星を継ぐもの
7月 14th, 2010 by PureJyam
SF作家のジェイムズ・P・ホーガン氏が亡くなられましたですね。氏の「星を継ぐもの」は友人に勧められて読んだのですが、こんなにもわくわくさせられた小説は他にはほとんどないですね。月面で5万年前に死んだ人間の死体が見つかるというとんでもないシチュエーションで始まるこの物語は、一つの謎が解けるとそれをきっかけにさらなる謎が沸き上がるというまったく先が読めない展開が最後に太陽系にまたがる壮大な真相が解きあかされて大団円を迎えるというSFでありながら推理小説的でもあるというとてつもなく面白い小説でした。特に語られなかった壮絶な物語を暗示させるラスト1行には鳥肌がたちましたね。
まぁそれ以来、氏の小説は発売されるとすぐに買うという感じで読んでました。でも最近はちょっとご無沙汰で、新しいシリーズなんかはまだ読んでないんですけどね・・・
それにしてもまだ69歳ということで、もっともっと面白い物語を書き続けてほしかったです。
ちょっと本屋へ行って、未読のやつを買い込んでこようかな・・・