ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

RONIN

7月 24th, 2021 by PureJyam

日米アクション映画対決とするにはちと無理があるかもしれない。松田優作とロバート・デ・ニーロはどちらも魅力的な役者なんだけどねぇ。

「RONIN」 1998
ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ主演のクライムアクション。謎の女に雇われたいわくありげな男たちが中身の知れない銀色のケースを奪うという仕事を依頼される。が、まぁスムーズにことが進むわけもなく、二転三転するストリーが、なかなか面白い。
以前テレビで見たはずなのだが、内容はほぼ記憶にない。RONINというタイトルはそのまま日本語の浪人からきていて、ようするに主を失った武士と組織を離れてフリーで依頼を受けるその手のプロの立場をかけている。ロバート・デ・ニーロはかなり場数を踏んだプロなのだが、非情になりきれない部分が結局足を引っ張ってる。そこがある意味いい味を出していると言えば言えるかもしれない。個人的には相棒のジャン・レノの方が好みではあるけどね。
その道のプロ集団のわりに計画が力押しばかりで、一般市民の犠牲もなんのそのって感じが頭悪すぎてなんだかなぁという気もしないではないが、アクション映画としてはその方がよいのか。
途中のカーチェイスはかなり気合が入っている。街中でそこまでやるかというくらい派手なチェイスで、素晴らしい。あの「フレンチコネクション2」と同じ監督とは思えない。

「俺達に墓はない」 1979
松田優作主演のアクション物。「最も危険な遊戯」「殺人遊戯」に続く3作目だが、遊戯シリーズではなく単発物。監督も村川透ではなく澤田幸弘である。ケチなチンピラの松田優作と弟分の岩城滉一、ひょんなことから知り合った志賀勝、松田の盗みに巻き込まれデパートを馘になった竹田かほりの4人のお話。タイトルから想像してアメリカンニューシネマっぽいラストを期待したが、そういうわけでもなかった。ただ誤解が誤解を生んで結局仲たがいしてしまう3人が悲しい。いっそ共闘してヤクザと派手な銃撃戦とかの方が面白かったんじゃないのかなぁ。松田、志賀のコンビをもうちょっと描いてほしかったところ。岩城滉一は顔がよすぎて情けない弟分らしさがあまりで出ないのが惜しい。竹田かほりはモブかと思ったらわりと重要な役で、それにしては華がなさ過ぎるかなぁ。ちょい役で友情出演している森下愛子と逆のキャストの方がよかったんじゃないかね。
カーチェイスシーンがあるのだけど、なんというかまぁ予算の桁が違う「RONIN」と比べてはいけないのだろう。邦画の低予算映画としては頑張ってるのだけどね。
ちょくちょく流れる当時の歌謡曲が懐かしい。
DVDのわりに画質はよかった。ブルーレイですよと言われても多分気が付かなかっただろう。

Posted in 映画

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