ワンパク番外地
放映が1971年なので、半世紀前の作品である。ずっと見たいと思っていたが、まさかDVD-BOXになっているとは知らなかった。
Amazonのブラックフライデーセールで、何かブルーレイないかなと探していたときに、これ自体はセールになっていなかったが、何かの関連商品みたいな感じで表示されて驚いた。ほんとに見たかったんだよねー。早速ポチろうとしたが、中古の美品が半額以下で出ていたので、そっちにしたのは内緒だ。
当時一世を風靡した「ハレンチ学園」の後番組で、主演の児島美ゆきと小林文彦は「ハレンチ学園」での十兵衛と山岸からそのままスライドしている。もっとも内容は「ハレンチ学園」とは全く無関係で、原作もないオリジナル物である。
児島美ゆきの祖父が残した洋館に子供たちが集まり、悪い大人と戦うというコメディ。実写ではあるが、完全にマンガチックなお話と描写で、これは前作の「ハレンチ学園」のノリを踏襲しているのだろう。ただし、お色気要素はなく普通の子供向けドラマになっている。
子供たちとは言うが、当時児島美ゆきは19才、小林文彦は15才で、他の面子もいかにも小学生っぽいのからお前はどう見てもハタチ超えてるだろうというのまで、まぁよくわからない集団にしか見えないのはご愛敬。そもそもお前ら親はどうした?というのは触れてはいけないのだろう。児島美ゆきのお兄ちゃん役で石立鉄男が出ているが、山で遭難して死んでいて、幽霊としてなぜかテレビの中に現れるだけというトンデモ設定なのが割と印象に残っている。
設定もお話も荒唐無稽ではあるが、当時子供だった自分にはあまり気になるものでもなく、かなり好きな番組の一つだった。特に彼らの住んでいる洋館が忍者屋敷のようにいろいろな仕掛けやら抜け道やらがあって、そこで共同生活するというシチュエーションがたまらなく魅力的だった。
まだ1話しか見てないが、まぁなんというかいかにも70年代の作品だなぁという雰囲気。しょっぱなから任侠物のような歌が流れてきたり、まるで流れ者のような児島美ゆきには笑うしかない。
で、これを見て一番驚愕したのは、実はカラー作品だったということ。子供のときに見ていたのは白黒テレビだったので、元も白黒だとばかり思っていた。まさかカラーだったとは・・・。
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