パプリカ その2
5月 10th, 2022 by PureJyam
「パプリカ」 2006
いわずとしれた今敏監督の代表作。12年前、監督が亡くなったときの追悼としてケーブルテレビで放映されたときに見て以来である。
他人の夢に入ることのできるDCミニという画期的機械の試作品を使って心理治療を行っているパプリカこと研究員の千葉敦子は、DCミニが盗まれたことで、その行方を追うが・・
原作は筒井康隆だが、読んだことはない。前回見たときは若干説明不足かなみたいにも書いたが、今回は初見ではないからかもしれないが、ストーリーとしてはさほど複雑ではないので、説明自体はそんなに必要ないのかなという感じだった。ただ、犯人側の心理はいまひとつわかりにくい。
「パーフェクトブルー」のような不気味さはなく、夢と現実が混ざり合ってゆくイメージがより具体的な描かれていることもあって、どちらかというとコミカルな雰囲気でもある。
前回は多分SD画質で見たからか、もっと高画質で見たいということも書いているが、確かに高画質での夢の描写はよりインパクトがあって素晴らしい。
それにしても平沢進の音楽が映像にマッチしすぎていて、ほんと鳥肌たつわ。
北米版を買ったのだが、強制的に英語字幕が入るわけでもなく、特典で日本語のメイキングも入っていてとてもよかった。