読書 2014/03
3月 31st, 2014 by PureJyam
ほぼ1年ぶりの読書ネタ(-_-;)
もう少しなんとかしたいとこだが、どうも本を読む気力が減少している。
とりあえずリハビリ的に横溝正史を選んでみた。しかもkindle版である。
「殺人鬼」 横溝正史
金田一耕助シリーズの短編集である。
いかにもおどろおどろしい不可解な事象を論理で解決するのはやはり横溝正史の魅力でしょうか。
最後の「百日紅の下にて」が一番面白い。
最初から最後まで男2人の会話だけでお話が進み、ある事件の真相を明らかにしていく。
9歳の孤児の少女を引き取って自分の理想の女に育てる危ない男が出てきて、妖しい雰囲気を漂わせてる。
「扉の影の女」 横溝正史
これまた金田一耕助シリーズの中編と短編の組み合わせ。
どちらもあまり横溝正史っぽくない。おどろおどろしさの欠片もない普通の推理小説。
特に表題作は真相があまりにもご都合主義で泣けてくる。
それにしても角川文庫の最近の横溝正史の表紙はいただけないなー。
昔のイラストのやつは横溝正史の雰囲気を最大限に醸しだしていてとてもよかったのに。
kindle版は昔のままの表紙ですね。
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