マッドマックス:フュリオサ
映画館に行こうかどうしようか迷ったが結局いかなかったやつ。5月に公開したばかりのわりにかなり早いBD化である。
「マッドマックス:フュリオサ」2024
監督はジョージ・ミラー。主演はアニャ・テイラー=ジョイ。「マッドマックス 怒りのデスロード」でほぼ主人公だった大隊長フュリオサの少女時代から本編に至るまでの物語を描くスピンオフである。
奇跡的に残っていた豊穣な緑の地で暮らしていたフュリオサは、ある日ならず者に囚われてしまう。母はそれを追うのだが・・・
本編は、数日間の追いつ追われつをスピーディに描いていたが、今作は10数年に渡る物語ということで、5章の章立てで描かれており、雰囲気は大分違う。アクションは本編以上に派手で面白いが、個人的には章の繋ぎがどうもしっくりこなくて、本編ほどのめり込めなかった。
フュリオサ役のアニャ・テイラー=ジョイは前に見た「ラストナイト・イン・ソーホー」にも出ていたが、相変わらずの美人である。本編のシャーリーズ・セロンとは大分系統の違う顔立ちではあるもののぎょろりとした目の眼力が強いので、フュリオサには合っている気がする。
本編でイモータン・ジョー役だったヒュー・キース・バーンは2020年に亡くなっているため、今作ではラッキー・ヒュームという人に変わっているが、そもそもイモータン・ジョーはごっついマスクで口元を覆っているので、変わったことすら気づかなかった。息子役だった小人の人も2018年に亡くなってたらしく、恐らく代役もかなわなったのだろう今作には登場しない。
ストーリー自体は単純ではあるが、本編において、かつての緑の地にたどり着いたフュリオサの慟哭がいかに深いものだったのかということが、今作を見ると痛いほどわかる。もう一度本編の方を見たくなった。というか「マッドマックス 怒りのデスロード」がもう9年前の映画だということに驚愕。
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