デンジャラス・プリズン
「シン・ウルトラマン」が公開され、ネットの評判を見る限り、出来は悪くはなさそうである。ちょっと見てみたい気もしてきたが、こういう場合大抵見に行けないパターンが多いので、まぁブルーレイが出たら買おうかな。
「デンジャラス・プリズン」 2017
監督も役者も全く聞いたことがない。いわゆるB級バイオレンスアクションといった映画。
麻薬取引現場でのトラブルで刑務所に送られた元ボクサーで運び屋のブラッドリーは、取引相手の組織に妊娠中の奥さんを人質に取られ、刑務所の特別監房にいる男を殺すように命じられる。そのため彼は奥さんと子供のため、絶望的な戦いを始めることになる。
133分と長い尺だが、本番のアクションが始まるのは大体半分くらいのところからである。前半は主人公がリストラされ、運び屋になって刑務所に送られるところまでを描写している。この手の映画だとそのあたりはそこそこ端折って早々にアクションパートに入ってしまうパターンが多いが、そこをわりと丁寧に描くことで、主人公の家族への思いを印象付けている。それによって後半の過激な暴力もまぁ仕方ないよねと思わせる効果がある気がする。
アクションはそこそこ過激であり、相手の腕をへし折るのも文字通りへし折ってしまったり、頭を踏み潰したりと痛々しい。主演のヴィンス・ヴォーンはコメディ系の人らしいが、スキンヘッドで強面だが、目に優しさと強い意志が感じられる主人公によく合っている。
面白いが、やはり前半はもうちょい短くしてもよかった気がしないでもない。
特典のインタビューを見ていたら、この監督の前作が「トマホーク ガンマンvs食人族」というタイトルということで、なんだかとても気になる。
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