ルパン三世 PART6
アニメ化50周年らしい。第一シリーズを見てから半世紀も経ったと思うと感慨深いが、いまだにシリーズが続いているというのがすごい。
最初に見たとき、1話にも関わらずお話が既に始まっている状態で開始されていたのに驚いた。まだ子どもだったこともあり、その当時見ていたアニメや特撮物は普通第1話というと、登場人物の紹介みたいなところから始まるのが普通だったからだ。それに内容も大人っぽくて結構な衝撃を受けた。
しかし、その数年後に第二シリーズが始まり、ものすごく期待して見始めたら、内容が一気に子ども向けのしょうもないストーリーになってしまっていて、落胆したわたしはテレビでルパンを見ることはなくなった。なので、第三シリーズは全く見ていない。第二シリーズ中の宮崎演出回を見たのはもう随分あとになってからだった気がする。
もっとも映画版は見ている。「ルパンVS複製人間」は今一つだったが、「カリオストロの城」は傑作だった。とはいえ、宮崎ルパンが至高かというと、個人的にはそうは思っていなくて、やはり第一シリーズの前半の大隅ルパンが大好きなのである。
2015年に、30年ぶりに第四シリーズが開始されて結構期待していたのだが、宮崎ルパンを意識しすぎていてちょっと違うなという感じだったので、やはり見ていない。2012年のスピンオフ「峰不二子という女」は面白かったんだけどね。2018年には第五シリーズが始まり、今度こそ悪くないなと思ったものの1話以降は結局みてないんだよね(-_-;)
で、今年は50周年を記念した第六シリーズが開始されるわけだ。
今回、次元大介の声優を第一シリーズからずっと演じ続けていた小林清志がとうとう降板になった。もう88才ということで、さすがに限界ということなのだろう。お疲れ様でした。
代わりに次元を演じるのは、大塚明夫ということで、まぁ妥当な人選でしょうかね。お父さんの大塚周夫は第一シリーズで、五右エ門をやっていたので、親子で同一シリーズの声優を担当するというのもなんかすごい話だ。いずれにせよこれで開始時の声優さんは全て交代されてしまったということなり、なんか寂しい。
それにしても山田ルパンを引き継いだ栗田貫一は当初物まね感が拭えなかったが、さすがにもう25年もやっていると完全に板について、ルパンを演じ切ってる。銭形、不二子、五右エ門は新しいキャストになってからあまり見ていないので、まだ慣れないんだよね。
第六シリーズで気になっているのは、脚本に押井守が参加していること。かつて、ルパンなんて最初からいなかったというストーリーで映画版の監督を下ろされたあの押井守が、脚本書くとか、もう見るしかないでしょって感じ。ただ、監督が知らない人なので、どうなるかはやはり1話次第かなぁ。
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