スリーピー・ホロウ
なかなかはけない積ブルーレイの消化。今年はなんとしても未見を0枚にしたい。
「スリーピー・ホロウ」 1999
「アリス・イン・ワンダーランド」と同じく、ティム・バートン+ジョニー・ディップのおなじみコンビによるダークファンタジー。
タイトルだけは多分公開の頃から知っていたが、見たことはなかった。知っていたのは、ジョニー・ディップ主演ということと、首なし騎士が出てくるということだけ。かなり暗い感じのお話かと思っていたが、そういうわけでもなかった。
1799年、19世紀を目前にしたニューヨーク市警の警官ジョニー・ディップは、合理的科学的捜査を主張して上層部にうとがられ、郊外のスリーピー・ホロウという村へ派遣される。その村では、首なし騎士による首狩り事件が続発していた。ジョニーは早速捜査を始めるのだが・・。
という感じで、最初はどっち側に寄せた話なのかわからなかった。全てを合理的科学的に解決する系なのかあくまでファンタジックに煙にまくつもりなのか。
まぁ結局のところファンタジーをベースにしながらも、解決自体は合理的に行うというなかなか秀逸な脚本だった。特に伏線の張り方とかなかなか面白い。 ジョニー・ディップ はまだ30代でかなりの2枚目風だが、科学的捜査を主張しつつも臆病で怖がりという捜査官をいい感じに演じている。ジョニーと仲良くなる村の有力者の娘は、クリスティーナ・リッチという女優さんだが、どこかで見たことあるよなぁと思っていたら、1991年の「アダムス・ファミリー」で、無表情な娘のウェンズデーを演じていた人だった。
首なし騎士が首を狩るというお話のため、最初から最後まで首が切られるシーンが満載。しかもその切り口とかがやたらとリアルに作りこまれている。にもかかわらず印象としてあまり陰惨な感じがしないのは、やはりティム・バートンの個性なのだろう。
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