ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

裏切りの季節

2月 24th, 2022 by PureJyam

ここのところ割と順調にブルーレイの未見が捌けている気がする。今回は珍しく時代劇ではない邦画。

「裏切りの季節」 1966
分類の難しい映画である。公開当時はR18だったので、まぁエロ映画といえば確かにそういうシーンも多いのでそうなのかもしれないが、それがメインというわけでもないのだよね。
ベトナムから帰国した戦場カメラマンの中谷はその写真で有名になるが、やがて現地で死んだはずの友人カメラマン長谷川の影に怯えるようになる。そして・・
というような感じで、わりとサスペンスチックな筋立てだ。こう書くとあまりエロ要素はなさそうだが、主人公の中谷は帰国後友人の恋人を無理やり寝取ることをしており、その恋人がらみでSM的な濡れ場がそこそこ描かれている。
なんで、これを買ったのかというと、監督、脚本の大和屋竺に興味があったからだ。大和屋は監督というより脚本を多く書いており、アニメの脚本もそこそこ担当していた。
わたしが特に気に入っている「ルパン三世」1stシリーズの2話「魔術師と呼ばれた男」の脚本も彼の担当だったのだ。で、まぁその人の初監督作品ということだったので、興味を惹かれたというわけ。この回は演出の妙もあるのだが、やはり脚本がうまいと思っていて、大和屋という人がずっと気になっていた。
説明をかなり端折った描写でいろいろわかりづらい映画だが、全体を俯瞰すると全てに整合性が取れていて、ちゃんとまとまっている。そこのあたりはやはり脚本はうまい。ただ予算がなかったのか、いろいろとチープな部分もあり自主制作映画のような雰囲気なのはしょうがないところか。

Posted in 映画

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