読書 2012/12
年末は2冊で打ち止め。あと1冊読んでいるだけど、500ページ超もあるので結局読み終わらず(^^;)
年越しですな。
2008年の50冊をピークに落ちる一方だった読書量も、2012年は春以降電車に乗る時間が増えたせいで28冊と多少盛り返した。
なんせ2011年は12冊しか読んでないんだよねー・・・
今年もせめてこのペースを維持したいものだ。
「光媒の花」 道尾秀介
それぞれの短編に登場する脇役やほんのちょっとだけ関わった人物が次の短編の主人公になってゆくという、面白い繋がりかたをした連作小説。ストーリーは全然別なので、連作といいつつも短編集のような感じ。
いやぁとにかくうまい短編ばかり。子どもを主人公にしたものは特にうまい。
純粋にミステリーというわけではなく、ミステリーっぽい展開のものが多いですが、面白いです。
「氷菓」 米澤穂信
以前から気になっていた作者なので読もう読もうとしつつも後回しにしてたら、いつの間にかアニメ化されてた。
そうすると逆にあまり読みたくなくなってしまったが、やはり気になったので読んで見ました。
ラノベだとばかり思っていたのだけど、実は普通の青春推理小説?
第一印象は、地味なSOS団て感じでなんだかなーだったのだけど、奥付を見たら初版が2001年とハルヒよりも古いんだね。
廃部寸前の古典部に集まった面々が、30年前の学園での出来事を探るのがメインストーリーだけど、いろいろ集めた資料から推理するというだけで、とにかく地味。
しかも30年前については推測としてしか述べられていないので、タイトルの「氷菓」に関する部分が全く響いてこない。できれば30年前を描く章が欲しかったところだ。
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