デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2
1作目と3作目はブルーレイが出ているのに、なぜか2作目だけ出ていないのでDVDを買った。
「デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2」 2005
以前見た「マーダー・ライド・ショー」シリーズの2作目。監督はロブ・ゾンビ、主演はシェリ・ムーン・ゾンビ、ビル・モーズリー、シド・ヘイグ。順番を間違えて3作目の「スリー・フロム・ヘル」の方を先に見てしまっていたが、まぁ気にするほどのストーリーの連続性はないので問題はなさそう。
3作目を見たときに1作目に比べて大分普通の映画になっていて、16年間の経験のせいかとも思ったのだが、既に2作目で普通の映画になっている。まぁ内容は普通ではないのだけど、1作目と比べると2年で随分変わったものだ。
邦題がクソ長いが、原題は前半部分の「The Devil’s Rejects」だけである。後ろに余計な「マーダー・ライド・ショー2」を付けるくらいならいっそ前半はいらないし、原題尊重したいというのなら前半だけでいいだろと思うし、何を考えたらこうなるのかさっぱりわからない。
3作目で脱獄する殺人一家の兄妹たちが、捕まるまでのお話になる。ただ今作ではまだピエロ役のシド・ヘイグが健在で、やはりこの人がいるのといないのとでは大分印象が変わる。そう考えると3作目を作る必要があったのかどうかという疑問も浮かばなくもないが、あっちはあっちでまぁまぁ面白かったのでよしとしましょうか。
兄妹とピエロは無慈悲な殺人を行う狩る側の立場なはずなのだが、今作では警察側の保安官が闇落ちするという意外な展開で、狩られる側に回ってしまう構図が面白い。ラストはまるでアメリカンニューシネマみたいなシチュエーションで、なんか感動的に終わるのだが、いや、お前ら罪のない人たちにさんざんひどいことしてきた凶悪犯だよねとつっこみたくなる。
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