ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ミミック

2月 20th, 2025 by PureJyam

「ミミック」 1997
監督はギレルモ・デル・トロ。主演はミラ・ソルヴィノ。SFホラーである。前回の「ビデオドローム」もSFホラーだったが方向性は大分違っていて、あっちが自分自身が何か得体の知れないものに変わってゆくという精神的恐怖だったが、こちらは直接的に巨大化した虫と対峙する恐怖だ。
昆虫学者のスーザンはニューヨークに蔓延した伝染病に対処すべく、病の媒介をするゴキブリに対し天敵となる遺伝子組み換え虫を地下に放つ。そして3年後・・・
冒頭から大量のゴキブリ登場でいやな雰囲気だが、目を背けたくなるほどの虫描写は登場しなかった。結局最終的には人間くらいの大きさになってしまうので、虫というよりはどちらかというと怪物という感じ。
ミミックというと、個人的にはダークソウルシリーズに出てくる宝箱に化けた敵キャラしか思い浮かばないが、生物学的には要するに擬態という意味らしい。今作では人間に擬態するまでに進化した虫のことを指している。
遺伝子操作で半年で死ぬはずの虫が突然変異で生き長らえて怪物化するという筋立ては面白い。ただ虫の造形はよいものの残虐なシーンはあまりなく描写はおとなしい。あと虫を巨大化させてしまうと、やはり化け物としか見えなくて生理的怖さが薄まってしまう。どちらかというとこぶし大くらいの虫が集まって人に見えるみたいにして、襲ってくるときはばらけてうじゃうじゃとかだったら、やばかった気がする。もっともそれだとどうしてもCGが必要で、この当時の技術では難しかっただろう。
タイトルバックのセンスはさすがは、ギレルモ・デル・トロと思ったが、それ以外は普通のB級ホラーといった感じ。
DEATH STRANDING」のノーマン・リーダスが端役ででているのだが、若い頃の風貌が今と大分違うので、最初全くわからなかった。

Posted in 映画

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