マッチムーブ
8月 7th, 2009 by PureJyam
この動画はなかなかすごいです。まぁようするに実写と3DCGの合成なわけですが、合成の仕方が妙に自然すぎてよーく見てないと合成されたCGを見落としてしまいます。
これはマッチムーブという技術を使ってるんですね。マッチムーブソフトに実写映像を解析させると映像の中の特徴的な部分をトラッキングして、3D空間内におけるカメラの移動情報を抽出してくれます。それを3Dソフトに読み込ませてやり、合成したい3Dモデルを適当に配置すれば、3D空間の中で実写映像とまったく同じようにカメラが動くので、違和感のない合成が可能になるわけです。
いやぁ面白いですね。マッチムーブソフトにはフリーのやつもあるようなので、多分手間ひまかければ、安上がりにできなくもなさそうです。
このカメラのトラッキングをリアルタイムに行うARToolKitというCのライブラリもあって、こいつはあらかじめ登録したマークの画像を元にカメラ位置を算出してくれてその情報を元に3DCGを画面に描くと、カメラに連動した動きをする合成が可能です。
最近ではマーク画像の必要のないPTAMというライブラリもありますが、こっちはちょっと重たくてわたしのノートPCでは動きませんでした(>_<)
それにしてもこんな合成が家のPCでできてしまうというのは考えてみるとなんかすごい技術の進歩ですよね(^o^)