映像研には手を出すな!(2018/5)
コミックはほぼ電子版に移行していて、リアル本を買うケースは減っている。ただ電子版は電子版でわりとお手軽に買えてしまうため、以前よりも買う作品は増えた気がする。もっとも試しに1巻だけ買ってみてそれで終わってしまうもの多く、巻を重ねて買い続けるのは割と少ない。ということで、2017~2018/5頃までに買って、その後も買い続けているやつをいくつか。
「じけんじゃけん!」 安田剛助
ミステリーおたくな美人で成績優秀な白銀先輩とイケメン後輩のゆるい学園コメディ。広島弁をしゃべる先輩が魅力的。ミステリーネタをちりばめているが、特にミステリーな要素はない。
「あつまれ!ふしぎ研究部」 阿部真弘
あの侵略!イカ娘の作者の学園ギャグ。キャラはイカ娘ほどインパクトはないが、お話はイカ娘よりはかなりまし。
「バイオレンスアクション」 浅井蓮次・沢田新
専門学校生の女の子の殺し屋のお話。生活は普通の女の子なのに仕事は的確にこなす凄腕というギャップがありがちだけど面白い。現場で簿記の勉強を始めてしまうくらい人を殺すことに何も感じていないとこはほぼサイコパスだが、かっこいい。
「人形の国」 弐瓶勉
この作者のを読んでみたかった。他にも有名なやつがいろいろあるが、新作が出たばかりだったので、買ってみた。独特の世界観を全く説明なしに進行させてゆく演出がすごく好み。容赦のないハードな物語もよい。宮崎駿が描く風の谷のナウシカの絵柄を薄くしたようなタッチが独特だが、キャラの見分けが付きにくいのが難点。
「彼とカレット」 tugeneko
以前、週刊アスキーで連載されていときによく読んでいた。Kindleのセールで安くなっていたので買ってしまう。絵のタッチとちょっとエロいギャグのバランスが好き。
「上野さんは不器用」 tugeneko
4コマだったカレットと違いちゃんとストーリーのあるやつ。上野さんのキャラが全て。
「映像研には手を出すな」 大童澄瞳
これにはやられた。久しぶりにすごい。架空の町のダンジョンじみた高校で演出家とアニメーターとプロデューサーが出合ってアニメを作り始めるというお話だが、設定おたくの浅草の妄想が現実に侵食してくる表現が素晴らしい。あとキャラクターとしてプロデューサー役を登場させたセンスが新人離れしている。こういう場合、クリエーターだけで固めてしまいがちなんだけどね。それにしても吹き出しにパースをつけるというのは初めて見た。来年アニメ化ということなので、超期待。
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