スナッチ
「スナッチ」 2000
監督・脚本はガイ・リッチー。大分前に見た「コードネームU.N.C.L.E」もそうだった。ガイ・リッチーって割と記憶にある名前なのだけど、監督した映画をそんなに見ているわけではないんだよね。一時期マドンナと結婚していたので、芸能ニュースとかで耳にしていたのかもしれない。
主演は、ジェイソン・ステイサムとまたまた登場のブラッド・ピット。ブラッド・ピットってなんかわたしの好きそうな映画によく出てるのだよね。
盗品の86カラットのでかいダイヤモンドを巡るクライムコメディである。奪ったダイヤをニューヨークに届ける途中に立ち寄ったロンドンで、それをさらにかすめようとする陰謀が待っていた。という感じでダイヤの行方が二転三転してゆく。
冒頭の、スピーディなタッチで登場人物を切り替えていく紹介演出は、かなりおしゃれで面白い。まぁ全編を通して冗長さがないのがよいね。
ダイヤとは直接関係ないジェイソン・ステイサムは、それぞれの登場人物の接着剤的な役割で、愚痴っぽいモノローグがよい。ブラッド・ピットは、ジプシー的な一団のメンバーで、とてつもなくボクシングが強く、そして訛りも強いという設定。この吹き替えの翻訳が素晴らしい。何言っているかわからないほど強い訛りで話すというのを、確かに何言ってるかわからないけど、よく聞くとなんとなく意味が取れるという絶妙な日本語で吹き替えているのがすごい。
そして、どっから見てもジェイソン・ステイサムが主演なはずなのに、ブルーレイの裏のキャスト紹介には全く名前が出てこないという扱い。どうやらこの映画の公開当時、全くの無名俳優だったためらしい。有名になるのは、2002年の「トランスポーター」くらいからだからねぇ。
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