マルコビッチの穴
「マルコビッチの穴」 1999
去年見た「バーン・アフター・リーディング」に出ていたジョン・マルコビッチがそのままタイトルにもなっている「マルコビッチの穴」が気になりすぎたので買った。
監督はスパイクス・ジョーンズ。主演はジョン・キューザック、キャメロン・ディアスそしてジョン・マルコビッチ。
売れない人形使いのグレイグは7と1/2階にある会社に就職するが、ある日そこで奇妙な穴を見つける。その穴は、ジョン・マルコビッチの頭の中に繋がっていた。
タイトルもあらすじも随分前から知ってはいたものの、どんな映画なのかは詳しく知らなかった。他人の頭の中に繋がる穴という発想もすごいが、それがジョン・マルコビッチという実在する俳優の頭だというところが、ぶっ飛んでいる。これは最初からマルコビッチだったのか、映画化するときに配役が決まってからマルコビッチに変えたのか、どっちなのだろう。ただまぁこれが別な俳優だったらさほどのインパクトもなかったような気もするので、恐らく最初からマルコビッチを想定していた気もする。その場合、最初にこの脚本を見せられたマルコビッチの感想を聞いてみたい。
ブルーレイのパッケージではコメディという風になっているが、どちらかというと不条理SF劇なのであって、別にコメディとして作られているわけではないような気がしないでもない。穴が見つかるまでの前半部がちょっと退屈なのだが、マルコビッチが登場してからの展開があまりにも先が予想できなさすぎて面白い。とにかく脚本が秀逸。もちろんマルコビッチもすごい。
多分プロが吹き替えているだろうけど、主人公の人形使いの人形の動きがすごくて、目を見張る。
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