読書 2011/10
11月 1st, 2011 by PureJyam
さて、10月も2冊でした。あまりはけませんねぇ。ストックはあるんですけどね(^^;)
「迷宮」 清水義範
帯の煽りにだまされた口ですね。裏表紙のあらすじを読んでも目次も見ても、どう考えても叙述トリック系の大どんでん返しが待っているとしか思えず。わくわくしながら読み進んだのに・・・。結局何もないというある意味驚愕の結末に呆然とするしかなかったです(T_T)
まぁそもそも清水義範といえばパスティーシュというパロディっぽい文体で有名だったわけで、これも叙述トリックミステリーのパロディのつもりだったんでしょう。多分・・・
「不連続の世界」 恩田 陸
これも帯につられて買いました(^^;)
こっちはわりとよかったです。多門という男を主人公にした連作短編集ですね。なんというか独特の雰囲気があってそれがなかなか癖になる感じ。ただ、ストーリー的にはちょっと思わせぶりすぎて消化不良気味。もうちょっとすっきりさせてほしいかなぁ。もっともそうしちゃうと雰囲気が変わってしまうかもしれませんが・・・
ラストの「夜明けのガスパール」がよかったです。帯の文句もこの作品の内容を指してますが、ネタばれぎりぎりですね(^^;)
まぁ、この文句を見なければ買わなかったので、よしとしましょうか。
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