豹/ジャガー
4月 21st, 2022 by PureJyam
未見が増えるばかりのブルーレイだが、少しづつでも消化していきたいところ。
「豹/ジャガー」 1968
フランコ・ネロ、セルジオ・コルブッチ監督という組み合わせのマカロニウェスタン。「続荒野の用心棒」コンビですね。
前に見た「殺しが静かにやって来る」も、同じ監督でしたが、どちらかというと暗めの作風だったんですよね。しかし、今作はわりと明るめでコメディよりな感じ。
フランコ・ネロはジャガーと呼ばれるひげ面の強欲ガンマンで、金のことしか頭にないような男。ジャガーは銀山から銀を運びだすときの用心棒として雇われ銀山に赴くが、そこでメキシコの革命軍を名乗る山賊の頭パコと出会う。そして今度はパコに軍師として雇われ、政府軍と対決することになるのだが、政府軍側には彼を付け狙うサイコパスな殺し屋カーリーが肩入れしていた。
フランコ・ネロが「続荒野の用心棒」のときとはうって変わって、凄腕だがお金大好きな自信家というキャラ。イメージを変えるためなのか髭を生やしているので、言われないとフランコ・ネロだとわからない。お調子者で行き当たりばったりなパコが憎めなくていい感じ。二人の凸凹コンビ感は悪くないが、ジャガーのキャラがどうもしっくりこない部分が多い。映画全体の雰囲気から考えて、もう少しユーモアのあるセリフが多くてもよさげなのだけど、そういうのがあまりないのだよね。
カーリーという冷徹な殺し屋を「シェーン」で有名なジャック・パランスがやっていて、なかなか強烈な印象。
まぁ最初から最後まで暗いとこがないのがよかった。
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