよいかもしれない。
そうそうもちろん音楽はエンニオ・モリコーネである。

Posted in 映画

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