ゲーム
「エルデンリング」が終わったので、「Horizon Forbidden West」に戻ろうと思ったのだが、「エルデンリング」で燃え尽きてしまって、いまひとつゲームをやる気分にならない。困ったものである。だがまぁそのせいで、ここのところ順調にブルーレイの未見が減ってきていてるとも言えるわけで、それはそれで嬉しい限りだ。
「ゲーム」 1997
監督は「ファイトクラブ」「ドラゴン・タトゥーの女」のデヴィッド・フィンチャー。主演はマイケル・ダグラスのサスペンス。
マイケルは48歳の誕生日プレゼントとして、弟のショーン・ペンから、CRSという会社が主催するあるゲームへの招待を受ける。しかしその会社を訪れた直後から彼の周囲で不審な出来事が起こり始めた・・・
というこの映画のキモは、自分が巻き込まれた状況がゲームなのかゲームをダシにした陰謀なのかがわからなくなってくるマイケル・ダグラスの混乱とその以外な真相なわけだが、見ている側としてはある意味どっちでもよくて、それがゲームだったとしても陰謀だったとしても結局なるほどねという感想しか浮かばないので、あまり意外性がない。観客が思ってもみなかったような結末にはなってないわけで。AなのかBなのかで、実はAでしたと言われてもねぇ。そこはCでしたというオチを付けないと意外には思わない。実は最後にもうひとひねりあるんじゃないかと期待したのだけど、それもなかったので、さらにフーンという感じ。ドラマとしてはマイケル・ダグラスが混乱してゆく過程は面白いのだけどね。
ただ、個人的な要因として、かなり前にテレビ放映されたときに少しだけ見ていて。まぁ全部を通して見たのではなく、たまたまチャンネルを合わせた後半のあるシーンのみ見ただけなのだが、ただそれはラスト近くのある意味ネタバレを微妙に含んでいる重要なシーンっぽかったので、そのことを記憶していたせいで、意外性が薄れてしまった可能性は否定できない。
付属の冊子に上映当時の雑誌の記事が載っていて、そこに評論家の批評もあるのだけど、割と辛口であまり褒めてない。こんなん載せていいのかって感じで逆に面白かった。
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