NINTENDO LABO(2019/4)
2月、3月については、特になんもネタがないので、いきなり4月に飛ぶ。とはいえあとから思い出す可能性もなくはない。今回のネタであるNINTENDO LABOは、VR KITの方であるが、実は、NINTENDO LABO自体は2018/4に発売されていたのだった。わたしはこっちの方が最初に出たやつかと勘違いしていて2018/4にはネタにしそこねたのである。1年間違えてた(-_-;)
まぁそれはともかくNITENDO LABOは、SWITCHを使った工作キットだ。ソフトと段ボールがセットになっている。段ボールを切り抜いて組み合わせるとゲーム用のガジェットになり、ソフトのゲームで遊ぶことができる。この商品の発想は画期的だ。テレビゲームというどちらかというと受動的な遊びと手を動かして自分で何かを組み立てるという能動的な遊びを合体させてしまうというのは、まさに任天堂でなくてはできない技だと言える。
しかしこれはSWITCHというゲーム機だからこそできることであり、同じものをPS4でできるかというと、不可能だ。SWITCHのコントローラーが多様なセンサーを内蔵しているのと、HD振動によって繊細な振動の制御が可能になっているがゆえにこそ実現したといってよい。特に、コントローラーにIRカメラが内臓されているのが大きい。これを使うことでコントローラーの動きだけでなく別な物の動きをとらえることもできるから。
というのが、最初に出たLABOだったが、今回のはVR KITということで、なんとSWITCHを使ってVRをやってしまおうというもの。SWITCHのスクリーンをレンズで覗くというよくあるスマホ用のVRゴーグルと同じ発想だ。これによってゼルダの伝説をVR化できるということだったので、つい買ってしまった。
しかし、さすがにこれには無理があったとしか言えない。そもそもSWITCHの解像度は1280×720というHD画質であって今どきのスマホにも劣る。つまり片目あたり640×720にしかならないので、画面が荒すぎるのである。しかもゲームをするにはコントローラーをSWITCHに装着したままゴーグルにセットしなければならない。ゴーグルには頭部に固定できるようなギミックがあるわけでもないので、非常に無理な体勢にならざるを得ないのだ。
最初のLABOはコントローラーの特性を有効活用したとても積極的な商品企画だったが、VRKITについては、そのままだと商品化は難しいので、LABOのシリーズにして段ボール製にしてしまえば、できあがりのチープさが誤魔化せるだろうというような消極的企画にしか思えない。まっくたもって不完全な出来でひどく残念。期待してたんだけどねぇ。
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