ウェス・アンダーソン(2017/5)
過去編でありながらさらに過去へ飛ぶという奇をてらった構成にしたかったわけではないが、何もしたくない病のためにブログの間隔が空きすぎて、ついつい飛ばしてしまったネタの中で、どうしても発掘しておきたいやつを書いていく。
「ダージリン急行」
2017/1に買って、少し放置していた。どうして買ったのか思い出せない。特に好みの映画でもなさそうだったのに、何かの気の迷いだろう。
が、見たら面白かった。あまり仲のよくない3兄弟がインドを旅するという内容なのだけど、ストーリー云々というよりもまぁ演出にやられた感じ。わたしの中にウェス・アンダーソンという名前を植え付けてくれた。
「グランドブタペストホテル」
他に何を撮ってる監督なんだろうと調べたら、アカデミー賞4部門も取ったやつがあってちょっと驚き。確かにタイトルは聞いたことがある。でも個人的に興味を惹かれる内容の映画でなかったので、詳しくは知らなかった。
ダージリン急行の7年後の作品なので、演出の特徴がより濃くなっている。シンメトリーにこだわる画面構成やちょっとした間の使い方が素晴らしい。ときおり見せるブラックな感覚がさらによい。
「ムーンライズ・キングダム」
立て続けに買ってしまう。グランドプタペストホテルのちょっと前の作品。12歳の少年少女が駆け落ちするお話。小さな恋のメロディのパロディのような雰囲気。主人公の2人がマークレスターとトレーシーハイドから可愛げをとっぱらったような感じなのが、余計にそう思わせる。舞台となる小さな島の駐在役のブルース・ウィリスがいい味を出していてとてもよかった。
このあと他にも見てるんですが、それはまた過去編の途中で書く予定です。