シシリアン
「シシリアン」 1969
以前、エンニオ・モリコーネ氏が亡くなったときに、好きな映画音楽として挙げていたやつですね。ようやく見ました(^^;)
アラン・ドロン、ジャン・ギャバン、リノ・ヴァンチェラの3大スター競演のフィルムノワールですね。テレビで見て、曲は録音して何度も聴いていたにもかかわらず、内容はほぼ忘れていました。冒頭のアラン・ドロンが護送車から脱走するところと、クライマックスの飛行機のところはよく覚えているんですが、他のとこは全く記憶にありません。もっともそれ以外の部分はこれといった物語があるわけでないので、しょうがないといえばしょうがない。しかも飛行機のシーンは一番盛り上がるシーンのはずですが、描写があっさりしすぎていて、サスペンスのサの字もない感じ。まぁ当時の映像技術では、あまり細かな描写もできないでしょうし、今だったらまた別な描き方があったかもですね。アラン・ドロンは一応警官殺しの凶悪犯扱いなのですが、あくまでそれは過去の話で、劇中では女と寝ることくらいしかやってません。それであの仕打ちはちょっと可哀そうすぎる。
「トランス」 2013
監督も主演も知らん人。だと思っていたが、主演は「アトミック・ブロンド」に出てて、結構重要な役をやっていた人だった。いい男だけどあまり印象に残らない顔立ちなんだよね。
競売人の主人公が、ギャングと組んでオークションの会場から絵画を盗みだすのだが、頭を殴られた拍子に隠し場所を忘れてしまい、困ったギャングは催眠療法で記憶を蘇らせようとする。というのがあらすじ。現実と記憶と催眠がごっちゃになって何が真実なのかわからなくなっていくとこが面白い。そして意外な真相が明らかになって・・・。
よくできた脚本なのだが、今一つ物足りない。何が悪いとかいうわけではないのだけど、すごい面白いというほどでもないんだよね。
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