Mac mini その5
久々のMac mini。そろそろ10年物になりつつあるわけだが、なんでまた登場したかというと、電力問題が生じたせいだ。
どうもここにきて電気料金が高すぎるなということに気づいた。今更ではあるのだが、まぁほとんどエアコンのせいということはわかっているのでそれはもうどうしようもないが、ほかにいったい何が電気を食ってるのか考えてみたところ、容疑者としてあがったのが、メインPCだ。
今となってはしょぼいがそこそこのグラボを載せ、HDDも4台あるわけで、いい感じに電気を食うのだな。かつ、在宅勤務が増えたことで朝から晩までずっと電源を入れっぱなしということで、さらに消費量が増えている。
ただ、考えてみると動画の編集やゲームをするのでない限り、完全にオーバースペックなのだよね。仕事はリモート操作で行っているので、こちら側のPCの能力は全く使ってないのだし。
じゃあノートPCでやればいいんじゃないかというのは思いつくのだけど、以前参照用に使おうということでストレージを強化した激安PCは、しばらく使っていたものの、あくまで参照に使う程度が限界で、それ単体のみではちょっと荷が重すぎる。
そこで、いっそ新しいノートPCを買おうかと考えた。Corei5かRyzen5くらいでメモリが8Gくらい載っていれば普通に使う分には問題ないので、そのスペックでいろいろ探してみたのだけど、問題は外部モニタ出力である。現状デュアルディスプレイで作業しているので、それは維持したい。効率もよいしね。しかしノートPCの多くは、HDMIポートを一つしか搭載していなくて、モニターを2台接続しようとするとさらにUSB-Cのディスプレイ対応ポートが必要になってくる。
外部モニター1台と本体ディスプレイのデュアル構成ならばよいのだけど、それだと本体ディスプレイがどうしても小さすぎて使いづらいのだな。
しかし、それにこだわると対応機種の数がぐっと減ってかつ値段も上がる。極力低価格でとなると、結局Lenovoのものしかなかった。ちょうどサマーセール中というのもあって、6万以下で買えるのだよね。
とはいえ、いざ買うとなるとちょっと迷いが生じた。どうしても必要なものであれば、6万くらい出すのだけど、省電力のためにという理由ではちょっと弱い。多少省電力になったところで、月に1000円くらいは安くなるかなという程度であり、そのために6万だしても元を取るには大分かかってしまう。そんなことを考え始めると、新規購入はハードルが高いのだ。
そこで、Mac miniの登場である。こいつにはHDMI端子が一つしかないので、モニターは1台しか繋げないと思っていたのだが、ネットで調べたところThunderbolt端子からモニター出力が可能らしい。かつ2560×1440での出力もできるとか。そうなれば使わない手はない。
しかも3年前にメモリを16GにHDDをSSDに換装済なので、10年前のCorei5という非力なCPUではあるもののそこそこ使えるスペックなのだ。
ただし問題はOSだ。仕事用のリモートエージェントプログラムは、一応MacOSにも対応しているが、使ってみたところWindows版と比べてどうにも使い勝手がよくない。そこでBootcampである。
Macのよいところは、標準で複数OSでの起動をサポートしていることだね。Bootcampを使ってWindowsを入れてしまえば、普通にWindowsPCとして使えるわけだ。ただここでライセンスがないと購入費用がかかってしまうが、幸いなことに以前買ったWindows8のライセンスがまだ余っている。以前は家人用のPCに入れていたが、もうPCは使わないというので回収してあったやつ。ここ役に立つとは思わなかった。
Bootcampは簡単である。USBメモリをぶっ刺して起動すればインストール用USBを作ってくれるし、インストール用のパーティションも用意してくれる。そしてそのままインストールを開始させれば普通のWindowsと変わることはないので、問題なくWindowsマシンの完成だ。
しばらく使ってみたが、全く問題はない。ブラウザを複数立ち上げたりするとちょっともたつく感じはあるものの許容範囲だし、Youtubeの再生もできる。
これで当面メインPCの代わりに使ってみて、果たして電気代が下がるのかどうか、試してみたい。
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