2021年夏アニメ総括
夏は録画が3作で、完走は1作のみ。少ないですねぇ。7月の前半に開始されたものの中にこれといったものがなく、まさかの0作かと思われたんですが、後半の3作でなんとか持ち直したので、0作にはならなかった。
「平穏世代の韋駄天達」
唯一完走。これはなかなかインパクトのある作品でしたね。世界を破壊する存在である魔族、その魔族から人間を守る存在である韋駄天と呼ばれる神、その戦いは800年前に終止符を打ち、平穏な時代が訪れていたのだが・・・。というストーリー自体はまぁ普通でギャグよりなアニメなんですが、登場するキャラとその行動がぶっ飛んでおり、正義とは何か悪とは何かというなかなかに哲学的問題を隠し持っていて面白い。韋駄天は神で人間を守る存在であるにも関わらず、その個別の命に関しては特に興味がない。あくまで種としての人間を守るだけなんですね。いわゆる神様とは違い、倫理的に問題がある行為も特に気にしません。このあたりの見方はとても興味深い。
内容的にはエログロもありますが、絵柄と独特の色彩演出で、強烈さはなくなっています。この色の使い方が通常のアニメでは見られないもので、なかなか素晴らしい。万人受けする内容ではないですが、すごく面白かった。
ただ、そもそも原作が途中で中断していることもあって、終わり方が消化不良なのが惜しい。
「Sonny Boy」
とても奇妙なアニメだった。突然なんらかの閉鎖空間に学校ごと閉じ込められた生徒たちの物語。昔あった漂流教室を思わせる設定が面白い。もっとも1話しか見ていないので、その後どうなったのかは不明。
「NIGHT HEAD 2041」
随分昔にあった「NIGHT HEAD」というドラマのリメイク?らしい。およそ30年も前のドラマでタイトルだけは知っていたが、見たことはない。超能力物SFですね。アニメはまぁ面白そうではあったけど、ただ迫害される超能力者という設定はさすがに古臭さが否めない感じ。やはり1話しかまだ見ていない。
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