冷食捜査官
久しくコミックネタをやってなかったので、まとめてみた。前回2021年8月以降のものだが、ここのところ以前からの継続が多くて新規が少なかったので期間は長いが数は多くない。単体で扱ったやつは除いてある。
「冷食捜査官」 とり・みき
食料統制が行われ、食べ物は全て合成物になってしまった未来。天然の冷凍食品は闇で取引される禁制品になっていた。というSF的設定で描かれるギャグマンガである。ストーリー自体はシリアスなのに、不条理ギャグで煙に巻く感じがいかにもとり・みきという感じ。電子媒体にはなかったので、ネットで古本を探してGET。
「BOOGIE WOOGIE WALTZ」「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」 大友克洋
大友克洋大全集のラインナップ。タイトルが同じ旧版があるが、全集版の方は発表順に収録されてゆくようで、「BOOGIE WOOGIE WALTZ」はほぼ変わらないものの「ハイウェイスター」と「さよならにっぽん」は、旧版の「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」「ショートピース」「GOODWEATHER」の収録作品がごっちゃになっている。
それにしても初期の大友克洋は今と全然絵柄が違っていて、コマ割りも大胆不敵なところがとても好きである。そして内容がどれも暗いというね。
「何もなかった」 松本ひで吉
「川尻こだまのただれた生活」系のTwitterまんがをまとめたやつ。話題になった「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の番外みたいな感じ。最近結婚したらしく、旦那のネタもちらほら挟んでくる。
「わくとこまこ」 青木俊直
「ひそねとまそたん」のキャラクター原案をやっていた青木氏のまんが。百合系の恋愛物。この人の描く女の子の絵がほんと好みなのだよねぇ。
「メカニカル バディ ユニバース」 加藤拓弐
戦場で拾った赤ん坊を育てることになった戦闘用アンドロイドのお話を軸に、元はTwitterに上げていた短編をまとめたもの。登場人物の異なるエピソードが微妙にクロスしてゆく感じが好き。まぁ書いているときは作者も関連させる気はなかったのかもしれないけどね。
「ぼっち・ざ・ろっく!」 はまじあき
無料だったので、1巻だけダウンロードしてみたやつ。これをアニメ化してなんであんなに面白くなるのか不思議でしょうがない。もっとも「けいおん!」を読んだときもそう思ったのだけどね。
「アフターゴッド」 江野朱美
神と呼ばれる存在により荒廃した日本で神に対抗しようとする勢力との戦いを描くというシリアスな設定で絵柄もシリアスなのだが、ちょいちょい挟まれるギャグマンガチックな要素で、妙な雰囲気を醸し出している。
「ルリドラゴン」 眞藤雅興
ある日突然角が生えた女子高生のお話。周囲の反応が、ニキビでも出来た程度でしかない緩さがよい。
「ビバリウムで朝食を」 道満晴明
小学生3人組の周囲を不可思議なアイテムや動物そして怪しい人物が取り囲む。いかにも道満っぽい感じがもうなんともね。
以下はとうとう連載終了した面々。
「New Game!」 得能正太郎
2014年に1巻を買っているので足掛け9年の連載。この人の描く女の子の圧倒的なかわいさだけでもすごいが、青葉の成長物語としてのストーリーもよかった。
「亜人ちゃんは語りたい」 ペトス
主要登場人物の吸血鬼、雪女までは普通に思いつくが、もう一人をデュラハンにするというのはなかなかの着想。彼女の存在によって物語に深みが出ていたような気がする。ネタぎれか打ち切りか、終わり方はなんとも微妙なフェードアウト。
「あそびあそばせ」 涼川りん
初期は3人組の物語として面白かったが、途中からやたらと登場人物が増えてきて、かつ誰が誰だかよくわからなくなってあまり面白さを感じなくなってしまったのが残念。
Posted in コミック