読書 2011/08
最近読書があまり進みません。去年はなんとか25冊ほど読みましたが今年はまだ8冊しか読んでない・・・
とりあえず読んだものについては、「読書メーター」っていうサイトに登録はしてるんですけど、一応こっちにも感想とか書いておこうかなと思ったわけです(^^;)
「壁抜け男の謎」 有栖川有栖
短編集ですね。というかまぁショートショートに近いかな。でも落ちもなければひねりもないという・・・
読み終わって「???」となってしまうようなものばかり。どうもここんとこ有栖川有栖とは相性が悪いせいか、わたしの趣味には合わなかったですねぇ。
「花と流れ星」 道尾秀介
こっちも短編集。上のに比べるとちゃんと小説になっているので読んでいてホッとする。
とくに最初の「流れ星のつくり方」は傑作。少年との緊張感あふれる会話とラストのセリフがとっても印象的でした。
ただこれを最初に持ってきたのは構成上のミスかな。これを読んで期待が大きくなりすぎてしまい、そのあとのがいま一つでした・・・
どれも悪くはないですけどね。
「骸の爪」 道尾秀介
上の短編集の登場人物が出てくる同一のシリーズの長編。
伏線の張り方がすごい。ただあまりにも伏線を張りすぎて、後半一気に説明するところが長くなってしまい全体のバランスが崩れてしまった。
一応殺人事件なはずなのに死体が見つからないので、事件としての盛り上がりに欠けるまま種明かしに突入してしまうのもいま一つ。
一番気になるのは、道尾という作者と同名のワトソン役があまりにも馬鹿すぎて読んでいてイライラしてしまうとこかな(-_-)
ワトソン役を間抜けに設定するのは推理小説のセオリーですが、やりすぎ・・・
てなわけで、今月は以上3冊
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