キングスマン:ファースト・エージェント
4月 11th, 2023 by PureJyam
「キングスマン:ファースト・エージェント」 2021
キングスマンシリーズの最新作である。監督は前2作と同様マシュー・ヴォーンが務めているが、話の都合上登場人物は一新されている。
第一次世界大戦の裏で暗躍する謎の組織とイギリス貴族オックスフォード公の死闘。全てが終わったとき、オックスフォード公はキングスマンを立ち上げたのだった。というようするにキングスマン創設秘話である。
原題は「The Kings Man」で、これだと邦題が1作目と被ってしまうので、ある意味わかりやすく「ファースト・エージェント」というサブタイトルを付けたのだろう。逆に1作目の原題は「KingsMan:The Secret Service」で、こっちにはサブタイトルが付いてたのだね。
舞台となる時代が第一次世界大戦頃ということで、ラスプーチンやらマタ・ハリやら当時の怪しげな人物が登場して華を添えるが、組織としてのキングスマンがまだ創設されていないということで、キングスマン要素はほぼない。なので、キングスマンとは無関係な歴史エンタメみたいな映画になってしまっている。
ただ、まぁエンタメ映画として普通に面白いので、個人的には楽しめた。ただこの監督は「キック・アス」のときからわりと重要な登場人物を死なせることで、お話を盛り上げるタイプの人で、今作でもそれは発揮されているため、そこに引っかかりを感じる人は多そう。
あと、ラスボスが小物すぎてインパクトに欠けるのもちょっとなぁとは思う。
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