ヤミヤミ≒ヨマイヨマイ

このブログはわたしじゅんはじめが外界からの数多の刺激の中で妄想した事柄とか内なる衝動が生み出した邪なる創造の萌芽とかそういうなんだかよくわからないものを徒然なるままに日々雑記として書きつらねていこうと画策した上に設置されたものである・・・・・・・のかもしれないぞっと(^^ゞ

ジャンヌ・ダルク裁判

11月 28th, 2024 by PureJyam

「ジャンヌ・ダルク裁判」 1962
監督ロベール・ブレッソン。主演はフロランス・ドゥレ。タイトル通り、あのジャンヌ・ダルクの裁判というか教会による異端審問の様子を描いている。
ジャンヌ・ダルクの映画というと、1999年のリュック・ベッソン監督のものを思い浮かべるのだが、あっちは確か戦闘シーンもある派手な映画だった気がする。もっとも未見なので、多分当時見た予告とかの記憶でしかないのだけどね。
もちろん今作はそういう系統ではなく、捕らわれたジャンヌ・ダルクと審問官との問答の様子を淡々と描くというまさにロベールブレッソンという感じの映画である。もちろん回想で戦闘シーンが描かれるというようなこともなく、ドラマチックな盛り上がりとかそういうものとは無縁だ。また尺としてはかなり短く65分しかない。
実際の裁判記録に基づいているらしいが、ジャンヌ・ダルクはかなり知的な人間として描かれていて審問官の質問に対してはっきりと的確な返答をしているように見える。
多分史実に詳しければもっと面白く観られたのではないかとは思うが、何分にもジャンヌ・ダルクに関してはフランスにおいてイングランドと戦い、最終的に火あぶりにされたという程度の知識しかないし、キリスト教についてもよく知らないので、何がどうなると異端として認定されるのかとかいうところがよくわからないのがもどかしい。
ジャンヌ・ダルクを演じているフロランス・ドゥレは、素で理知的な雰囲気がある美人で、このあとも何作かの映画に出ているようだが、後に作家になったらしい。

Posted in 映画

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