バーン・アフター・リーディング
10月 18th, 2022 by PureJyam
「バーン・アフター・リーディング」 2008
直訳すると「読後償却すべし」ということで、スパイ物をパロったコメディ。監督、脚本はコーエン兄弟。「ファーゴ」で署長をしていた、フランシス・マクドーマンドと、「オー・ブラザー」の囚人のジョージ・クルーニー、それとブラッド・ピッドとジョン・マルコビッチというわりと錚々たる面子が出演している。
アルコール問題でCIAを放り出されたジョン・マルコビッチが書いた自伝のデータを国家機密と勘違いしたジムの従業員フランシス・マクドーマンドとブラッド・ピッドが、騒動を繰り広げる。
美容整形をしたいが保険が適用されずに金に困っている頭悪そうなおばさん役のフランシス・マクドーマンドがまぁうまい。さらに頭軽そうなブラッド・ピッドとのコンビが抜群。出会い系サイトで手当たり次第女を漁るジョージ・クルーニーも「オー・ブラザー」よりはいい。
コメディだが、普通に死人が出るとこはまさにコーエン兄弟だなぁという感じ。ただ突き抜けた面白さはない。コーエン兄弟はシリアスなんだけどコメディ風みたいな方が面白くて、コメディそのものになってしまうと、逆にあまり面白さを感じなくなっちゃうんだよねぇ。
ジョン・マルコビッチは今まで出演作を見たことはないのだけど、「マルコビッチの穴」という映画の存在は知っていたので、どんな役者なのだろうと思っていたが、確かに癖のありそうな雰囲気で、ちょっと「マルコビッチの穴」も見てみたくなった。
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