ゲーム雑感その9
「サイバーパンク2077」は一応クリアしました。エンディングパターンがいくつかあってまだ全部はやっていないですけどね。まぁなんだかんだで100時間超は遊ばせてもらったので、はまったゲームということになるでしょう。クリア後もまだやってますし。
ゲームとしてというか、やはり世界そのものが面白いといった方がよいかもしれません。ゲーム自体はステルスありのFPSなわけで、そんなに特徴的なもんでもないですからね。ただメインストーリーはあまりすっきりした終わり方でなくて、なんかもやもやが残ります。キアヌ・リーヴスがモデルのジョニー・シルバーハンドというかつてのテロリストの使い方がどうもしっくりこないというか、どうも薄っぺらい。あれだけの世界を構築したのだからメインストーリーはもうちょっと頑張って欲しかったところ。
「アルトデウス:ビヨンドクロノス」も、ようやく終わりました。予想に反してかなりの大作でしたね。前作の「東京クロノス」くらいのボリュームかと思ってたんですが、ストーリーが予想の斜め上に分岐していって、なかなかすごかった。ゲームとしての難易度も上がっていて、分岐のトリガーが結構わかりずらくなってます。巨大ロボとか出てきたので、そこそこ軽いお話なのかなという印象だったんですが、結構ちゃんとしたSFでしたし、泣かせる部分もあってよくできてました。VRの場合、ヘッドセットを被ったまま泣いちゃうと涙が拭けないという欠陥があることがわかったのも収獲です(^^;)
上の写真は、年末にEPICストアで無料配布していた、「INSIDE」というゲーム。以前話題になった「LIMBO」という白黒のゲームを作ったところの2作目らしいです。ジャンルとしては横スクロールアクションパズルといったところでしょうか。少年を操作してとにかく死なないようにひたすら右を目指していくゲームです。ステージは3Dで作られていますが、少年の動けるのは上下左右だけで、奥や手前には移動できません。そしてとにかく何一つ説明がない。何ができて何ができないかは、やってみるしかない。失敗したら死あるのみです。この世界に関する説明もないので、少年がどうして右を目指しているのかもわからないし、なぜ追われているのかもわからない。ただ移動中に次々変化していく景色とそこにいる人や動物たちから想像するのみです。景色もまた意味深なので、想像力を刺激するゲームであることは確かです。パズルも秀逸でよく考えられています。クリアにそんなに時間は要しないですが、すごいゲームでした。
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