シリアル・ママ
10月 26th, 2022 by PureJyam

「シリアル・ママ」 1994
悪名高いカルト映画「ピンク・フラミンゴ」を撮ったジョン・ウォーターズ監督のブラックコメディ。もっともわたしは「ピンク・フラミンゴ」は昔からタイトルだけは知っているものの、見たことはないのだけどね。
いかにも古きよきアメリカっぽい幸せそうな家庭。しかし母親は実はシリアルキラーだったのだ。というタイトルそのままな話。ママ役のキャスリーン・ターナーの怪演が面白い。
日本の映画会社なら邦題を「奥様はシリアルキラー」とかにしそうだが、珍しく原題通り。
ママはとりあえず気に入らないやつを片っ端から殺しまくるが、特に犯行を隠すことはしない。そんな性格なら随分前からやってたんじゃないの?という疑問が出るが、そのへんはあまり突っ込んではいけないのだろう。
母親が殺人鬼だと知れても家族があまり深刻にならなくて、息子に至ってはマネージャーよろしく映画化の交渉を始める始末で、犯罪に対するメディアの扱いを茶化しているかのようだ。
捕まって終わりかと思っていたら、裁判で判決出るまで続いたので、ちょっとびっくり。殺人シーンがもうちょいグロい方が、日常との対比が出て面白かったのじゃなかろうか。
Posted in 映画