サイコ
2月 26th, 2024 by PureJyam
ヒッチコックマスターピースコレクションという、14枚組のセットを大分前に買ったのだけど、全然見ないまま放置していたことを思い出したので、ようやく見始める。まぁ北米版ということもあり、14枚組にしてはかなり安かったのだよね。北米版なのに日本語吹き替えも入っているというなかなかのお買い得だった。
「サイコ」 1960
まずは、この説明する必要もないくらいの有名な作品。主演はアンソニー・パーキンス。もちろんサイコスリラーである。
会社の金を横領し彼氏の元へ向かうマリオンは、途中モーテルに1泊することになる。そしてシャワーを浴びる彼女に近づく影があった。
かなり昔にテレビで見た記憶がある。当時その結末に相当の衝撃を受けたのか、そことシャワーシーンしか記憶になくて、その他のストーリーや登場人物を完全に忘れていた。見始めて、これって「サイコ」であってる?と何度かパッケージを見直したくらい。
それにしても結末を知って見てもサスペンスのハラハラ感が衰えることもなく、やはり巨匠の演出はうまいね。アンソニー・パーキンスの演技も素晴らしい。
ただ前半と後半でストーリーが分割されているような印象が強いのだよね。前半のシチュエーションがないと後半の展開に繋がらないというのは確かにあるのだけど、ちょっと主軸がぶれてしまっている感は拭えないかなぁ。もっとも前半の逃走劇がシャワーシーンを境に後半の猟奇殺人へと唐突に切り替わるという意外性を狙ったという見方もできなくもないか。やはり純粋に初見でないとうまく感想がまとまらないね。
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