読書 2017/02
さて今年に入って10冊も読んでいるにもかかわらず、まだストックが尽きない(^^;)
やはりこまめに読まないとだめだよね・・・
「爛れた闇」飴村 行
設定も登場人物も強烈でグロテスク系のホラーを狙っているのかもしれないんですけど、どうも主人公の視点が妙に冷めているので、絶望的状況にもかかわらずあまり絶望感が伝わってこないのが難。
「the TEAM」井上夢人
写真を撮ろうとしたのだけど何故かどこにも見当たらなかったので上には写っていませんが、読みました(^^;)
霊能力者の裏方として情報収集するすご腕チームの活躍という秀逸な設定。やっていることは探偵事務所物なのだけど、その設定のせいでひねりがきいている。とにかくストーリー、文章、構成、何を取っても職人芸的にうまい。できればシリーズ物にしてもっと書いてほしいところ。
「緋い猫」 浦賀和宏
戦後混乱期、閉鎖的な山奥の村という、いかにも横溝正史的世界なのだけど、やはり横溝正史の世界はあの文体があってこそだねぇ。どうにも文体があっさりしすぎていて全然雰囲気が出ていないし、いろんな要素をごった煮にしたことで重たいはずの話が単なるとんでも話になってしまった感じ。
「リライト」 法条 遙
「時をかける少女」へのオマージュではあるのだけど、推理小説的展開をからめてとても面白い。もはや手垢にまみれてしまったタイムリープ物だが、アイディア次第でまだまだいけるということか。
「虚構推理」 城平 京
いかにもラノベ的な登場人物と展開なのだけど、非日常的状況を論理的に解釈するという通常の推理物を裏返して、非日常的状況こそが真実であり、それを塗りつぶすために虚構をぶち上げるというまさにコペルニクス的転回。いやぁ面白い。それにしてもタイトルが地味すぎるような気がするが・・・。