TENET
久々に映画館で実写物を見ました。「シン・ゴジラ」以来なので、4年ぶりですかね。クリストファー・ノーラン監督の「TENET」。
ノーラン監督の時間物SFということで、ずっと気になっていたんですが、唐突に思い立って、見にいっちゃいました。なかなか面白かったです。時間物は大抵ストーリーが複雑化するんですが、この映画ももちろんその例にもれません。ただ表面的に見ている限りは、スパイアクション的な感じで、何も考えずに楽しむこともできるかもしれません。ただ細かい伏線を追おうとすると、さすがに1回だけでは無理で、何度か見ないと全体像は理解できないでしょうね。まぁブルーレイが出たら確かめてみたいところ。
それにしても、ノーラン監督は、SF好きですよね。「インターステラー」はガチかちのSFで驚きましたが、「インセプション」もSFの範疇でしょうし。今回の「TENET」も物理学者のキップ・ソーンがからんでいるらしい。監修なのか協力なのかそのへんの立ち位置はよくわからんですけど。そのせいなのかわかりませんが、時間を逆行すると世界と自分の時間の流れが逆になってしまうという表現が今までにはないものになっていて面白い。
で、今回は「ドルビーシネマ」の劇場で見てきました。日本にはまだ7館しかないらしいので、わりとレアですね。「ドルビーシネマ」というのは、音響やら映像やらの規格をドルビーが規定していて、プレミアな映画館という位置づけらしい。特に、映像については100万対1の高コントラストな映像を実現するということで、黒がホントに黒い。上映前にドルビーシネマ自体の宣伝映像が流れるのだけど、最初に普通の黒い画面が表示されたあとに、これがほんとの黒ですと言って画面が切り替わると、ほんとに漆黒の画面になって、まじですごい。もっとも上映中にそれが認識できるかというと、見比べない限りよくわからんって感じなんだけどね。それと、音響については、ドルビーアトモスを採用していて、これまたすごい。音が身体にまとわりついてくるような感じで、まさに音に包まれている感があってやはり映画は映画館で観たいよねと思わせる。
ただ、「ドルビーシネマ」は割増料金として+500円かかるので、よほど見たい映画でないとね。でも結構お客さん入ってたんだよね。平日の午前中の割増料金付きの映画なんて、もっとガラガラかと思ってたけど、わりと多めだった。まぁ「ドルビーシネマ」の数がそもそも少ないので、好きな人はわざわざ来てるいるのかもしれない。
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