Insta360 ONE X(2019/4)
360度カメラである。何年か前にリコーのTHETAが出たときに、買おうかどうしようか迷ったのだけど、当時はまだ解像度があまり高くなく、そのわりに値段がそこそこだったので買わなかった。その後あちこちのメーカーから同様のカメラが多数出てきたが、その中で動画性能がそこそこよいのがこの機種だった。静止画オンリーならTHETA Vの方がよさげなのだが、わたしとしてはやはり動画が撮りたいのである。
とはいえ、解像度は5760×2880で30fpsで撮れるのだが、それで360度をカバーしようとすると画質的にはわりと微妙ではある。再生時にちょっと広角気味にするとそこそこいい感じに見えるが、アップにすると粗が目立つ感じ。しかしこれ以上望むと8kとか16kとかの解像度が必要になってしまい、とても手が出せる価格ではなくなってしまうからね。価格的にも画質的にもこの辺が落としどころなのかも。
本体にモニターはなく、スマホとWIFI接続した上でアプリを起動するとモニターとして使えるしいろいろ制御もできる。一緒に買った自撮り棒?360度撮れるから自撮りもくそもないが、それを付けて頭上にかかげスマホでぐりぐりと見ているだけで楽しい。それと自撮り棒は画像処理の段階できれいさっぱり消してくれるので、見た感じドローンを自分の周囲に飛ばして撮影しているようになるのも面白い。
なんで360度カメラが欲しかったかというと、AfterEffectsで画像処理をするときの環境マップとして背景に使えないかなと考えたからだ。背景として360度映像を流してその中にCGのオブジェクトを置くというような感じ。まぁそれはまだ試していないのだけどね(-_-;)
あと、旅行の記録用だ。こいつを自撮り棒に付けてリュックに刺しておけば、歩いているだけでその場所の全周囲が記録できる。それをあとからVR機器で見れば旅行の雰囲気をまた味わえるんじゃなかろうかと思ったわけ。実際これについては2019年の夏にやってみたので、またそのときがきたら改めて書くことにしましょうか。