ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

アリス・イン・ワンダーランド

10月 11th, 2021 by PureJyam

以前から見たいと思っていたものがセットで安かったので買う。

「アリス・イン・ワンダーランド」 2010
ティム・バートン版不思議の国のアリス。ただしお話は原作から13年後、アリスが19才になってから再び訪れた不思議の国でのものとなる。不思議の国の情景や登場人物の造形が素晴らしい。現在のCG技術があってこそ実現された世界ではある。へたするとチープになりそうなイメージを高度な技術で映像化しているといえよう。
アリス役はミア・ワシコウスカというさほど有名な女優さんではないが、いい味を出している。ジョニー・ディップのマッド・ハッターはなかなかのはまり役。しかし何といっても赤の女王のインパクトがすごい。頭が異様に大きく、奇妙な化粧と奇妙な髪型をしていて、一度みたら忘れられない。
原作は読んでるがもはやどんなストーリーだったかも覚えていないが、映画のストーリーも不思議の国のアリスと続編の鏡の国のアリスを混ぜこぜにして構成されているとのことなので、原作はあくまで元ネタ扱いらしい。現実世界のアリスがその時代ではちょっと変わった少女になってしまっていて、世界とのギャップに悩んでいるが、不思議の国での冒険を通じて自分のアイデンティティを確立していく成長物語としても見られる。
特典のメイキング映像が面白くて、ほぼ全てがグリーンバックで撮られている。テーブルとか料理とかはまぁセットなのだけど、外の風景にしろ室内の調度品にしろほとんどがCGで描かれているのだ。ここまでくると実写映画とは何かと考えさせられる感じ。
ちょっと天然っぽい白の女王を演じているアン・ハサウェイが素晴らしく美しい(^^;)

「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」 2016
6年後に公開された続編。原題は「Alice Through the Looking Glass」で、まさに鏡の国のアリスなのだけど、前作の邦題を原題のカタカナ表記にしてしまったため、サブタイトルを付加して誤魔化すことになったっぽい。「アリス・イン・ワンダーランド」はまだわかりやすいが、「アリス・スルー・ザ・ルッキンググラス」では何の映画だかさっぱりわからないからねぇ。
監督は、ティム・バートンから引き継いだジェームズ・ボビンという人。Wikipedieを見る限り子ども向け作品に関わっていた人らしいが、あまり作品は多くない。
前作から3年後、アリスは現実世界で壁にぶつかっていたが、再度訪れた不思議の国での冒険を通じて、その壁を破っていくというお話。
世界そのものは前作で確立されており、登場人物もほぼそのまま。新しいキャラとして時間を司るタイムという濃いキャラも登場する。
エンタメ映画としてはとても面白いが、前作で確立された世界を使ってちょっと子ども向けのお話をやってる感は否めない。確かにこの2作をパッケージ化して一緒に見るのは正しい鑑賞方法ではあるのかもしれない。

Posted in 映画

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